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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月3日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦アメリカズGP
■開催日:2021年10月1日(金)フリー走行、2日(土)予選、3日(日)決勝
■開催地:オースティン/アメリカ

CIRCUIT DATA

■開設:2012年
■コース長:5.513km
■サーキットレコードラップ:2分3秒575(2014年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:2分2秒135(2015年:M・マルケス)
■2019年の優勝者:A・リンス(スズキ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、テキサスへ

Monster Energy Yamaha MotoGPは第15戦アメリカ出場のためテキサス州オースティンへ向けて出発。F・クアルタラロとF・モルビデリは2019年4月以来となるCOTA(Circuit Of The Americas)での走りを楽しみにしている。

シーズンは残り4戦。クアルタラロは48ポイントのアドバンテージを築いてランキング・トップを維持しているが、これまで通り妥協することなく、勝利を目指してこの大会に臨む。COTA初参戦となった2015年にはMoto3で2位を獲得。しかしMotoGPで唯一、出場した2019年は7位に留まった。その後の2年間で経験を積み、M1を自在に操るようになって迎える今大会は、トップ争いに自信を見せている。

チームメイトのモルビデリは先週のミサノ・テストで転倒があったものの、幸い怪我は免れた。その後、数日間の休養をとり、エネルギーをチャージし直して再びファクトリー・ヤマハのYZR-M1を駆る。第14戦終了時点で合計40ポイントのランキング17位に留まっているが、目下の目標は、ポイント加算よりもリハビリ後のフィーリング回復。ここCOTAでもできるだけ多くの周回を重ね、一日も早くライディングの感覚を取り戻せるようチャレンジを続ける。2017年にはMoto2で優勝、2019年にはMotoGPで5位を獲得している。

COTA(Circuit Of The Americas)は2012年に建設され、2013年からグランプリを開催。全長5.513キロのコースにはタイト・ヘアピンを含む11の左コーナーと9つの右コーナー、1.2キロに及ぶストレートなどが設けられている。とくにシャープな第1コーナーでは、スタート直後はもちろん、その後の周回でも多くのオーバーテイク・アクションが展開される。

ロッシとドビツィオーゾ、ヨーロッパ大陸からアメリカへ

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは今週末、大西洋を越えてアメリカ大陸へ向かう。V・ロッシとA・ドビツィオーゾは2019年以来、2年ぶりとなるアメリカGPに出場する。

ロッシは2年前のアメリカGPでフロントロー・スタートから2位獲得の大活躍。2016年と2017年にも表彰台に上っており、また前回のサンマリノGPと続いて行われたテストでも成果を上げていることから、今年も好成績が期待されている。チャンピオンシップでは、第14戦終了時点で合計28ポイントのランキング21位につけている。

一方、先週の2日間のテストで多くの周回を重ね、YZR-M1の経験を積んだチームメイトのドビツィオーゾ。ロッシと同様、アメリカのコースとの相性は良く、2014年と2015年に表彰台を獲得している。今週末は引き続きマシンへの適応に努めながら、少しずつ改善と前進を目指していく。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「現時点で48ポイントをリードしていますが、この第15戦が終わってもまだ3戦が残っています。ですから、気持ちは先週と何も変わっていません。初めから、最終戦のサンマリノGPまではチャンピオンシップのことは考えないつもりでした。それを今も維持しているのです。瞬間、瞬間で常にベストを尽くし勝利を目指していく、それが私にとって最善だと考えます。前回のミサノで、母は心臓発作を起こしそうになりましたが、父は非常に楽しそうでした。私自身はシーズンの初めから、タイトル争いをしていようといまいと、常に勝ちたいという気持ちを持っていました。それがとくに顕わになったのがミサノで、この姿勢を今後も維持したいと思っています」

F・モルビデリ選手談

「COTAはタフで難しいコースですが、とても好きで、いつもライディングを楽しんでいます。2019年には好成績を獲得することもできました。今回はマシンのフィーリングをつかむことと、私自身の総合的なパフォーマンス向上を目標にしています。ミサノ・テストでは確かな進化が見られ、2日目の最終ラップは、1日目の最初よりもずっとフィーリングが良くなっていました。さらに前進し続け、できるだけ早く戦う力をつけていきたいと思っています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「COTAは難しいコースのひとつですが、我々チームは、いつもここでのレースを楽しみにしています。しかも昨年は中止になってしまったので、今回はいつも以上に特別で、強い決意をもって臨んでいます。レイアウトはトリッキーでヤマハに合ったコースではないのですが、ここ数年は表彰台を含む多くの好成績を残してきました。クアルタラロ選手は常に最高の結果を追求し、ひとつひとつのレースに集中しようとしているので、チームとしても表彰台獲得を目標にしています。モルビデリ選手はミサノ・テストで着実に進歩が見られ、今大会中も多くの周回を重ねることでフィーリング向上を目指していきます。ウイーク初日の金曜日を順調にスタートできれば、きっと良い週末になるでしょう」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

V・ロッシ選手談

「ここテキサス州オースティンのサーキットが大好きで、2年前には素晴らしい週末を経験しました。予選も決勝も好調が続き、表彰台に上ることができたのです。昨年はこの大会が中止になってしまったわけですが、今年はヨーロッパを出られるようになり、またここに戻ってくることができて本当にうれしいです。最初の走行でまず、自分の今のポテンシャルを確認しなければなりませんが、気持ちは常にポジティブです。足りないところは改善を目指し、いいレースができるようベストを尽くします」

A・ドビツィオーゾ選手談

「改善すべき点はまだまだたくさんありますが、先週のミサノ・テストで多くの周回を走行し、マシンの経験を積むための大きな後押しとなりました。今週のレースについては、まずコースの状況を見てグリップの感覚を確認するまでは予想がつきません。体力的に厳しいコースですし、2年前には路面の荒れが目立っていて難しいコンディションでしたが、今年は何らかの対処をしてくれていると思います。天候も当然ながら重要な要素になりますが、条件は誰にとっても同じです。私自身は前回よりも向上すること、前進を続けることを目標にしていきます」

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