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鈴鹿8耐 TOP10 TRIAL
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
エスパルガロが2'06.258で2年連続ポールポジション獲得

7月30日(土)、鈴鹿8耐は3日目を迎え、前日に行われた公式予選の結果を受けて上位10チームによる最終グリッド決定戦となるTOP10トライアルが行われた。 公式予選でトップタイムを記録した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」は、中須賀克行とポル・エスパルガロが出走。エスパルガロは20人中15番手、そして中須賀は全体の最終走者としての登場した。

公式予選10番手から6番手までのライダーのアタック後、12番手に「YART Yamaha Official EWC Team」の野左根航汰が登場。アタックラップに入る直前の最終コーナーでややミスがあり、これでリズムを掴めないままアタックを終えるが、それでも事前テストを含めて自己ベストとなる2分10秒636を記録。そして15番手で登場したエスパルガロには、昨年の2分06秒000を上回るタイムが期待されたが、細かいミスもありタイムは伸びない。それでもこのタイムアタックで初となる6秒台の2分06秒258を叩き出し、場内の喝采をあびた。

その後の17番手出走となったブロック・パークスは、タイムは伸びず2分08秒602どまりで、自身の公式予選タイム2分08秒239を上回ることができなかった。

そして最終走者の中須賀が登場。場内のボルテージは一気に高まり、それを受けて中須賀も順調にペースを上げていくのだが、デグナーカーブでマシンは大きく振られて失速してしまう。この後に中須賀は再度タイムを詰めていくが、2分06秒437にとどまった。

この結果、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」は、エスパルガロのタイムで2年連続となるポールポジションを獲得。また、「YART Yamaha Official EWC Team」は7番手、「GMT94 Yamaha Official EWC TeamGMT94-YAMAHA」は前日の公式予選の結果から12番手で決勝に臨む。

TOP10 TRIAL

No.TeamMachineTime
1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 2'06.258
2 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE Suzuki 2'06.405
3 Team GREEN Kawasaki 2'06.469
4 F.C.C.TSR Honda Honda 2'07.248
5 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2'07.394
6 Team KAGAYAMA Suzuki 2'07.651
7 YART YAMAHA - OFFICIAL EWC TEAM Yamaha 2'08.602
8 TOHO Racing Honda 2'08.716
9 Moto Map SUPPLY Suzuki 2'09.774
10 TEAMJP DOGFIGHTRACING AUSTRALIA Yamaha 2'14.223

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
TOP10 TRIAL:2分06秒258 決勝ポールポジション

中須賀克行選手談

「レースウイークに入ってから、マシンのセットを一度も変えることなく、ポルとアレックスがマシンにそれぞれのライディングを合わせてくれました。そして3人のライダーともに、とても高いアベレージで走ることができているので、マシンはとてもいい状態に仕上がっています。でも、今日のTOP10トライアルでは、デグナーカーブでミスをしてしまいました。少し気合いが入りすぎていたかもしれないですね。正直なところ転倒したと思うほど。その後はうまくリカバリーできたのは良かったけど、またポルのタイムを抜けなかったのは正直悔しいですね」

ポル・エスパルガロ選手談

「ポールポジションを獲れたことはすごくすごくうれしい! 今日はアレイシ(兄・MotoGPライダー)の27歳の誕生日なんだけど、彼にポールポジションを捧げることができたよ。去年よりいいタイムを出したかったんだけど、何ヶ所か滑りやすい場所があって、タイムロスをしてしまった。去年より難しいコンディションだったね。自分が走り終わってナカスガさんの走りを見ている間は、正直、すごくハッピーな気分だったよ。だって、ポールポジションはもう僕たちのものだったからね。レースウイークを通して、3人ともコンスタントにいいペースで走れている。ナカスガさんが仕上げてくれたYZF-R1のセットアップもうまく進んでいて、電子制御をほんの少し変更するぐらいですんでいる。3人それぞれのスタイルもよく似ているから、アジャストするのがラクなんだ。大事なのは明日の決勝。たぶんナカスガさんがパワフルでエネルギッシュなスタートを切ってくれるはずだから、期待してるんだ(笑)」

アレックス・ローズ選手談

「チームにとっては最高のポールポジションになったね! これで決勝もすばらしい位置からスタートをできる。自分は走ってないから不思議な感じだけどね(笑)。昨日の予選もすごくよかった。3人全員が速くて、コンスタントに走れていたからね。決勝に向けてはそれが1番大切なことだ。今年はヤマハのファクトリーチームというすばらしいチームの一員として鈴鹿8耐を戦うことができて、すごくハッピーだ。ライダー3人はすごく仲良くて、いい関係なんだ。これは鈴鹿8耐を勝つための大切な要素だと思う。明日のレースをすごく楽しみにしてるよ!」

吉川和多留監督談

「2年連続でポールポジションを獲れたのだから、とても素晴らしいことだと思います。ただ、フリー走行でセーフティーカーがコースに入り、この段階から2人の走行リズムが崩れてしまっていたし、何よりも去年のTOP10トライアルで2人ともすごいタイムを出しているので、期待が大きすぎた気もします。明日はいよいよ決勝ですが、これまで積み上げてきたことを信じて戦っていきたい。もちろん準備は整っているので、手応えはあります」

YART Yamaha Official EWC Team
TOP10 TRIAL:2分08秒602 決勝7番手

ブロック・パークス選手談

「今日のTOP10トライアルは、チームにとってはすごくいい結果だったと思う。ピレリタイヤのパフォーマンスを示すこともできた。完璧なラップというわけじゃなくて、昨日の2分8秒2から2分8秒6にタイムを落としてしまった。決勝でもっと戦闘力を発揮するためには、あと1秒はほしいところだね。でも、7番手からのスタートは悪くない。明日はコンスタントにいいペースで走り、いい結果を残したいね。この鈴鹿8耐を通して、チームメイトの若い日本人ライダーふたりに自分の経験を伝え、彼らの成長の手助けになればうれしいよ」

野左根航汰選手談

「初めてのTOP10トライアルだったので、ものすごく緊張しました。そしてこのTOP10トライアルで自己ベストの2分10秒台を記録することができました。でも、ニュータイヤでのアタックで、マシンもスプリント仕様に振っていたのに、目標の2分09秒台に入れられず残念です。今回のTOP10トライアルを走ることによって、これまで以上にマシンを把握することができました。明日のレースでは、みんなで力を合わせて戦っていきます」

藤田拓哉選手談

「今日のTOP10トライアルでは僕の出番はありませんでしたが、チームの戦略に従ったものです。マシンも、そして3人のライダーも、いい形で仕上がってきているので、明日の決勝では、チームのために、与えられたパートを全力でこなしていきます。そして上位に進出する機会があれば、チャンスを逃さずに攻めていこうと思っています」

マンディ・カインツ監督談

「7番手というグリッドには満足しているよ。現状でのベストを尽くした結果で、正直これ以上は難しかったと思う。すべてが“アンダーコントロール”、うまくいっているし、明日の決勝に向けての準備は整っている。我々がお見せするレースを、ぜひ楽しみにしていてほしい」