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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 5月12日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第5戦フランスGP
■開催日:2024年5月10日(金)プラクティス
■開催地:ル・マン/フランス(4.185km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:度39

REPORT

ホームグランプリでクアルタラロが10番手でQ2へ、リンスは14番手

第5戦フランスGPウイーク初日は快晴に恵まれ、Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは絶好のコンディションの下でハード・プッシュを繰り返した。その結果、クアルタラロはプラクティス(PR)で10番手を獲得して早々にQ2進出を決定。リンスは14番手でQ1に出場する。

ホームGPでファンの大声援に迎えられたクアルタラロ。意欲満々で初日をスタートし、午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)では午後のタイムアタックに向けた準備に取り組んだ。PRでも順調にタイムを短縮して早々にトップ10に浮上。しかしセッション終盤で全体のペースがさらに上がることを考慮して努力を続け、全26ラップ中24ラップ目で1分30秒788に更新して7番手とした。最後の数分で一層、激しさが増すなかで少しずつ後退したが、トップ10を獲得してQ2進出を決めた。トップとの差は0.400秒だった。

一方のリンスは、タイヤ周りの調整作業を課題にFP1をスタート。ル・マンではハード・ブレーキングと素早い加速、リアエンド・トラクションが鍵となるため、さまざまなタイヤ・オプションを試して比較検討した。そのなかでラップタイムも着実に更新し、PRでは残り4分の時点で11番手まで上がったが、終盤で後退し、イエローフラッグの影響もあり14番手に留まった。ベストタイムは全28ラップ中25ラップ目に記録した1分31秒206で、トップとの差は0.818秒だった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Practice
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(10番手/1分30秒788)

「ル・マンの初日にトップ10を獲得できたことは素晴らしい結果です。ラップタイムもとても良かったと思います。私自身、限界までプッシュしたのです。最初のアタックで、たしか8番手まで上がったと思います。そのあとさらにプッシュし、さらに短縮できました。Q2進出以上にうれしかったことは、3位の選手にコンマ2秒差まで近づけたことです。これは本当に大きな成果です。すべての要素を100%引き出せれば、ライバルたちとの差をもっと縮めることができるでしょう。今日、初めて使用したヘルメットはファンとの交流を喜ぶ意味があり、またヤマハとの新たな関係構築を祝うものでもあります。何か面白いもの、今までとは違うものを創りたかったのです。ブーツやグローブもとても気に入っています」

A・リンス選手談(14番手/1分31秒206)

「決して悪くはありませんでした。今回は、タイヤに関してこれまでとは違う戦略をとっています。午前中のセッションでは最初にミディアム・コンパウンドを試し、すぐにソフトに替えて周回を重ね、プラクティスでどこまでいけるかを確認しました。結果は悪くありませんでした。タイヤのテストを行っている間はラップタイムは上がりませんが、良い形で作業を進めることができました。それでもまだ課題は残っており、スピンがありますし、トラクションも低い状態です。最終的には、他のサーキットに比べればトップとの差を縮めることができ、依然として伸びしろが残っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ファビオ(クアルタラロ)の結果にとても満足しています。ここル・マンでファンからの大声援を受けたことが後押しになって、深く追求し、好タイムにつながったことは間違いないと思います。Q2進出は常に私たちの目標ですが、決して簡単なことではありません。"好スタートが戦いの半分"などと言われますが、Q2出場は私たちにとって、本当に大きな助けになります。アレックス(リンス)も一日中、ハードワークを続け、かなりペースが上がってきました。しかしパフォーマンスはまだ彼の理想に届いておらず、トップ10に入ることはできませんでした。明日のQ1でQ2進出のチャンスをつかめるよう、チーム一丸となって彼をサポートしていきます」

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