MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.06 5月26日 カタルニア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第6戦カタルニアGP
■開催日:2024年5月24日(金)プラクテイス、25日(土)予選・スプリント、26日(日)決勝
■開催地:カタルニア/スペイン(4.657km)
CIRCUIT DATA
■開設:1991年
■コース長:4.657km
■ベストレースラップ:1分39秒939(2021年:J・ザルコ)
■オールタイムラップレコード:1分38秒639(2023年:F・バニャイア)
■2023年の優勝者:A・エズパルガロ(アプリリア)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、新型空力パーツなどの成果を実践投入!
Monster Energy Yamaha MotoGPが今週末から始まる2連戦に向けてギアを上げている。第6戦カタルニアGPはチームのタイトル・スポンサー、Monster Energyが大会スポンサーを務める重要な大会であり、ライダーのA・リンスのホームGPでもある。チーム全員が好パフォーマンスを披露すべく意欲満々でウイークのスタートを待っている。
F・クアルタラロは第5戦終了時点でランキング12位。2週間前のフランスGPで獲得した新しいセッティングや先週のムジェロ・プライベート・テストで試した新型空力パーツの効果に期待をかけている。カタルニアGPでは2018年にMoto2で優勝、翌2019年はMotoGPで2位、2020年と2022年はいずれも優勝を果たすなど多くの好成績を残している。
一方のリンスはムジェロ・テストでこれまでのベースセッティングを一旦リセットし、ニューアイテムを分析・評価した。その成果を実践で試すこととなる今週末は、初日から好感触をつかみ、プラクティス、予選ともに高順位を獲得し、最終的にホームGPでのポイント加算を目指す。第5戦終了時点のランキングは20位。バルセロナで生まれた地元のヒーローは2020年にMotoGPで3位表彰台を獲得したほか、2015年と2016年にMoto2で2位、2013年にMoto3で2位と長年にわたり活躍を続けている。
舞台となるバルセロナのカタルニア・サーキットは1989年に建設を開始し、2年後にオープン。1992年に初めてのMotoGPを開催すると、すぐさま大勢のファンを集める人気のサーキットとなった。全長4.66キロ、計14のコーナー(左6・右8)を持つコースはスリリングなレース展開で知られている。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「ムジェロでのプライベート・テストを経て、今回使用する空力パーツのバージョンが決まりました。実践でどのような反応があるか、楽しみにしています。もちろん、いつものようにベストを尽くします。今回はMonster Energyがタイトル・スポンサーとなる大会でもあるため、チームの士気は最大限まで高まっています。私にとっても好きなコースであり、何度も好レースを経験し、とくに2022年は良い思い出になっています。前回のル・マンでセッティングが一歩、前進したので、今回は成績につなげたいと思います」
A・リンス選手談
「今季初のMonster Energy GPであり、私のホームGPでもあります。当然、いつも以上にエキサイトしています。先週はプライベート・テストの機会が与えられ、そのチャンスを最大限に活かすため全力でハードワークに取り組みました。今回は新しい空力パーツを使用する予定ですが、私はそのバージョンがとても気に入っています。このようにすべてが良い状態にあるので、ウイークのスタートが本当に楽しみです」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「今週末のカタルニアGPと来週のイタリアGPが連戦となり、チームにとってはとても忙しい期間が始まります。ここバルセロナでは、先週のムジェロ・プライベート・テストで獲得した成果を実践で試すことになります。新しい空力パーツでポジティブなデータが得られているので、今回おそらく、それを承認することになるでしょう。しかしながら、バルセロナのコースはムジェロに比べ、とくに初日に路面グリップが低い傾向にあります。昨年はそのことで苦戦したので、今年は同様の問題をクリアするための最善の対策を準備しています。Monster Energyが主催し、