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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.20 11月17日 ソリダリティ

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第20戦ソリダリティ(連帯)GP
■開催日:2024年11月15日(金)プラクテイス、16日(土)予選・スプリント、17日(日)決勝
■開催地:カタルニア/スペイン(4.657km)

CIRCUIT DATA

■開設:1991年
■コース長:4.657km
■ベストレースラップ:1分39秒939(2021年:J・ザルコ)
■オールタイムラップレコード:1分38秒639(2023年:F・バニャイア)
■2023年の優勝者:A・エズパルガロ(アプリリア)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、2024シーズン最終戦ソリダリティGPへ

Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、バルセロナ―カタルニア・サーキットで開催されるシーズン最終戦、第20戦ソリダリティ(連帯)GPに出場する。チームおよびF・クアルタラロとA・リンスは#RacingForValenciaと題した募金活動の一環としてオークションに出品する。オークションは金曜日と土曜日の現地時間午後4時~6時にサーキットで開かれるほか、オンラインでも行われる。今大会の収益はすべて、洪水被害に見舞われたバレンシア州の支援を目的に現地で活動しているスペイン赤十字社に寄付される。

2週間前のマレーシアGPで好調ぶりを発揮したクアルタラロは現在ランキング13位。2024シーズン最後のプッシュに強い意気込みを見せている。バルセロナ―カタルニア・サーキットでは2018年にMoto2で優勝、MotoGPに昇格した2019年は2位、2020年と2022年は優勝を果たしている。

一方のリンスは最終戦でも多くのセッティング・オプションを試す予定。ホームコースで好成績を獲得し、現在のランキング18位タイからさらに上を目指す。バルセロナ出身のリンスは地元のヒーローで、2020年にMotoGPで3位表彰台を獲得。また2015年と2016年はMoto2で、2013年はMoto3でいずれも2位と活躍した。

サーキットの建設は1989年に始まり、2年後の1991年にオープン。翌1992年に初めてMotoGPを開催し、すぐさま人々の人気を集めた。計14コーナー(左6,右8)が設けられた全長4.6キロのコースは、スリリングなレース展開で知られる。

ソリダリティGPの2日後の火曜日にはIRTAテストが予定されており、チームとライダーは2025シーズンのマシンを初めて試すことになる。

COMMENT

F・クアルタラロ選手

「バレンシアの洪水は多くの人々に壊滅的な被害をもたらしました。MotoGPパドックだけでも多くの知り合いがこの地域に住んでいますし、もちろん私たちは毎年ここでレースをしているので、この惨事は身近な問題です。この数週間ずっと、被害を受けた方々に思いを寄せてきましたが、このソリダリティGPの開催を通じて積極的に支援する機会を得られたことを肯定的にとらえています。#RacingForValenciaはMotoGPによる素晴らしい取り組みです。私たちはファンの皆様を楽しませ、被災した方々への募金活動に貢献し、2024シーズンを良い形で終えてから来シーズンのテストに臨みたいと思っています」

A・リンス選手

「最終戦への準備が整いました。今回はとても特別な大会になります。私たちはバレンシアを心に留めながらホームコースでレースに臨むこととなります。MotoGPパドックは強い絆で結ばれたコミュニティで、その多くは最も被害が大きかった地域の出身者です。ひとつのパドックとして役割を果たし、レースとソリダリティ(連帯)を通じて人々の重荷を少しでも減らそうとするのは、私たちにとっては当然のことです。2024シーズンはジェットコースターのような展開でしたが、良い形で締めくくり、来週火曜日には2025シーズンに向けてスタートしたいと思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「主催団体の努力により最終戦が開催されることになりうれしく思っています。またバレンシア州の大洪水で被害を受けた方々への支援の証としてソリダリティGPに貢献できることを光栄に思います。前回ここを訪れたのは5月下旬でしたが、そのときとはコンディションがまったく異なっており、パフォーマンスにも影響があるでしょう。しかし6カ月後の2度目の走行はテスト環境としては最適と言えます。このところの数戦は好調が続いているので、勢いをそのままに2024シーズンを締めくくり、ここまでの成果を確認するべく頑張ります。またGP後の火曜日には2025シーズンの初テストが予定されており、私たちもここで来年に向けた新たな試みをスタートします」

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