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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月30日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦オランダGP
■開催日:2024年6月30日(日)決勝
■開催地:アッセン/オランダ(4.542km)
■周回数:26周(118.092 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:39度
■PP:F・バニャイア(1分30秒540/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分31秒866/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロが12位、リンスは1周目に転倒しリタイア

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは終始、全力を尽くし、YZR-M1のポテンシャルを最大限まで出し切った。レース前半はディフェンシブなライン取りでポジションを守り、少しずつライバルたちを引き離すと、後半は限界まで攻め続け、12位でチェッカーを受けた。チームメイトのA・リンスは15番グリッド(A・エスパルガロの欠場により1ポジション昇格)からジャンプアップを目指して飛び出したが、不運にも転倒を喫し、リタイアとなった。

クアルタラロは12番グリッドからスタート後、13番手でオープニングラップを終了。前日に比べ路面のグリップ・レベルが低くなっていたこともあり、はじめは無理せず少しずつペースを上げていった。そのなかでM・オリベイラ(アプリリア)からのプレッシャーを受け続けることとなったが、懸命に守るうちにオリベイラは残り10ラップで転倒。これで一息ついたクアルタラロは前方を走るJ・ミラー(KTM)に照準を定めたものの、十分に近づくことはできなかった。最終ラップでP・アコスタ(KTM)が転倒したため12位に上げてチェッカーを受けた。トップとの差は24.057秒だった。

リンスはグリッド5列目から絶好のスタートを切るもブレーキングに苦戦。第1コーナーでハイサイドを起こして転倒した。しばらくコース脇に座って呼吸を整えたあと、メディカル・センターへ搬送された。

検査の結果、右足の骨折と右手首の重度の打撲が判明。早急に母国スペインのマドリッドへ飛び、より詳細な検査を受けることとなった。その後の経過は検査終了後に発表される予定で、第9戦ドイツGPの参加については未定となっている。

この結果、クアルタラロは合計39ポイントでランキング14位。リンスは合計8ポイントでランキング20位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計47ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計43ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれキープしている。

第9戦ドイツGPは1週間後の7月5日~7日、ザクセンリンクで開催される。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(13位)

「初めはもっとうまくいくと思っていたのですが、ソフト・コンパウンドのグリップが良くありませんでした。レースを通じてずっとグリップが低いままだったので、十分にプッシュすることができませんでした。終盤は少しフィーリングが良くなったのですが、そのときはすでにペースが遅くなり過ぎていました。次のザクセンリンクに期待します」

A・リンス選手談(DNF)

「スタート後すぐに激しく転倒してしまいました。今、マドリッドへ向かっていて、右手首と右足の怪我の重症度を確認するため詳細な検査を受けることになっています。結果は近日中にお知らせできると思います」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「厳しい展開となりました。ふたりのグリッド・ポジションを考えれば、ここから挽回していくのは難しいということはわかっていました。ファビオ(クアルタラロ)はレース前半でしっかりポジションを守り、この結果を導くことができましたが、12位に満足するわけにはいきません。私たちは引き続きハードワークに取り組みます。アレックス(リンス)のほうは、素晴らしいスタートを切ったにもかかわらず、第1コーナーであのような激しい転倒を喫したことは非常に不運でした。罪と罰とが見合っておらず、大きな代償を払うことになってしまったと思っています。怪我の状態は、当初考えたほどにはひどくなく安心しましたが、やはり手術は必要になりそうです。詳細がわかり次第、お知らせします」

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