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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月2日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦イタリアGP
■開催日:2024年5月31日(金)プラクテイス
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度/路面温度:36度

REPORT

リンスがプラクティス2番手でQ2進出決定。クアルタラロは0.019秒届かず11番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンスとF・クアルタラロは第7戦イタリアGPのウイーク初日、2週間前に行ったプライベート・テストの成果を存分に発揮した。フリープラクティス第1セッション(FP1)ではそれぞれ9番手と2番手を獲得してともにトップ10入り。プラクティス(PR)ではリンスが2番手に上がりQ2進出を決定した一方で、クアルタラロはわずか0.019秒差で11番手に留まり、Q1から復活を目指すこととなった。

リンスはFP1から早々にペースをつかみ、転倒があったにもかかわらず9番手獲得と好調ぶりをアピール。午後は3~4時から雨が予想されていたため、PRではリンスを含め多くのライダーが序盤から積極的にタイムアタックを行った。すぐさま2番手へ浮上したリンスはセッション終盤までポジションをキープしていたが、予想に反してドライ・コンディションが維持されると、2回目のアタックに備える間に11番手まで後退。それでも素早く反応して全23ラップ中22ラップ目で1分45秒211のベストタイムを記録し、一気に2番手に復活した。トップとの差は0.273秒だった。

一方のクアルタラロはFP1で2番手を獲得。PRでも勢いを維持して最初のアタックで6番手につけ、セッション中盤はマシンのセッティング作業を継続しながら終盤の戦いに備えた。残り約6分半の時点で14番手まで後退していたものの、最後の走行が始まると全21ラップ中19ラップ目で1分45秒480に更新して3番手に浮上。しかしライバルたちがペースを上げた一方でクアルタラロは最後の2ラップで短縮できず、トップから0.542秒、トップ10から0.019秒差の11番手で終えた。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
A・リンス選手(2番手/1分44秒938)

「2週間前のプライベート・テストが確かに役に立ったと思います。でもそれも午前中のセッションの最初の15ラップだけだったような気もします。実際のところカタルニアでも1ラップの速さはあったのですが、ここでは初めから順調で、今日はユーズドタイヤを履いていても強さを感じることができました。最後のアタックは単独走行の状態でしたが、ピットボードに"11位"と出ていたので、今回はだめなのかと思いながらも全力でプッシュしました。すると信じられないようなタイムが出たのです。とても満足しています。それにあのラップは決して完璧だったわけではなく、何度かミスもありました。そう考えれば、あとコンマ数秒は縮められるかもしれませんが、それほど多くはないでしょう。今後もベース・セッティングの向上を目指して作業を継続しなければなりません。データを分析し、明日に臨むのを楽しみにしています」

F・クアルタラロ選手(11番手/1分46秒480)

「Q2にあと少しというところで11番手に留まったことは、とても残念です。トップ3にわずか0.1秒、アレックス(リンス)に0.2秒というところまで近づいているのです。でもテストのなかでもアレックスのほうが速かったので、その理由をしっかり分析しなければなりません。私自身はテストのときよりも今日のほうが、フィーリングが良くなっています。前にもお話ししましたが、新型エアロパーツを装着したマシンでより多く周回することが大切です。実際に少しずつ良くなっていて、より自然に乗れるようになっているのは、うれしいことです。今は月曜日のムジェロ・テスト、さらにそのあとのバレンシアを楽しみにしています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「全体的には非常に楽しいスタートになったと感じています。チームにとってはおそらく、ここしばらくで最も好調な金曜日と言えるでしょう。プライベート・テストのデータはもちろん役立ちましたが、アレックスの仕事ぶりが本当に素晴らしく、そこにも注目しなければなりません。ベストラップは単独走行時に記録しました。前回のカタルニアは自分のミスではないところで残念な結果に終わってしまっただけに、今日の活躍は私たちにとっても本当にうれしいことですし、彼にはこの瞬間をエンジョイしてもらいと思っています。そしてこのチャンスを生かせるよう、明日のFP2もチーム全員で努力します。ファビオ(クアルタラロ)もスピードとペースは十分でしたが、トップ10入りを逃すこととなり非常に残念です。このコースでは場所とタイミングが合わなければツケを払わされることとなり、今回は彼にそのようなことが起きてしまいました。チームとしては、さらなるタイム短縮を目指してマシンを準備し、彼のQ1通過を後押しできるよう頑張ります」

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