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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 5月26日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦カタルニアGP
■開催日:2024年5月24日(金)プラクティス
■開催地:カタルニア/スペイン(4.657km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:43度

REPORT

リンスが母国GPで9番手とQ2進出、クアルタラロは14番手

Monster Energy Yamaha MotoGPは第6戦カタルニアGPのウイーク初日、新型空力パーツを採用したマシンで好感触を得た。A・リンスはプラクティス(PR)で9番手を獲得してQ2進出を決定。F・クアルタラロは転倒とセッション終盤のイエローフラッグの影響で14番手に留まり、Q1からポジションアップを目指す。

ホームGPに並々ならぬ意欲を燃やすリンス。午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)では低い路面グリップと闘いながら周回を重ね、午後からのPRでその成果を発揮した。1時間のセッションの残り17分で1分39秒616を記録し、一気に5番手に浮上。セッション終盤で全体のペースが上がると8番手まで後退したため、もう一度アタックすると全20ラップ中18ラップ目で1分39秒043に更新した。これで一時7番手に上がったが、最終的にトップから0.481秒差の9番手となりQ2進出を決めた。

一方のクアルタラロは、FP1で先週のムジェロ・プライベート・テストで試した新型空力パーツを投入して好感触。PRでも序盤から4番手につける好調ぶりを見せていたが、その後、転倒があり時間を費やすこととなってしまった。残り12分で復帰して再びトップ10を目指し、19ラップ目に1分39秒352を記録して11番手。最終ラップではセクター毎にタイムを更新していたが、イエローフラッグが出されたため記録に結びつけることはでず、トップから0.790秒差の14番手で終えた。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Practice
Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手談(9番手/1分39秒043)

「好調な一日でした。直接Q2に進むことは非常に重要で、これですでに、少なくともグリッドの前半分からスタートできるので大きな助けになります。午前中のセッションではリアグリップに苦戦し、路面がまるで、いつものフィーリングとは違うもののように感じました。通常ならローグリップのコンディションでもトラクションをつかんで自信を持って走ることができるのですが、今日はいつも通りにはいきませんでした。そのため午後はセッティングを完全に変更し、フィーリングが向上したのです。スプリント・レースに向けて、タイヤ・コントロールを含め多くの作業に取り組んでいます。今日一日で大きく前進することができました」

F・クアルタラロ選手談(14番手/1分39秒352)

「フィーリングは良くなっています。エアロパーツは期待通りに機能していて大きな助けになっています。タイムアタックで混乱してしまったのは残念です。セッティング変更で時間を使い過ぎてしまったため2度目の走行は1ラップしかできず、それがイエローフラッグ中だったのでタイムを記録することはできませんでした。ペースに焦点を当てれば、それは非常に順調です。でもこのような理由でQ2を逃したことは、あまり良くなかったと思います。ペースは以前よりずっと上がっているのです」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ウイーク初日を順調にスタートすることができてうれしく思います。このコースは初日にグリップ不足があるのですが、そのことを予期していたので、うまく調整することができました。また新しいエアロパーツもとても順調です。アレックス(リンス)がホームGPでQ2進出を決めたことは喜ばしいことですし、彼にとっては何としても成し遂げたいことでした。ファビオ(クアルタラロ)も良いペースを持っているので、転倒とピットでの無駄な時間とイエローフラッグがなければトップ10を獲得していたでしょう。その意味で全体的に好調と言え、私たちは今大会を楽しみ、いいレースができると信じています。ライダーたちが予選とスプリントでいい仕事ができるよう、チームは今晩と明日のFP2で、全力で作業に取り組みます」

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