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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月10日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2024年3月8日(金)フリープラクティス
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ウエット
■気温:22度 ■路面温度:23度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、カタールGP初日は予想外の展開

ロサイル・インターナショナル・サーキットは夜になって激しい雨が降り出し、スケジュール遅延ののちに通常の60分間のプラクティス(PR)から45分間のフリープラクティス第2セッション(FP2)へと変更された。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは今季初のウエット・セッションでそれぞれ14番手と22番手。先立って行われたフリープラクティス第1セッション(FP1)ではドライ・コンディションでリンスが15番手、クアルタラロが19番手につけており、この結果がウイーク初日の総合順位となった。

FP1で15番手につけPRでさらに順位を上げることを目指していたリンス。激しい雨によりそのチャンスを逸したが、代わりにウエット・コンディションで14ラップ走行し、新しいマシンへの理解を深める機会となった。しかし脚の怪我が完治したばかりということもあり、5ラップ目に2分10秒535のベストラップを記録したあとは無用なリスクはおかさず22番手で終えた。

一方のクアルタラロも、雨天によりタイム更新が望めないことからFP2ではウエット・セッティングのテストに集中。12ラップを走行して8ラップ目に2分08秒702のベストタイムを記録し、トップから2.158秒差の14番手となっている。

ウイーク2日目となる土曜日は現地時間13:40-14:25にPR、続いて14:40-15:20にQ1とQ2、19:00からスプリント・レースが行われる。

PRACTICE RESULT

COMMENT

フリープラクティス
Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手談(総合15番手)

「今日は許容範囲というところでしょうか。FP1はグリップで苦戦しました。路面は汚れていませんでしたが、依然としてグリップ・レベルが十分ではなかったため思うような走りができませんでした。そうした状況のなかでも私たちはハードワークに取り組みました。明日は上位との差を縮め、Q2に進めるよう期待しています。ウエットのFP2はテストのようなものでした。リスクが高いので、脚の状況を考慮して無理はしませんでした。ただコースに出て行って数ラップ走ったということです」

F・クアルタラロ選手談(総合19番手)

「やらなければならないことがたくさんあります。マシンのフィーリングは依然として'スーパー・グッド' というわけではありません。それでも明日は何らかの答えを見つけ、フィーリングを向上させていきたいと思っています。今日は別のマシンを試しましたが、あまり好きになれませんでした。それにグリップが低い状況では苦戦することが多いのです。ここがまさに私たちの課題であり、ドライ・コンディションで何とか一歩、前進したいところです。明日は100%の力を注ぎます。プラクティスで直接、Q2へ進出することは難しいかもしれませんが、最大限を尽くすつもりですし、100%を尽くせば満足するしかないでしょう」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「カタールGP初日は悔しい結果になりました。FP1は思った以上に苦戦し、FP2ではドライ・セッティングを煮詰める作業ができませんでした。セーフティ・ファーストはMotoGPで当然のことで、PRをFP2に変更した判断に賛同していますが、残念ながら、この変更が私たちにとって有利に働くことはありませんでした。状況改善を目指し、少しでもドライ・セッションを走ることを望んでいたからです。明日の戦いの厳しさを考えれば、ドライ・セッティングを完ぺきにすることが不可欠です。土曜日はもともと忙しい日ですが、今回はプラクティス、予選、スプリントが1度に行われることになったので、いつも以上に大変です。トリッキーな状況になると思いますが、私たちチームが最大限の努力をしてマシンを作り上げ、厳しいスケジュールを走り抜かなければならないライダーたちを助けたいと思います」

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