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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 7月7日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦ドイツGP
■開催日:2024年7月6日(土)予選/スプリント
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ(3.671km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:26度/路面温度:36度
■スプリント 気温:30度/路面温度:43度
■PP:#89 J・マルティン(1分19秒423/ドゥカティ)
■FL:M・オリベイラ(1分20秒609/アプリリア)

REPORT

SPRINT
クアルタラロが13位、ガードナーは20位でチェッカー

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスに代わり出場するR・ガードナーは、スプリントでそれぞれ13位と20位を獲得した。クアルタラロは終始、中段グループのなかで4台によるバトルを展開。ガードナーは決勝用セッティングで15ラップの走行を経験し、終盤ではオーバーテイクも見せた。

クアルタラロは14番グリッドからスタート後、ひとつ上げて13番手。しかし激しい追撃を受け、数ラップは懸命に抑えていたものの抑えきれずに15番手まで後退した。その後は集団のなかで11位争いを展開し、終盤でP・アコスタ(KTM)のコースアウトにより14番手、さらにR・フェルナンデス(アプリリア)をパスして13位でフィニッシュ。トップとの差は14.432秒だった。

一方のガードナーは初めてのMotoGPスプリントに意欲的に臨み、22番グリッドから好スタートを決めて第1コーナーへ突進した。初めは集団についていったが徐々に離され、その後は自分のリズムに集中して走行。終盤には残り3ラップでアコスタをパス、さらにJ・ミル(ホンダ)も捉えて20位まで上がりチェッカーを受けた。トップとの差は26.366秒。

この結果、クアルタラロは合計39ポイントでランキング15位、欠場中のリンスは合計8ポイントでランキング20位タイ。ガードナーはノーポイントとなっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計47ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計43ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれキープした。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(13位)

「今日は電子制御システムについて、さまざまなことをテストしました。スプリントでは集団の後ろについて走るなかで、改善すべき課題が見えてきました。残念ながら、これをすぐさま解決することはできそうにありませんが、常にトライは続けています。このコースでは難しいということもわかっています」

R・ガードナー選手談(20位)

「スタートが非常にうまくいって、おそらく1列分くらいは詰めることができました。でも第1コーナー進入でブレーキングを十分に遅らせることができず、その間にミル選手とザルコ選手に抜かれてしまいました。正直に言うと少し臆病になっていたのです。なんとか遅れを取り戻そうと第5コーナーで仕掛けましたが思うようにいかず、そのあとさらにブラドル選手にも抜かれてしまいました。初めの5ラップくらいまでは爆発力みたいなものが足りなかったと思います。終盤になると少し調子が上がりましたが、その頃には差が広がり過ぎていました。スプリントの15ラップのなかでたくさんのことを学び、データを集めることもできました。明日は気持ちが変わり、ストーリーも変わってくると思います」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「スプリントは予想通り厳しい展開になりました。このコースはオーバーテイクが非常に難しいのですが、ファビオ(クアルタラロ)は前のライダーにプレッシャーをかけ続け、チャンスさえあればいつでも仕掛けられる準備をしていました。現実的には、今はまだ私たちが理想としているスピードは出せていませんが、今日のスプリント中のデータが、また明日以降に役立ってくれます。レミー(ガードナー)は今日も私たちを驚かせ続けました。素早く情報を把握してくれるので、チームとしても楽しんで一緒に仕事ができています。昨日と今日でコンディションが大きく変化し、しかもこれほどの短期間でここまでやれているのは本当に素晴らしいと思います。スプリントは明日のためのいいリハーサルになりました。これからもう少しセッティングを調整していきます。チームとしてはただ、彼にはこれまで通りに仕事を進めてもらいたいと思っています」

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