MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 3月10日 カタール
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2024年3月8日(金)プラクテイス、9日(土)予選・スプリント、10日(日)決勝
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
CIRCUIT DATA
■開設:2004年
■コース長:5.380 km
■ベストレースラップ:1分51秒762(2023年:L・マリーニ)
■オールタイムラップレコード:1分51秒772(2023年:E・バスティアニーニ)
■2023年の優勝者:F・ディ・ギャナントニオ(ドゥカティ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、シーズン開幕戦に向けて準備万端
2週間前にカタールはロサイル・インターナショナル・サーキットでIRTAオフィシャルテストを終えたMonster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは今週末、再び同サーキットに戻り、いよいよ2024年のシーズンをスタートする。毎シーズン恒例となった開幕戦のナイトレースに向け準備を整え、全力で臨む。
クアルタラロは今シーズン、トップ争いへの復帰を目指している。ロサイル・サーキットでの活躍は多くはないものの2021年の第2戦ドーハGPでは優勝を果たしており、今回もいつも通り、限界まで攻めきる走りで表彰台を狙っていく。
クアルタラロの新しいチームメイトとなったリンスは、2週間前のテストを通じてM1のフィーリングが向上。ヤマハとともに挑む新たなシーズンのスタートを楽しみにしている。ロサイルでは2013年にMoto3で3位表彰台。最高峰クラスでは2019年と2021年に4位を獲得している。昨年の同大会は欠場を余儀なくされており、今年はそのリベンジを狙う。
カタールのドーハ郊外に建つロサイル・インターナショナル・サーキットは、2004年からMotoGPの日程に組み込まれ、4年後にはMotoGP史上初となる夜間レースを開催した。コースは全長5.4キロ、合計16(左6/右10)の中~高速コーナーが組み合わされている。最大の見どころは1キロ超のメインストレートから続く急こう配の第1コーナーへの進入で、毎回、数多くのオーバーテイクが展開される。
MotoGPで唯一の夜間レースのためスケジュールは通常と異なり、FP1が現地時間金曜日の15:45 - 16:30、PR(プラクティス)が20:00 - 21:00に予定されている。土曜日はFP2が14:00 - 14:30、Q1とQ2が14:40 - 15:20、スプリントが19:00スタート。日曜日はウォームアップが15:40 - 15:50、決勝レースは20:00にスタートする。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「カタール・テストでは素晴らしい情報を得ることができましたが、同時に、もっと改善が必要なこともわかっています。ですから引き続きこの作業を進めることが今の私たちの目標です。シーズン開幕戦は重要で、自分たちの現在地を教えてくれます。昨年よりも上がっていることを期待しています。ヤマハが水面下で頑張ってくれていることはよくわかっていますし、チームの全員がモチベーションを高めているので、私もすべてを賭けて戦います。いつものようにベストを尽くし、最高の形でシーズンをスタートできるよう頑張ります」
A・リンス選手談
「今週末いよいよ、ヤマハとの新章が正式にスタートします。私が普段、住んでいる場所はこのところあまり天気がよくなかったため、最大限トレーニングに励み、できるだけ早くレースモードに入るためにIRTAテストのあともカタールに留まりました。非常にモチベーションが高まっており、開幕戦でどんな走りができるかとても楽しみにしています。新しいマシンと新しいチーム、そして2022年に再舗装されたコースを昨年は走れなかったことなどを考えれば、環境に適応するまでに少し時間がかかるでしょう。でも最も重要なのは、私自身が新しいシーズンのスタートに興奮しているということです」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「いよいよ新しいレース・シーズンが始まります。私たちは今週末、2024シーズンの開幕戦に出場するためカタールに戻り、例年同様、この場所でナイトレースに臨みます。当然ながら通常とは異なる状況で、日没後のレースがカタールGPを特別なものにしているのです。2週間前のIRTAテストのなかで、わずかながらフィーリングをつかむことができたので、FP1ではその経験に基づいて作業を進めていく予定です。自分たちのレベルについては感触をつかんでいますが、ライバルとの本当の力関係は実際のレースのなかで示されます。オフシーズンは決して長くはなかったはずですが、MotoGPファンはずっと新しいシーズンの開幕を待ち続けていました。私もあと数日が待ちきれません」