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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月20日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦オーストラリアGP
■開催日:2024年10月18日(金)プラクテイス
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度 ■路面温度:27度

REPORT

リンスが10番手でQ2進出を決定、クアルタラロは11番手

第17戦オーストラリアGP初日、午前中に予定されていたフリープラクティス第1セッションは(FP1)激しい雨の影響でキャンセルとなった。午後は天候が回復してプラクティス(PR)が行われ、Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンスとF・クアルタラロは、それぞれ10番手と11番手のタイムを記録。リンスはQ2進出を決定した。

リンスとクアルタラロは午前中、天候の状況を注意深く見守りながらコンディションが整えばすぐさま走り出す準備をしていたが、最終的に1時間40分待ったあとFP1のキャンセルが決定。その後、天候の回復とともに路面が乾き始め、PRは現地時間15:00(日本時間13:00)、完全なドライ・コンディションでスタートした。

リンスはセッションのなかで少しずつペースを上げ、終盤では大幅にタイムを短縮。一時、7番手に浮上し、最終的に10番手を獲得した。ベストタイムは全25ラップ中23ラップ目に記録した1分28秒428で、トップとの差は0.658秒だった。

クアルタラロは再びの雨の可能性を考慮し、早々にタイムアタックを行いトップ10に浮上した。しかしレッドフラッグ(ガチョウがコースを横切ったため)が短時間、振られたあとは全体のタイムが向上。そのためクアルタラロはその後の多くの時間をセッティング調整に当て、最後の10分間で成果を確かめながらタイム更新を目指した。そして全25ラップ中24ラップ目に1分28秒443を記録して再び10番手。しかしチェッカー後に11番手となり、Q2進出を決めることはできなかった。トップとの差は0.673秒だった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

A・リンス選手(プラクティス10番手/1分28秒428)

「大きなストレスではありましたが、最終的に良い結果を得ることができました。午前中はとても長い時間、ピットボックスのなかで待たされていました。今にも出られそうだというのに、次の瞬間にはまた止められてしまうというような状況だったのです。でも午後からのプラクティスで何とか取り返しました。コースは良い状態でしたが、バンピーな部分もたくさんありました。それでもQ2に進めたことをとてもうれしく思っています。懸命に努力した結果ですし、スプリントでもメインレースでも最初の数ラップが非常に重要になるので、グリッドの前の方からスタートするチャンスを獲得できてハッピーです。その意味で全体的に良い一日でした」

F・クアルタラロ選手(プラクティス11番手/1分28秒443)

「非常に難しいセッションでした。このコースは、限界を見つけるまでに多くの周回数を必要とします。100%に到達するにはもっと走りこむ必要があったのですが、それでも最終的にはQ2にかなり近づくことができました。2週間前の日本GPよりもフィーリングは良くなっていますが、ここでは最終セクターと、とくに最終コーナーの改善が必要です。明日の状況次第ですが、もし晴れてくれれば、もう少しグリップが向上し、助けになると思います。Q2進出の可能性もあると思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「FP1の45分間の走行が中止となってしまったため、PRのなかで行うべき作業が多く、タイムアタックは難しい状況になりました。貴重なドライ・コンディションを最大限に活用しながらペースを上げていき、最終的にはアレックス(リンス)とファビオ(クアルタラロ)が0.015秒差となったのですが、そのわずかの差がQ2とQ1を分ける境界線となりました。しかしファビオは明日、Q1からQ2へ進めるチャンスがあると確信しています。セクター4の改善が必要だということがわかっているので、これからデータを確認し、できるだけ限界に近づけていきたいと思っています。予選セッションでグリッド好位置を確保するため、そしてサーキットで観戦してくれるファンの皆さんのためにもドライ・コンディションを期待しています」

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