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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 8月29日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦イギリスGP
■開催日:2021年8月27日(金)フリー走行、28日(土)予選、29日(日)決勝
■開催地:シルバーストン/イギリス

CIRCUIT DATA

■開設:1948年
■コース長:5.902km
■サーキットレコードラップ:1分58秒168(2019年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分58秒936(2019年:M・マルケス)
■前回の優勝者:A・リンス(スズキ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、新たな布陣でイギリスGPへ

Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、F・クアルタラロに加えて地元出身のC・クラッチローを迎え、第12戦イギリスGPに参戦する。クラッチローがファクトリーマシンでホームGPに出場するのは今回が初めてとなる。

チャンピオンシップ・リーダーのクアルタラロと、今回から加わったクラッチロー。ともにシルバーストンを愛する二人は、Monster Energyがタイトル・スポンサーとなる今大会をいつも以上に盛り上げるべく意気込んでいる。

クアルタラロはランキング2位に47ポイントのアドバンテージを築いて今大会を迎えた。シュピールベルクで行われた第10戦スティリアGPと第11戦オーストリアGPの活躍でリードを拡大したが、勢いを緩める様子は少しも見られない。エネルギッシュなクアルタラロは今回、未到達の表彰台獲得が目標となる。

一方、第10戦と第11戦では療養中のF・モルビデリに代わりPETRONAS Yamaha SRTから参戦したYamaha Factory Racing Test Teamのクラッチロー。今回はMonster Energy Yamaha MotoGPの一員として、再びYZR-M1を駆ることとなった。シルバーストン・サーキットを熟知し、2016年には最高峰クラスで2位を獲得。この経験がデータ収集の面でチームとヤマハを後押しし、チームおよびコンストラクターのランキング向上にも役立つものと期待されている。

シルバーストン・サーキットがMotoGPカレンダーに追加されたのは2010年だが、レース開催の歴史は60年以上に及ぶ。革新と投資を受けてMotoGP最速コースのひとつとなり、ライダーたちから高く評価されている。昨年は世界的なパンデミックの影響により開催がキャンセルされており、今回は2年ぶりとなる。

PETRONAS Yamaha SRTのロッシが2年ぶりのイギリスGPへ

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年は中止されたイギリスGP。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは、2年ぶりの開催となる今大会にV・ロッシに加えてイギリス出身のJ・ディクソンを送り込む。

イギリスにも大勢のファンを持つロッシは、同大会において優勝6回、表彰台12回、ポールポジション4回と輝かしい成績を残しており、現役最後となる今年も好レースを披露しようと意気込んでいる。前回の第11戦オーストリアGPでは今季最上位となる8位を獲得。この勢いをそのままに、イギリス・ファンの目の前で再度の活躍を目指す。

一方、怪我で療養中のF・モルビデリに代わり、今回はディクソンが、MotoGP初参戦を果たす。ディクソンは2017年、同じくシルバーストンでMoto2にデビュー。今週末は初めてYZR-M1を駆ることとなるが、3日間の走行を通して経験を積むことを目標としている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「シュピールベルクでチャンピオンシップのリードを拡大したあと、大好きなシルバーストンを訪れることとなり、とても前向きな気持ちで今大会を迎えています。2年前の同大会ではパフォーマンス面で大きく前進することができたので、今回も天候さえ良ければきっといいレースができると思います。もし雨なら様子を見なければなりませんが、どうなったとしてもベストを尽くすことに変わりはありません。大好きなコースですし、チームにとって大切な大会なので、優勝を目指します」

C・クラッチロー選手談

「Monster Energy Yamaha MotoGPからイギリスGPに出場できることとなり、とてもうれしく思います。オーストリアでは久しぶりにグランプリに出場し、今回はテストチームのクルーチーフ、シルバノ・ガルブセラはじめ、以前からよく知るチームメンバーたちと一緒にファクトリーチームの一員として参加できることとなりました。とても楽しみです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「昨年はシルバーストンのレースが中止になり残念な思いをしましたが、今年は開催が決定し、非常に幸せです。しかも今年は、チームのタイトル・スポンサーであるMonster Energyが大会スポンサーも務めるという特別なイベントなので、その意味でも、私たちはいつも以上に好成績獲得への決意を固めています。また、クラッチロー選手がチームに加わってくれたことも、とてもうれしく思います。誰よりもシルバーストンをよく知るライダーから、貴重なデータを得ることができるでしょう。私たちはいつも最大限の成績を目指しています。今回も同様に、100%を注いで戦いに臨みます」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

V・ロッシ選手談

「シルバーストンは素晴らしいコースで、お気に入りのひとつです。長いコースのなかに、高速、中速、そして非常にテクニカルな部分と、あらゆるタイプが入っているのです。ヤマハはいつも、ここで好成績を残しているので、今年もそうなることを願い、また好天に恵まれることにも期待しています。今のところ、天気予報は悪くありません。でも私たちは、常にあらゆる可能性を考えておかなければなりません。ドライで始まりウエットで終わることもあれば、いくつかの箇所だけがウエットであるという可能性もあり。2年ぶりのイギリスGPをとても楽しみにしています」

J・ディクソン選手談

「ホームGPで初めてビッグマシンに乗ることになります。決して簡単なことではありませんが、このチャンスをとても楽しみにしています。ホームでのレースはどんなときもエキサイティングなものですが、今年はいつも以上に特別なものとなりました。大好きなコースで、母国ファンの前で走るのは素晴らしい経験に違いありません。大勢のサポーターと知り尽くしたコースという最高の環境が、必ず、私を後押ししてくれることでしょう。順位に関しては特別な目標は立てていません。何よりもまずコースへ出て、3日間をエンジョイしたいと思っています」

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