Rd.6 Southwick

渡辺がアクシデントで決勝進出を逃す

AMAモトクロス選手権・第6戦サウスウィックは、渡辺祐介にとって非常に厳しい大会となった。渡辺自身の言葉を借りれば、よい感触でライディングもよかったということだったが、40名のライダーで争われるメインレースへの出場を逃すこととなった

タイムドプラクティスで渡辺は、これまでAグループの中では30番手前後になることが多かったが、最初のプラクティスでは26番手。しかし渡辺のメインレース出場を阻んだのは、Bグループが整った状態のコースを走行することと、このコースを熟知している地元のライダーの存在だった。

結局、両グループの総合結果ではBグループの12人が渡辺のタイムを上回り、順位は38番手。メインレースに出場するためには上位36位までに入らなければならないが、これで渡辺はラストチャンスクオリファイヤー（Consolation Race /コンソレーションレース）に参加することとなった。

メインレースの出場をかけた最後のチャンス。ラストチャンスクオリファイヤーで渡辺は、すばらしいスタートを見せ2番手で1コーナーへと進入する。ところがここでややはらんでしまい、順位が落ち着いたところで4番手となった。

ところがその1周目、高速コーナーに渡辺が進入したとき、後方を走行するライダーのひとりがコントロールを失い渡辺にヒット。これで両選手とも転倒してしまう。渡辺は2台のバイクの下敷きになったため、立ち上がって再びバイクにまたがるのに時間を要してします。その後、すぐに再走を果たした渡辺は、ポジションを挽回すべく速いペースで走行。だがその後、低速コーナーで他のライダーと接触し、再び転倒してしまう。これによってマシンにトラブルが発生。渡辺のウィークはここで終了することとなった。

Comment

渡辺祐介選手談

「非常に残念な週末になりました。ライディングの感触はよかったのですが、予選を通過することができませんでした。次戦に向けて気持ちを切り替え、次は自分のベストライディグができるように準備します」

ダグ・デュバック談

「プラクティスとコンソレーションレースでのライディングはよかったので、悲しい気持ちになりました。ただ、これもレースであり、こういうことも起こり得ることは、我々誰もが知るところです。この機会に、私は祐介を連れてコースの様々なセクションを歩いて回り、トップライダーが様々なセクションで何をしているのか見せました。これも経験として次回をまたがんばってほしいと思います」