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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 5月12日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第5戦フランスGP
■開催日:2024年5月11日(土)予選/スプリント
■開催地:ル・マン/フランス(4.185km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:22度/路面温度:33度
■スプリント 気温:26度/路面温度:41度
■PP:J・マルティン(1分29秒919/ドゥカティ)
■FL:M・ベッツェッキ(1分30秒852/ドゥカティ)

REPORT

SPRINT
8番グリッドからスタートしたクアルタラロが10位、リンスは転倒リタイア

第5戦フランスGPウイーク2日目の土曜日、ル・マン・サーキットは大勢の熱狂的なファンで埋め尽くされ、ほぼ満席となったメインスタンドから大声援がおくられた。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは母国ファンを喜ばせようと意欲満々。前日の予選で8番手を獲得したことに続いてスプリントでも全力でプッシュし、10位でチェッカーを受けた。チームメイトのA・リンスは終盤、転倒リタイアとなっている。

8番グリッドから飛び出したクアルタラロは、スタート直後の混乱のなかでポジションをキープ。しかし数ラップ後には3台に先行を許して11番手に後退した。このあとは大きな変動はなく、残り4ラップで上位走行中のM・ベゼッキ(ドゥカティ)が転倒したことで10番手に浮上し、そのまま順位を守ってゴールした。すぐ前を走っていたR・フェルナンデス(アプリリア)をとらえたいところだったがわずかに届かず、ポイント獲得はならなかった。トップとの差は12.699秒だった。

一方のリンスは16番グリッドからスタート後、全22台が激しく順位を競り合う第1セクターで2つ後退。すぐさま1台を抜き返したものの、その後は17番手キープの時間帯が続いた。3ラップ目には目の前を走っていたF・バニャイア(ドゥカティ)の後退により16番手に復帰。続いてA・マルケス(ドゥカティ)とF・モルビデリ(ドゥカティ)に照準を定めてペースを上げていったが、7ラップ目の第8コーナーで転倒し、そのままリタイアした。

この結果、クアルタラロは合計25ポイントでランキング12位をキープし、リンスは合計6ポイントでランキング20位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計31ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計27ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(10位)

「スプリントよりも予選のほうが好調でした。スプリントではグリップレベルの低さに苦戦したのです。ドライ・コンディションでグリップが低い場合はウエットならもっと低くなってしまうので、もしも明日、雨が降ればより厳しくなるでしょう。何とか少しでも改善したいと思っています。そうした状況のなかでも、今日の最大の成果は100%の力を注いだということです。ホームGPウイークは大騒ぎで、スペシャル・ヘルメットやキャップ、Tシャツが初日から売り切れになるほどです。まさにクレイジーと言える状況ですが、私にとってはもちろん、大勢のファンがここに集まってくれるのは本当にうれしいことです」

A・リンス選手選手談(DNF)

「大丈夫、怪我はありません。でも奇妙なのは、転倒するまでは何も問題がなかったということです。全力でプッシュしていると、このようなことが起こるのだというしかなさそうです。アレックス・マルケス選手が前を走っていて、実際にはあの瞬間はモルビデリ選手だったのですが、私はとても順調に走行を続けていたわけです。昨日までにハード・コンパウンドのタイヤをテストするチャンスがなかったので、今日のスプリントのなかでは敢えてそれを使用していましたが、感触は悪くありませんでした。ところがフロントから突然、切れ込んでしまったのです。ライダーとしては悔しい結果ですが、気持ちを切り替えて前を向いていきます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「チーム全体としては良いことと良くないことが混ざり合った一日になりました。ファビオ(クアルタラロ)は午前中の予選で健闘して8番グリッドを獲得しましたが、スプリントでは思うような走りができず、オーバーテイクも十分に行えず順位を上げることはできませんでした。フランスGPは彼にとって非常に大きな意味があるものなので、チームとしても彼のために最高のマシンを用意したいと思っています。アレックス(リンス)については、まず怪我がなかったことにほっとしています。残念な結果になりましたが、明日に向けて気持ちを切り替え、新たなプランで成績向上を目指していきます。明日は、とくにMotoGPの決勝中に雨が降るかもしれません。そうなれば事態はより複雑になり、ファンにとってはエキサイティングな展開になる可能性もありますが、私たちとしてはドライ・コンディションを望んでいます。来週、ムジェロ・サーキットでプライベート・テストを予定しており、その前の重要なデータ収集の機会にもなるからです」

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