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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月10日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2024年3月9日(土)予選/スプリント結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:27度/路面温度:43度
■スプリント 気温:21度/路面温度:27度
■PP:J・マルティン(1分50秒789/ドゥカティ)
■FL:M・マルケス(1分52秒040/ドゥカティ)

REPORT

SPRINT

開幕戦のスプリント、クアルタラロが12位、リンスが17位

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは16番グリッドから追い上げて12位、A・リンスは20番グリッドから17位でゴールした。

カタールGPの土曜日はプラクティス、予選、スプリント・レースが行われ通常以上に忙しいスケジュールとなった。クアルタラロとリンスはそれぞれグリッド16番と20番からスタートし、何度かオーバーテイクを行い16位と20位でチェッカーを受けた。

スタートダッシュを狙っていたクアルタラロは16番グリッドから一気に13番手まで浮上。その後J・ザルコ(ホンダ)に先行されて一旦14番手へ後退したが、3ラップ目にはM・ベゼッキ(ドゥカティ)とのバトルを制し、さらにF・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が転倒したため12番手までポジションを上げた。ここからはベゼッキの追撃を抑えながら前方のザルコを追うマルチ・タスク。難しいバトルを8ラップまで続けたあと、ついにザルコをとらえ、11番手へ浮上した。しかしベゼッキはその後も影のように背後につけており、最終ラップまで気を抜けない戦いが続く。クアルタラロは最終ラップの最終セクターまでポジションをキープしていたが、フィニッシュ・ラインでわずかに先行されて12位でゴールした。ベゼッキとの差は0.028秒。トップとの差は12.863秒だった。

一方のリンスは、オープニングラップの第1セクターで17番手へ上がったあとA・フェルナンデス(KTM)に抜かれて18位。ジャンアントニオの転倒でひとつ上げ、J・ミル(ホンダ)をパスして一時16番手まで浮上したが、残り2ラップで抜き返されて17位でチェッカーを受けた。トップから15.629秒離される結果となったが、M1での初レースを走り終えて貴重なデータを収集した。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(12位)

「タフな戦いでした。グリップの落ち込みが予想以上に大きく、最後の3~4ラップはタイヤを維持することに、より集中しなければなりませんでした。明日の決勝レースはラップ数が2倍になるので、引き続きこの問題に取り組み、タイヤの落ち込みが昨年以上に激しくなっている原因を理解する必要があります。明日までには、まだたっぷり時間があるので解決を目指します」

A・リンス選手選手談(17位)

「厳しい戦いでした。予想していたことではありますが、自分のペースで走ることができなかったため、予想以上にハードなものになりました。スタートはうまくいって何台かをパスすることができたのですが、フェルナンデス選手とオリベイラ選手に徐々に離されてしまいました。その後は自分のペースを守って走ることに集中し、リアタイヤをできるだけセーブしたかったのですが、最後の5ラップはかなり苦しい状況になり最終ラップでミル選手に抜かれてしまいました。明日は今日以上にリアタイヤを労わって走らなければならないことは明らかです。それでもこの11ラップのなかでライバルたちの後ろについて走り、いろいろな情報を収集できたので、明日のために少しでもマシンの状態を改善していきたいと思っています。とくに高速コーナーが重要です。どこまでできるか、そしてタイヤをどこまでキープできるかが鍵になります」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「昨日が難しい状況だったので、今日もタフな戦いになることはわかっていました。希望通りのグリッド・ポジションを獲得できず、非常に厳しい状況のなかでも、クアルタラロ選手とリンス選手は必ず差を縮めることができるという思いでスプリントに臨みました。そして実際に、タイヤ・グリップが落ち始めるまではその通りの戦いを見せてくれました。昨年11月のレースに比べ、今日、そしてテストのときもそうでしたが、タイヤの劣化が非常にシビアだったのです。明日は22ラップ走らなければならないので、それまでに何としても原因を突き止めなければなりません。今夜はそのための作業に集中し、結論を出し、明日のウォームアップで試すことになります」

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