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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月28日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2024年4月28日(日)決勝
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
■周回数:25周(110.575 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度 ■路面温度:39度
■PP:M・マルケス(1分46秒773/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分37秒449/ドゥカティ)

REPORT

リンスが13位、クアルタラロ15位でそれぞれポイントを獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンスとF・クアルタラロはそれぞれ25番グリッドと23番グリッドからポイント獲得を目指してスタートし、ともに目標を達成した。ほとんどの時間帯でクアルタラロが前、リンスが後ろにつける格好で走行していたが、残り4ラップではリンスがペースを上げて13位、クアルタラロは15位でゴールした。

25番グリッドからスタートしたリンスは、オープニングラップで20番手まで上げてクアルタラロの後ろを確保。周回が進むなかで前方で大勢が転倒したこともあり、残り7ラップではそれぞれ13番手と14番手まで浮上した。リンスはここからチャージを開始。残り3ラップでチームメイトの前へ出ると、そのまま13位でチェッカーを受けた。トップとの差は28.452だった。

クアルタラロは前日のスプリント・レースで見せた絶好の飛び出しを再現したいところだったが、この日は思うようにはいかなかった。最初の数コーナーの混乱を抜けたところで19番手。すぐ後ろにリンスがつけた。ここから懸命に挽回を図るも苦戦し、ライバルたちの不運により順位を上げて13番手とした。しかし最後の数ラップは腕の痛みがあり、リンスと中上貴晶(ホンダ)に先行を許して15位となった。トップとの差は32.015秒。

この結果、クアルタラロは合計25ポイントでランキング12位、リンスは合計6ポイントでランキング19位となった。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計31ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計27ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

4月29日(月)にはIRTA公式テストが予定されている。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手談(13位)

「タフなレースでした... 最後尾からの追い上げは簡単ではありません。でもスタートは昨日よりうまくいって、すぐに何台か抜いてファビオ(クアルタラロ)の後ろにつけました。そのまま中盤までは、ぴったり後ろに続いていましたが、後半は少しずつ離され、コンマ数秒ほど遅れていました。でもそのあと、彼も同様に苦戦し始めました。それでもう一度、追いつき、パスすることができたのです。決して望んでいた結果ではありませんが、今回もまた多くの情報を得ることができたという意味で、私たちにとってはとても重要なレースになりました。コースに出るたびにデータが得られ、それを分析して理解を深めていくということの繰り返しです。明日もまたたくさんのアイテムを試します。前進し続け、働き続けます!」

F・クアルタラロ選手談(15位)

「昨日と同じスタートは切れませんでした。またリア・グリップに問題があり、体力的に非常に厳しいライディングになってしまいました。ブレーキを強くかけすぎたことで腕に痛みが出始め、後半の10ラップほどは、ほとんどブレーキングができないような状態で、ペースを落とさざるを得なくなったのです。本当にタフなレースでした。リア・グリップとコーナリングがうまくいっていないので、明日のテストのなかで状況を変えられるよう重点的に取り組みます。ビッグ・ステップは期待していませんが、マシンのフィーリングが向上し、速くなることを願っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「第4戦スペインGPのウイークは厳しい戦いとなりました。ふたりは今日もグリッド後方に並んだので、いつもと同様に難しい展開になりました。その上、今日はマシンの重さにも苦しみました。グリップ・レベルが低いコンディションだったため、いつも以上に体力を必要とされたのです。このコースでは休む間もなくスロットルとブレーキを繰り返し使わなければならず、身体へ負担が増していました。とくに残り3分の1は本当によく頑張ってくれたと思います。依然として多くの課題があることは明らかですが、その意味でも明日のテストはとても貴重なものになりますし、この1週間で収集したデータを有効に活用できるのはうれしいことです。新しいアイテムをたくさん用意しています。なかでも最も効果的なエアロダイナミクス、新型シャシー、電子制御システムのセッティングなどを優先することになります」

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