本文へ進みます

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 7月7日 ドイツ

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦ドイツGP
■開催日:2024年7月5日(金)プラクテイス、7月6日(土)予選・スプリント、7月7日(日)決勝
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ(3.671km)

CIRCUIT DATA

■開設:1996年
■コース長:3.671km
■ベストレースラップ:1分21秒225(2023年:J・ザルコ)
■オールタイムラップレコード:1分19秒931(2022年:F・バニャイア)
■2023年の優勝者:J・マルティン(ドゥカティ)

REPORT

リンスの代役としてレミー・ガードナーが参戦

Monster Energy Yamaha MotoGPは第9戦ドイツGP出場のためザクセンリンクへ移動。第8戦オランダGPで負傷したA・リンスは手首と足首の手術を無事に終了し、完治を目指してリハビリに専念することとなった。代わってスーパーバイク世界選手権に参戦中のレミー・ガードナーが出場する。

F・クアルタラロは第8戦終了時点でランキング14位。前回のアッセンでは苦戦したが、ここザクセンリンクでマシンのさらなる改善を追求し、新しいセッティングを試みる。

ザクセンリンクはツイスティで高低差が激しく、左コーナーが続く特徴的なサーキット。このコースでのクアルタラロの活躍はよく知られており、2022年は体調不良にもかかわらず優勝、2021年は3位で表彰台に上っている。

チームメイトのリンスは先週日曜日、オランダGP決勝中に転倒し負傷したが、翌月曜日の夜に手術が無事終了した。チームの助言もあり、サマーブレイク明けの第10戦イギリスGPでの復帰を目指してリハビリに専念することを決断した。

これに伴いMonster Energy Yamaha MotoGPは、ガードナーの出場を決定した。2021年のMoto2チャンピオンであり、2022年にはMotoGPにも参戦していたガードナーは、ザクセンリンクのコースやパドックの雰囲気にも慣れている。2023年からGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamに加入し、ヤマハ・ファミリーの一員としてスーパーバイク世界選手権で戦っている。

ザクセンリンクが位置するザクセン州ケムニッツは、車やモーターサイクルのレース人気が非常に高い都市として知られている。1920年代から公道コースを使用して行われていたが、安全性を考慮して1996年にザクセンリンクを建設し、2年後にはMotoGPを初開催した。コース幅が12メートルと狭く、そのなかに多くのタイト・コーナー(左10、右3)が設けられた低速コースだが、激しいレース展開が魅力となっている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談

「オランダGPは厳しい展開となってしまいました。メインレースでは、とくに序盤でもう少し上を目指せると考えていました。データのなかから何か有効なものが見つかることを期待しています。ザクセンリンクはヤマハにとって決して有利なコースではなく、とくに第2・第3セクターは難しいのですが、良いところを探してまたデータを蓄積していきたいと思っています。アレックス(リンス)の1日も早い回復を祈っています」

A・リンス選手談

「手術が成功し、自宅に帰ります。ドイツGPは残念ながら欠場することになりましたが、なるべく早く復帰したいと思っています。今回は少しつまずいてしまいましたが、私たちのモチベーションはこれまで以上に高まっています」

R・ガードナー選手談

「初めにアレックスの早い回復と幸運をお祈りします。私にとってはとても大きなチャレンジとなりますが、私を信頼しチャンスを与えてくれたヤマハに感謝の気持ちを伝えたいです。たくさんのことを学び、素晴らしい経験になるよう頑張ります。いつもとは違うマシンに乗れること、そして1度だけでもMotoGPに出場できることは、いい経験になります。良いチャンスだと思って、とても楽しみにしています。ありがとうございます」

M・メレガリ談(チーム・ディレクター)

「アレックスの手術が無事に終わり、怪我の状態がシリアスなものではなかったことを知り安心しました。早い回復を祈り、一日も早くパドックに戻ってくるのを待っています。まず初めにそのことをお伝えいたします。
2番目には、このような短期間でガードナーの出場を決定できたことについて、本人そしてGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamに感謝します。彼にとっても興味深い経験になると思います。この重要な期間中、彼に気持ちよく取り組んでもらえるよう私たちが全力で支えます。
ザクセンリンクはとても特徴的なコースです。コース幅が狭く、左コーナーがたくさん続きます。オーバーテイクが難しいので、Q2のポジションがいつも以上に重要になります。厳しいチャレンジですが、最大限の力を駆使し、夏休み前にできるだけ多くのデータを収集したいと思っています」

ページ
先頭へ