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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月20日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦オーストラリアGP
■開催日:2024年10月20日(日)決勝
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)
■周回数:27周(120.096 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:14度/路面温度:22度
■PP:J・マルティン(1分27秒296/ドゥカティ)
■FL:M・マルケス(1分27秒765/ドゥカティ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、貴重なポイント獲得

太陽が輝き、完璧なレース・コンディションに恵まれたメインレース。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは数台のライバルとバトルを展開して9位を獲得し、チームメイトのA・リンスは多くの時間帯でクアルタラロの後ろを走行したあと13位でゴールした。

予選19番手のクアルタラロは、P・アコスタ(KTM)の欠場により18番グリッドからスタート。絶好の飛び出しで一気に9番手まで浮上し、まもなくF・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)に抜かれてオープニングラップを10番手で終えた。5ラップ目にはM・ベッツェッキ(ドゥカティ)の転倒があり、ひとつ挽回したものの、次のラップでR・フェルナンデス(アプリリア)に先行を許して再び10番手。その後は激しいバトルのなかでポジションを確保しようと奮闘するも、13ラップ目にJ・ミラー(KTM)、14ラップ目にJ・ザルコ(ホンダ)に抜かれて少しずつ後退した。

しかしここで手を緩めることはなく、19ラップ目にザルコに追いつくと20ラップ目にこれをパス。さらに残り5ラップと4ラップでミラーとフェルナンデスを次々に抜き返し、9位まで挽回してチェッカーを受けた。トップとの差は18.757秒だった。

一方のリンスは9番グリッドからスタート後、密集した大集団に飲み込まれてオープニングラップを12番手で終了。次のラップではもうひとつ下げて13番手となったが、ここから少しずつペースを上げていき、14ラップ目にはクアルタラロの後ろにつけた。ここからはチームメイトの2台が揃って前方の10位グループを追っていく展開となったが、リンスは思うようにオーバーテイクを仕掛けることができない。終盤は単独走行となり、トップから22.210秒差の13位でゴールした。

この結果、クアルタラロは合計93ポイントでランキング13位をキープ。リンスは合計23ポイントでランキング19位となった。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計116ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計104ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれ維持している。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

F・クアルタラロ選手(9位)

「スタートは非常に良かったのですが、残念ながらレース前半は難しい状況が続きました。何度かハイサイドを起こしそうになり、上位グループのペースについて行くことができませんでした。でも後半は非常に好調で、とくに最後の10ラップは本当に良かったので喜んでいいと思います。このレースからも、また何かを学べると思っています」

A・リンス選手(13位)

「今日の仕事には満足しています。100%を注いだからです。しかし最終の結果には100%満足することはできません。マシンにいくつか変更を加えたことで少し改善が見られたことは間違いなく、昨日のスプリントと比べてトップとの差がいくらか縮まりました。でもそれではまだ足りません。問題は依然として残っており、チームはすでに原因を特定しているのですが、それを解決するにはもう少し時間が必要です」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「今週は厳しい状況が続いていましたが、今日は初日のスタート時点よりも良い形で終えることができました。まだ多くの課題が残っていることは間違いありませんが、ふたりは今日のドライ・コンディションで、昨日までよりも好調に走れていました。ファビオ(クアルタラロ)はスタートとレース終盤が本当に素晴らしく、激しいバトルとオーバーテイクが見られて非常にうれしく思っています。アレックス(リンス)もほぼ同等のペースで走っており、ファビオと同様、正しい方向へと進んでいるのですが、終盤では何かが足りず、バトルから離されてしまったことが残念です。今日のデータを注意深く分析し、来週のタイGPに備えます」

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