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2日間に渡る第1回テストを大きな手応えとともに終了

6月27日、専有テスト2日目。この日の鈴鹿サーキットは8耐を思わせる暑い日差しが降り注ぎ、本番を見据えた絶好のテスト日和となった。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMは、引き続き精力的にテストに取り組んだ。中須賀克行は、セッティングをさらに進めながら本番に向け重要なファクターの一つであるタイヤセレクトに注力。一方、来日から休む間もなくテストに参加し、タフな走りを見せながらも昨日は疲労を隠せなかったアレックス・ローズとマイケル・ファン・デル・マークだったが、しっかりと睡眠をとったことでコンディションを上げて2日目に臨んでいた。

中須賀は重点的にタイヤセレクトを行ったが、路面温度が8耐本番を思わせる50度を超えたことも含め多くの情報収集に成功。本番に向けたタイヤの指針をしっかりと示すことができた。アレックスとマイケルは、中須賀が昨日セッティングを前進させたマシンのチェックに励んだ。この中で2人はマシンへの好感触を得ながらも、それぞれ個人での課題を見つけ、その修正に取り組んでいった。

午後のセッションでは、開始すぐにアレックスとマイケルが2台のマシンで出走。このテストにおける最終確認を実施。これが終わると中須賀を中心としたライダー3人と開発スタッフが一堂に顔を揃えて意見交換と擦り合わせを行い「正しい方向」であることを確認してすべての走行テストを終了した。

そしてセッションの最後には、3人のライダーも加わってピットワーク練習を実施。約1年ぶりとはいえライダーは息の合った動きを、チームは昨年から磨きをかけたスムーズな作業を見せ全テストを終了。こうして2日間ともに良好な天候に恵まれたYAMAHA FACTORY RACING TEAMは、7月末の本番に向け上々のスタートを切ることとなった。

中須賀克行選手

「今日は路面温度が上がって、本番に向けて使用するタイヤをいろいろと試すことができ、その中でほぼ方向性が見えてくるなど、今日もまた重要な成果を得ることができました。バイク自体もかなりの精度でまとまってきているので、次のテストでは、細かな点を詰めていきたいと思います。アレックスとマイケルも、ポジションなど少し我慢してもらうところはありますが、特に大きな違和感があるわけではないし、すでにかなりのハイペースで走ってくれているので、非常に心強いし、大きな課題も特にない状況、8耐に向け順調に進んでいます」

アレックス・ローズ選手

「今日はさらによいフィーリングでした。昨年に比べてもさらによい状況です。午後のセッションではピットワークの練習も行いました。スーパーバイクではないことなので練習はとても重要なことですが、これも含め上々なスタートだと思います。僕自身の技術的な問題としてはいくつかのコーナーでもう少しレベルを上げないといけません。昨日と今日だけでは周回自体が少なく解決はできていませんが、次のテストでは前進できると思っています」

マイケル・ファン・デル・マーク選手

「2日目はしっかりと睡眠をとることができて体調もよく、午前からすぐに速いペースで走ることができました。バイクではいくつか変更がありましたが、走るごとに理解が進みとてもよい感触を得ました。8耐では3人が同じバイクを使いますが、僕は身長が高いためポジションはベストではありませんし、実際にシケインは難しいと感じています。ただし、3人がそれぞれ合わせる必要もわかっているので、僕がシケインの乗り方を見つければよいだけ。本番では問題なく乗れると思います」

吉川和多留監督

「過去3年と比較して天気もよく、路面温度も上がり非常に効率的なテストができました。中須賀選手が全日本で証明していますが、17インチタイヤとマシンの組み合わせが機能しており、アレックス選手とマイケル選手の2人も乗り出しから非常に高いレベルの走りを見せてくれました。マシンに対するコメントも3人が共通しているし、課題という課題もありません。後は今後のテストを通じタイヤライフや燃費などを意識しさらに乗り込んで擦り合わせ改善を図れば、昨年よりさらに高い完成度でレースに臨めると感じています」