本文へ進みます

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月30日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦オランダGP
■開催日:2024年6月29日(土)予選/スプリント
■開催地:アッセン/オランダ(4.542km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:21度/路面温度:28度
■スプリント 気温:25度/路面温度:49度
■PP:F・バニャイア(1分30秒540/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分31秒698/ドゥカティ)

REPORT

SPRINT
クアルタラロが7位としてポイント獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロがスプリントで7位を獲得して3ポイントを加算。チームメイトのA・リンスは9ラップ目の第5コーナーで転倒し、再スタートしたものの19位に留まった。

クアルタラロはQ1で3番手となり、スプリントのスターティング・グリッドは13番手。厳しい戦いが予想されたが、絶好の飛び出しで一気に10番手まで上がり、順調にペースを上げていった。2ラップ目にはF・モルビデリ(ドゥカティ)をパスするもF・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)に先行され、さらにその前方ではM・マルケス(ドゥカティ)が第2コーナーで転倒リタイアと目まぐるしい展開。これで9番手に落ち着いたクアルタラロは安定したペースを守り、後半はほぼ単独走行の状態を維持して淡々とラップを重ねていた。しかし周辺ではさまざまなハプニング。最終ラップにはA・エスパルガロ(アプリリア)が転倒、A・マルケス(ドゥカティ)がロングラップ・ペナルティを規定通りに履行できず3秒加算となったため、クアルタラロは2つ順位を上げて7位を獲得した。トップとの差は10.828秒だった。

一方のリンスは16番グリッド、6列目からのスタート。オープニングラップは中段グループが比較的落ち着いていたため、ポジションを守って1周目を終了した。このあとマルケスの転倒により、ひとつ上げるも、R・フェルナンデス(アプリリア)に先行を許して再び16番手。そのまま後半まで順位をキープしていたが、残り5ラップの第5コーナーで転倒して最後尾まで後退した。それでも素早くマシンに跨り再スタートし、トップから1分23秒553遅れの19位でチェッカーを受けた。

この結果、クアルタラロは合計35ポイントでランキング12位に浮上。リンスは合計8ポイントでランキング20位を維持した。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計43ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計39ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれキープしている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(10位)

「今日は少し良くなりました。でも昨日もお話ししたように、新型エンジンについてはここではなく、他のコースでより大きな進化を感じられるでしょう。それでも今日のスプリントでは、いいレースができたと思っています。現段階では5位~6位を目指していますが、今日はそこにかなり近づくことができました。13番グリッドからのスタートでは簡単ではないので、7位という結果に満足していいと思います。まだ外側からは見えませんが、私たちは一歩一歩、着実に前進しています。スプリントの13ラップですでに体力的に厳しかったのですが、明日はもっと長い戦いになります。またタイヤやその他すべてのことについても困難が予想されるので、しっかりチェックし、もう一度、好成績獲得を目指していきます」

A・リンス選手談(12位)

「厳しい戦いでした。スタートはベストではありませんでしたが、決して悪くもありませんでした。でもそのあとはコーナリングで苦戦することになってしまいました。ブレーキを離すとすぐさま数メートル余計に進んでしまう感じで、思うようにコーナーを回ることができなかったのです。毎回、少しずつ前進していることは間違いありませんが、グランプリ・ウイーク中にさまざまなことをテストするのは、やはり簡単ではありません。そのなかでも今日は、明日のためのデータを収集することができたので、それに沿ってマシンを少し変更し、メイン・レースに活かしたいと思います」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「難しいチャレンジになることはわかっていました。ファビオ(クアルタラロ)については、グリッド・ポジションを考えれば素晴らしかったと思いますが、それでもまだ多くの課題が残っています。彼自身は非常にいい仕事をしてくれました。中段位置からのスタートは大勢が混戦するため難しいのですが、彼はオープニングラップで良い場所を確保しました。そのことがポイント獲得を後押ししたと考えています。アレックス(リンス)のほうは、残念ながらあまり良いところがありませんでした。16番グリッドという不利な条件に加え、セッティングも味方してくれなかったようです。ここで一度リセットし、明日に向けて新たな取り組みを行っていきます」

ページ
先頭へ