Rd.7 RedBud

初のレッドバッドは苦戦を強いられるも24/27位を獲得

7月6日、AMAモトクロス選手権・第7戦レッドバッドが行われた。昨年、渡辺祐介はこのレースを負傷のため欠場しており、走行していないコースのひとつとなる。今大会では450クラスの走行が先になったため、250クラスのプラクティスは「A」グループが有利となった。

最初のタイムドプラクティスで、渡辺はAグループで26番手とする。2回目のプラクティスでの渡辺のベストタイムは1回目に記録したベストタイムより2秒遅くなったが、最終的にAグループ27番手、Bグループを含めた総合では29番手とし、決勝へと駒を進めることとなった。

モト1は、450クラスから行われたため、通常よりもさらに荒れ、無数のわだちのある難しいコンディションの中で行われた。渡辺は25番手前後からスタートし、厳しいコンディションにもかかわらず最初の10分間はポジションをキープしたが、レースを通してライン取りに苦戦していた。こうして後半に入りポジションをいくつか落としが、それでも終盤に数人のライバルをパスし24位でフィニッシュとなった。

モト2は、スタート直後にアクシデントに見舞われる。中団グループに位置して第1コーナーに進入した際に、他のライダーと絡んでクラッシュしてしまったのだ。渡辺はすぐに立ち上がって再走したが、大きく後退ししてしまう。しかしリラックスしたライディグですぐに挽回を開始し、ライバルに追いついてはかわしていった。こうして渡辺は26番手まで追い上げるも、前を行くグループとは大きくギャップがあったため、26番手で単独走行となる。残り5分となったところでトップグループにラップされてしまったが、それでも良いライディングを続け、26位でチェッカーとなった。

Comment

渡辺祐介選手談（24位/26位: 総合28位)

「昨年は怪我でレッドバッドを走っていないので、今回は走ることができてとてもうれしく思います。コースはサンドセクションとダートセクションに分かれていたので、攻略が非常に難しかったですね。モト2ではスタート直後にクラッシュし、最後尾から再スタートしたのですが、良い感じで走ることができました。次のスプリングクリークまでにもっと強くなります」

ダグ・デュバック談

「レース終了後、佑介の手は第1コーナーでのクラッシュの際に強打していて、走行を続けるのも厳しかったことがわかりました。現在、手は腫れているので明日、診察に連れて行くつもりです。全体として今回は渡選手の好調だったが、他のライダーとバトルになった時の速さを上げていく必要がありますので、しっかり準備して2週間後のミルビル（スプリングクリークMXパーク）でのレースに臨みます」