Rd.9 Washougal

モト1で20位、今季2度目のポイント奪取！

AMAモトクロス第9戦ワシューガルが7月27日に開催された。ワシューガルはハードパックで、滑りやすい路面の高速コース。渡辺祐介は金曜日のプレスイベントでライディングする機会を得て、これはプラクティスを前に、コースに少しでも慣れておくチャンスとなった。

渡辺の走りはよく、最初のプラクティスセッションでこれまでのベストポジションとなる23番手につけた。渡辺は2回目のプラクティスでタイムを詰めたが、他のライダーに先行され、Aグループの24番手。さらに、Bグループのひとりが渡辺のタイムをうわまわったため、25番グリッドから決勝を迎えることとなった。

モト1ではスターティングエリアが非常に滑りやすく、渡辺はリアホイールを激しくスピンさせてしまい、第1コーナーで遅れをとってしまう。それでもよいラインを見つけてライダーライバルをパスし、22番手でオープニングラップを終えた。その後も渡辺は何人かのライバルをかわしてトップ20圏内に進出。最後の10分間はライバルとのバトルとなったが、最後の最後にパスされて20位となったが、今季2度目となるポイントを獲得した。

続くモト2に備え、スリッピーなグリッドでのスタート方法について長時間にわたって確認しレースに臨んだが、渡辺はアグレッシブさを失いすぎて、ゲートを離れるのが遅れ第1コーナーへはほぼ最後尾で進入した。それでも素早い挽回を見せ3周目を終えるまでに25番手まで順位を上げた。しかしその後、転倒してしまい31番手前後まで後退してしまう。

それでも再び挽回に転じて順位を上げ、24番手を走るライダーをパスしようとしたところで再びクラッシュ。これにより渡辺はまたしても後退。若干の負傷もありペースを落としたが、それでも最後まで走り切った渡辺は29位でチェッカーを受けた。

Comment

渡辺祐介選手談（20位／29位：総合23位）

「最初のタイムアタックからフィーリングがよく、モト1に向けてとても気持ちが高ぶっていました。モト1ではスタートでホイールスピンさせ、ひどいスタートにでしたが、レース序盤に何人かのライダーをうまくパスして、ポイントを獲得することができました。2回目もスタートが悪く、よい位置につけることができませんでした。小さな転倒を喫してしまい、ポジションを挽回するためにバトルを続けましたが、下り坂でライダーを抜く時に大きなクラッシュをしてしまいました。軽く怪我をして、それでレース終盤に遅れてしまいました。この後、1週間のオフがあるので、ユーナディラでの次のレースには体調を整えて戻りたいと思っています」

ライダーコーチ、ダグ・デュバック談

「全体として祐介にとってはよいレースになりました。しかし特にハードにプッシュした時にミスをしていますが、レース中はもっと冷静に走るべきで、この課題は確実にクリアする必要があります。今日はスタートの遅れが大きく、さらにモト2終盤の大きなクラッシュはやってはいけないミスでした。祐介は首に痛みを訴えており、今週、状態を確認する予定です」