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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.20 11月17日 ソリダリティ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第20戦ソリダリティGP
■開催日:2024年11月16日(土)予選/スプリント
■開催地:カタルニア/スペイン(4.657km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:14度/路面温度:12度
■スプリント 気温:19度/路面温度:20度
■PP:F・バニャイア(1分38秒641/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分39秒171/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロが10位、リンスは16位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは2024シーズン最終戦のスプリントで好バトルを展開し、それぞれ10位と16位でフィニッシュした。

クアルタラロはQ1で2番手を獲得してQ2に出場し、グリッド10番、4列目からのスタート。直後の混雑を巧みに抜けて6番手まで浮上し、上位陣とバトルを展開した。しかし4ラップまでにM・マルケス(ドゥカティ)、A・エスパルガロ(アプリリア)、M・ベゼッキ(ドゥカティ)に抜かれて9番手に後退。その後は周囲のライダーたちと競り合いながら、ともに前方の6台による2位集団を追って行く展開となった。

残り4ラップではその背後に迫ると果敢に仕掛け、一旦はベゼッキを抜き返したものの、次のメインストレートではまた順位が入れ替わる。こうした激しい抜き差しの間に後方からB・ビンダー(KTM)が迫り、最終ラップでは抑えきれずに先行を許してしまった。クアルタラロは最後まで挽回を目指したものの届かず、トップから5.937秒差の10位でゴールした。

一方のリンスは15番グリッドからスタートしたが、その前方ではP・アコスタ(KTM)が接触によりフロントカウルを脱落させており、これを避けてラインを変える間に最後尾まで後退してしまった。リンスはここから素早く挽回を図り、2ラップまでに5台をパス。続いてJ・ミラー(KTM)にバトルを仕掛けて4ラップ目に前に出ると、さらにL・マリーニ(ホンダ)を追って行った。8ラップ目にはこれを捉えて一旦は15番手まで浮上したが、2台はその後もバトルを繰り返し、最終的には16位に後退してチェッカーを受けた。トップとの差は13.217秒だった。

この結果、クアルタラロは合計108ポイントでランキング13位、リンスは合計31ポイントでランキング18位タイ。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計139ポイントでチーム・ランキング8位、ヤマハは合計119ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれ維持している。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(10位)

「もっと速く走れる力がありましたが、前のライダーたちに完全にブロックされてしまいました。ポテンシャルは非常に高くなっていると思いますが、何かが欠けていて、ライバルたちにかなり近づいたとしても互角に戦うことができないような状態です。たとえばベゼッキに仕掛けたオーバーテイクも、決して理想的なものではありませんでした。大きなリスクをかけており、鮮やかなオーバーテイクとは言えないものだったのです。明日に向けてはスピードとグリップ性能の向上に取り組む予定です」

A・リンス選手談(16位)

「タフな戦いでした。スタート直後にアコスタのフェアリングにぶつかりそうになったため、避けようとして最後尾まで後退していまいました。そのようななかで合計6台をパスしたのですから、終わってみれば決して悪くない走りだったのかもしれません。マシンの感触はとても良かったのですが、マリーニを抜こうとしたところでは、すでにタイヤがだめになっていました。1ラップの間、彼の前を走ることができましたが、第1コーナー進入でフロントをロックさせて真っ直ぐ行ってしまい、それ以上はどうすることもできませんでした。全体的には苦しい状況ですが、改善策を見つけつつあります。1分39秒台後半から40秒台前半で走れているので、オープニングラップで少しの運があれば好結果につなげることも可能だと思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「目標にはまだ届いていませんが、改善され、前進できています。ファビオ(クアルタラロ)は予選で素晴らしい走りを見せてくれました。Q1は非常にレベルの高い戦いですが、トップ2を獲得してQ2進出を果たしました。これにより10番グリッドに並ぶことができたわけですが、これは昨日の時点では私たちも予想していなかったことです。スプリントではオープニングラップで果敢にライバルたちに迫っていきました。ツイスティーなセクションでは見事なスキルを発揮しましたが、メインストレートで遅れてしまい、最終的には10位に終わりました。アレックス(リンス)のほうはオープニングラップの最初のセクションでペドロ・アコスタのフェアリングの影響で後退してしまいました。しかしそこからの挽回は非常に素晴らしかったと思います。ふたりの今日のデータを生かして明日に備えます。残りはあと1レース。失うものは何もなく、全力で戦うのみです」

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