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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月28日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2024年4月26日(金)プラクティス
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:35度

REPORT

ウイーク初日は厳しいスタート、リンスが15番手、クアルタラロが20番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンスとF・クアルタラロは第4戦スペインGP初日、プラクティス・セッション(PR)をそれぞれ15番手と20番手で終えた。予選セッションはともにQ1からスタートすることとなる。

リンスはYZR-M1によるヘレス・サーキットでのライディングに序盤、苦戦し、適応にしばらく時間を要した。そのためフリープラクティス第1セッション(FP1)は17番手に留まったが、PRの終盤で進化を見せ、約1.3秒の短縮に成功。セッションの残り10分、23ラップ中18ラップ目で1分36秒959に更新し、最後のタイムアタックではトップ10バトルに加わっていった。これで一時12番手まで上がったが、徐々に後退して15番手。トップとの差は0.934秒だった。

一方のクアルタラロもFP1で14番手と低迷。PRでは中盤で転倒を喫し、貴重な時間を費やしてしまった。走行再開後の17ラップ目に1分37秒382まで更新したものの順位を上げることはできず、トップから1.357秒差で20番手に留まった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手談(総合15番手/1分36秒.959)

「今日は転倒車が続出しました。でも理由はわかりません。私たちはマシンにたくさんのトラブルが出て、これまでの3戦と同じような問題に苦しんでいます。つまりマシンの方向転換が非常に難しい状態なのです。解決すべくさまざまなことを試しましたが、今のところ状況は変わっていません。PRの終盤は他のマシンについて行って違いを比較してみました。明日また、いろいろトライしなければなりませんが、実際のところ、すでにほぼすべてを試しているのです。決勝翌日の月曜日にも新しいアイテムをテストする予定です」

F・クアルタラロ選手談(総合20番手/1分37秒382)

「アレックス(リンス)と同様、マシンの方向転換に苦戦しています。どうやらコーナー進入のブレーキングでいろいろなことを考えすぎてコーナリングで遅れてしまうようです。PRではフロントにハード・コンパウンドを履いていて、第7コーナーでロックさせてしまいました。そのあとは柔らかめのタイヤに替えたのですが、それもあまりうまくはいきませんでした。最後のタイムアタックではミスもありました。いずれにしても最大の問題はコーナリングで、これがすべてを難しくしてしまっているのです。昨年までのデータを詳細に分析して違いを確認し、それから次の作戦を練っていこうと思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今年のへレス・サーキットはここ数年よりも気温が低くなっています。私たちは最初のセッションを順調にスタートすることができず、順位を上げられずに初日を終えることとなりました。ファビオ(クアルタラロ)はPRで転倒して時間を費やしてしまいました。これも前進を妨げる要因になったわけですが、怪我がなかったのは幸いでした。アレックスはPRで大幅にタイムを短縮しましたが、まだトップからはかなり離されている状態です。そのようなわけで今日はふたりともトップ10に入ることができず、Q1に出場することになりました。問題となっているコーナリングを改善するため、これから作業に取り組みます。明日の午前中のFP2が非常に重要になります」

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