本文へ進みます
サイト内検索

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月14日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アメリカズGP
■開催日:2024年4月13日(土)予選/スプリント結果
■開催地:オースティン/アメリカ(5.513km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:23度/路面温度:33度
■スプリント 気温:26度/路面温度:40度
■PP:M・ビニャーレス(2分00秒864/アプリリア)
■FL:M・ビニャーレス(2分02秒275)

REPORT

SPRINT
Monster Energy Yamaha MotoGP、スプリントで粘りの走り

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスはスプリント・レースをそれぞれグリッド16番と15番からスタート。挽回を目指したが思うようにペースが上がらず、15位と16位でチェッカーを受けた。ポイント獲得はならなかった。

クアルタラロはグリッド16番、6列目からスタート後、オープニングラップで13番手へ浮上。3ラップにわたりポジションをキープしたが、M・ベゼッキ(ドゥカティ)に抜かれ、1ラップ後にはA・マルケス(ドゥカティ)にも先行を許して15番手となった。後半戦は5台から成る10位集団を追跡するも徐々に水を開けられ、トップ10入りは難しい状況。それでも最終ラップまでマルケスを追い続け、0.106差まで迫る15位でゴールした。トップとの差は15.574秒だった。

一方のリンスは15番グリッドから好スタートを決めて12番手まで上がったが、その後の混乱のなかで一時、22番手まで後退してしまう。しかしそこから素早く挽回し、オープニングラップを終えて17番手で戻って来た。その後もあきらめることなくJ・ザルコ(ホンダ)とバトル。4ラップ目にはこれを制して16番手に上がり、クアルタラロの後ろにつけた。後半は懸命に身体を伏せてチームメイトを追って行ったが届かなかった。トップとの差は18.146秒。

この結果、クアルタラロは合計15ポイントでランキング11位(F・ジャンアントニオと並ぶ10位タイ)。リンスは3ポイントで18位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計18ポイントでチーム・ランキング8位、ヤマハは合計15ポイントでランキング4位となっている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手(15位)

「アレックス・マルケスの後ろを走っていました。第2セクターと第3セクターは私のほうが速いのですが、第1と第4は彼のほうが上。ですから追いついては離されての繰り返しで、結局、最後までパスすることはできませんでした。私たちは今週、走行のたびにマシンに大幅な変更を試みてきました。そのため今日のスプリント・レースでも、これまで使ったことのない仕様で走っていたのです。その意味で、大きな変更をトライできる今のポジションも悪くないと思っています。たとえ結果に現れていないとしても、今、取り組んでいる方向性はとても良いと感じています。明日も午前中で新しいものを試し、もし良いアイディアが得られれば、それを決勝レースで使います。今のポジションにこだわる必要はなく、それよりもさまざまなことにトライしていくことが、今後の方向性に関するヒントを与えてくれます。それによって将来を見据えたポジティブなアイディアが生まれています」

A・リンス選手(16位)

「スプリント・レースは非常に厳しい展開でした。スタートでマルコ(ベゼッキ)のトラブルに巻き込まれてしまったことで、より一層、苦しくなりました。オープニングラップの第2コーナーで彼と一緒にコースを外れることになり、最後尾まで後退してしまったのです。そのあとは自分の走りに集中し、何回かオーバーテイクもして少しずつポジションを挽回していきました。とてもハードな戦いでした。後半戦は苦戦し、終盤の数ラップはフロントのフィーリングが十分に感じられない状態になってしまったので、今、原因を確認しています。このような問題が起こらないようにするためには、少し乗り方を調整して、うまく適応していかなければなりません」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「昨日のプラクティス・セッションで苦戦したので、今日も厳しい戦いになることはわかっていました。ウイークを好調にスタートできなかったことで、今日の午前中にやらなければならないことがたくさんありました。しかし時間はFP2の30分間だけと短く、そのまま予選を迎えることになってしまいました。結局、アレックス(リンス)とファビオ(クアルタラロ)は理想とはほど遠い15位と16位に留まり、その時点ですでに、今日のスプリント、明日の決勝レースが厳しいものになることはわかっていたのです。今日の10ラップのスプリント・レースは有効なデータ収集を目標に臨みました。私たちはこれから、そのデータに沿って調整を加えていきます。明日はウォームアップ・セッションでさらに微調整を試み、決勝レースで効果を発揮してくれることに期待します」

ページ
先頭へ