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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月14日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アメリカズGP
■開催日:2024年4月14日(日)決勝
■開催地:オースティン/アメリカ(5.513km)
■周回数:20周(110.26 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:42度
■PP:M・ビニャーレス(2分00秒864/アプリリア)
■FL:M・ビニャーレス(2分02秒575/アプリリア)

REPORT

クアルタラロ、20番手からの懸命の挽回で12位

第3戦アメリカGP決勝は、Monster Energy Yamaha MotoGPにとって厳しい展開となった。F・クアルタラロは序盤で出遅れたあと懸命の挽回で12位。A・リンスは好スタートを切ったもののポジションをキープすることができずに後退し、11ラップ目に転倒してリタイアとなった。

16番グリッドからスタートしたクアルタラロはすぐさま14番手へと浮上。しかしその後の混乱のなかで大きくはらみ、オープニングラップ終了時点で20番手まで後退してしまう。ここから挽回を目指してもう一度ペースを上げ、8ラップ目には17番手でリンスの後ろにつけた。1ラップ後には2台の順位が逆転し、ポイント獲得を目指す戦いが始まった。

A・フェルナンデス(KTM)を捉え、M・マルケス(ドゥカティ)とA・マルケス(ドゥカティ)が転倒したことで、12ラップ目には13番手に浮上。残り8ラップはひたすら身体を伏せ、スプリント・レースの様相でハイペースを維持し、3秒以上あった差を縮めて最終ラップでJ・ミラー(KTM)をパス。トップから22.899秒差の12位でチェッカーを受けた。

一方のリンスは15番グリッドから絶好のスタート。全22台が一気に飛び込んでいくタイトな第1コーナーでイン側のラインをとり、7番手まで浮上した。序盤はこのポジションをキープしたが、やがて抑えきれなくなり少しずつ後退。そして9ラップ目にはクアルタラロに先行を許して17番手となった。前方の転倒もあり一旦は15番手まで挽回したが、11ラップ目の第3セクターで転倒してそのままリタイアとなった。

この結果、クアルタラロは合計19ポイントでランキング12位、リンスは合計3ポイントでランキング19位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計22ポイントでチームランキング8位、ヤマハは合計19ポイントでコンストラクターズランキング4位となっている。

次回第4戦スペインGPは2週間後の4月26日~28日、へレス・サーキットで開催される。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(12位)

「オープニングラップの第12コーナーで真っ直ぐいってしまいました。ここで何台かに抜かれましたが、正直に言えば、もっとひどい状況を予想していました。ペースは良くはありませんでしたが、タイヤ・グリップの低下はそれほどひどくありませんでした。その意味では、もう少し順位を上げることも可能だったかもしれませんが、今週はとにかく多くのものを試すことがすべてで、ひたすらマシンの改善に集中していました。今日も初めての仕様で臨みました。このように本当に多くのものをテストし、さまざまなトライができたことはとてもよかったと思っています。すべてのことが経験になります。何が必要なのかがわかっていて、今後、取り組むべき確かな方向性がつかめているのでポジティブに受けとめています」

A・リンス選手談(DNF)

「スタートは絶好調。非常にうまくいって、オープニングラップで8つポジションを上げることができました。しかし今日は、午前中のウォームアップでまったく異なる仕様のマシンを試していました。それが今後の方向性と合っているかどうかを確認たかったのですが、ウォームアップは10分間しかないので、これまでのものと大きな違いが感じられないまま終わってしまいました。もしかすると、昨日苦戦したスローコーナーでブレーキを緩めれば、もう少しフィーリングがよくなるかもしれません。それでそのセッティングを維持することにしたのですが、これが大きな間違いでした。そこで遅れてしまうことになりました。そのあと第15コーナーで小さなミスをしました。あの場所は路面にいくつかバンプがあって、おそらくフロントブレーキにいつも以上の負荷がかかった状態で乗ってしまったのだと思います」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今日の結果に満足することはできず、課題を残したことは明らかです。でも私たちは決して努力を惜しみません。ウイークを通して厳しい状況が続きましたが、同時に建設的な1週間でもありました。新しいものをたくさんトライし、そのデータが今後の進化のために役立ってくれるでしょう。ファビオ(クアルタラロ)がオープニングラップで20番手まで後退してしまったことは非常に残念です。というのも、彼のタイヤの耐久性は悪くない状態だったのです。一方でアレックス(リンス)は絶好のスタートを決めましたが、実験的に試したセッティングが合わず、ペースを上げることができませんでした。こうした多くの経験を通じてさらに洞察を深めることができました。2週間後のヘレスに照準を合わせて戦略を練り、もう一度、力を結集して挑みます」

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