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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 7月7日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦ドイツGP
■開催日:2024年7月7日(日)決勝
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ(3.671km)
■周回数:30周(118.092 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:32度
■PP:#89 J・マルティン(1分19秒423/ドゥカティ)
■FL:#89 J・マルティン(1分20秒667/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロが11位でポイント獲得、ガードナーは20位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは最高峰クラス自己通算100回目、同時にヤマハでの出場も100回目を数えた記念すべきレースで11位を獲得した。負傷中のA・リンスに代わり出場したR・ガードナーも20位完走と健闘した。

クアルタラロは14番グリッドから好スタート。第1コーナーでは集団の外側を回る格好となったが、懸命にポジションを確保して11番手まで浮上した。その後はP・アコスタ(KTM)、M・ベッツェッキ(ドゥカティ)、F・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)と熾烈なバトルを展開し、一時は順位を下げる場面もあったものの7ラップ目に前方を走るM・ビニャーレス(アプリリア)がコースアウト、9ラップ目にジャンアントニオがリタイアとなったため再び12番手まで挽回した。ここからは単独走行となり、プッシュを続けるなかで少しずつ前との間隔を縮めるもわずかに届かず。残り2ラップでトップ走行中のJ・マルティン(ドゥカティ)が転倒し、クアルタラロは自動的に11位に上がりチェッカーを受けた。トップとの差は17.235秒だった。

一方のガードナーは21番グリッドからスタート後、数台とポジションを競り合い20番手を確保。J・ザルコ(ホンダ)、S・ブラドル(ホンダ)と数ラップにわたりバトルするも、最終的には先行を許して最後尾に後退した。レース後半は自分の走りに集中し、安定したラップタイムで1度のミスもなく30ラップを完走。トップから50.115秒差の20位でゴールした。

この結果、クアルタラロは合計44ポイントでランキング15位、リンスは合計8ポイントでランキング21位、ガードナーはノーポイントとなっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計52ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計48ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれキープした。

MotoGPはこのあと3週間のサマーホリデーを迎える。第10戦イギリスGPは8月2日~4日、シルバーストーンで開催される。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(11位)

「タフな戦いでしたが、今日は予想よりはうまくいきました。序盤で新品タイヤにかなり苦戦したのですが、それでも昨日のスプリントと同じくらいの差でゴールできたので良かったと思います。改善できるところは把握しており、さらに改善を進めるなかで、シーズン後半はもっと良くなってくるはずです。今シーズンは開幕以来、改善し続け、前進し続けています。結果にはまだ結びついていませんが、自分たちで設定した道程をしっかり歩み続けています。まもなく成果が見られると思います」

R・ガードナー選手談(20位)

「マシン・フィーリングを向上させるためにセッティング変更を行いました。ウォームアップではフィーリングが変わっていて、その時点で決勝はいいレースができると確信しました。10ラップ目くらいまでは非常にペースが良く、ザルコ選手やブラドル選手とバトルし、ミルをとの差を詰めていきました。そして8~9ラップにわたってブラドル選手を抑えることもできました。最後の10ラップではリアタイヤのグリップ低下をどのようにコントロールすればいいのかわかりませんでした。でもそれは経験不足が原因です。昨日のスプリントと今日のレースとで比較すれば、やはり今日のほうがずっとペースが上がっていました。今回の参戦を通して有効なフィードバックや異なる観点を提供できたとすれば、とてもうれしいです。ヤマハが今後の開発に役立ててくれることを期待しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「初めにこの場を借りて、ファビオ(クアルタラロ)のMotoGP100回目をお祝いしたいと思います。ヤマハのサテライトチームに加入したのが昨日のことのように感じられますが、今では彼のいないGPは想像できません。この100回すべてで彼は100%の力を注ぎ続けました。今日も例外ではありません。その努力が11位という結果に現れているのです。サマーホリデーは安心して休養してもらいたいと思っています。その間ヤマハは、シーズン後半戦に備えて引き続き懸命に仕事に取り組みます。レミー(ガードナー)には心から感謝しています。彼は常にプロフェッショナルで、一緒にとてもいい仕事ができました。彼にしてみれば、今回はいきなり厳しい場所に放り込まれてしまったわけですが、その状況をしっかり把握し、とてもうまく対応してくれました。チームはこのあとイギリスGPに向けて準備を始めますが、今回彼が集めてくれたデータが必ず効果的に役立ってくれるでしょう」

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