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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月20日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦オーストラリアGP
■開催日:2024年10月19日(土)予選/スプリント結果
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)
■スプリント周回数:13周(57.824 km )
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:14度/路面温度:22度
■スプリント 気温:14度/路面温度:25度
■PP:J・マルティン(1分27秒296/ドゥカティ)
■FL:J・マルティン(1分27秒831)

REPORT

SPRINT

クアルタラロ11位、リンス12位

全13ラップで競われたスプリント・レースは難しいコンディションのなかで転倒車が続出。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは、路面の低グリップに苦戦しながらも、それぞれ11位と12位でフィニッシュした。

Q1からの復活がならなかったクアルタラロは19番グリッドからスタート。オープニングラップを18番手で終え、5ラップ目にはチームメイトのリンスに追いつき何度も順位を入れ替えるバトルを展開した。これを制したあとは前方のL・マリーニ(ホンダ)を追いながらA・フェルナンデス(KTM)の追撃を抑える厳しい戦いとなっていたが、この間にもJ・ザルコ(ホンダ)、A・マルケス(ドゥカティ)、J・ミラー(KTM)の転倒により自動的に14番手まで浮上。また残り3ラップではフェルナンデスに先行を許したものの、終盤にかけてP・アコスタ(KTM)、B・ビンダー(KTM)、M・ベッツェッキ(ドゥカティ)、M・ビニャーレス(アプリリア)が次々に転倒したため、クアルタラロは最終的に11位まで上げてチェッカーを受けた。トップとの差は21.379秒だった。

一方のリンスはQ2で9番手を獲得してグリッド3列目からスタートしたが、タイヤがなかなか暖まらず、序盤でポジションをキープすることができなかった。5ラップ目にクアルタラロが先行し、ザルコとマルケスがリタイアした時点で16番手。8ラップ目にはフェルナンデスに抜かれたものの、ミラーの転倒があり復活した。レース後半はほとんどの時間でクアルタラロの後ろにつけており、同様に順位を上げてトップから21.483秒差の12位でゴールした。

この結果、クアルタラロは合計86ポイントでランキング13位をキープ。リンスは合計20ポイントでランキング20位となった。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計106ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計97ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれ維持している。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT

F・クアルタラロ選手(11位)

「タフな一日でした。予選もスプリントもかなり苦戦しました。スタートはとても良かったのですが、ヨハン(ザルコ)とアウグスト(フェルナンデス)がラインを寄せてきていたため抜ききることができませんでした。さらにグリップが非常に低く、このことが大きな問題となりました。でもまさにその解決に取り組んでおり、何か良い答えを見つけ出そうと頑張っています。明日もまたベストを尽くします」

A・リンス選手(12位)

「予選はいい仕事ができました。また昨日のプラクティスでも好タイムを記録してQ2に進むことができました。今朝のウエット・コンディションではそれほど悪くなかったですし、コンディションのわりには良いラップタイムが出たので非常にハッピーでした。つまり、すべてがうまくいっているように見えていたのですが、スプリントでは問題にぶつかってしまいました。スタートダッシュはうまくいきましたが、そのあとウイリーしてしまい、さらにタイヤを暖めるのに5~6ラップかかってしまいました。その間、コントロールが難しい状況でした。このような問題は予想していなかったので、きっと明日も厳しい展開になると思いますが、とにかく全力を尽くすだけです」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「良かったことからお話すると、アレックス(リンス)がグリッド3列目に並ぶことができました。しかしスプリントは期待や予測とは違う展開になってしまいました。ファビオ(クアルタラロ)も同様に苦戦し、レース後にはふたりが同じ感想を話していました。今週は天候に恵まれなかったため、走行時間が限られてしまいました。このような状況のときはとくに、2台しか走っていないことが不利になってしまうのです。今日のデータをしっかり確認し、残りの時間をフルに活用してマシンの全体的な挙動の改善に努めます」

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