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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 11月15日 バレンシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第14戦バレンシアGP
■開催日:2020年11月13日(金)フリー走行総合結果
■開催地:バレンシア/スペイン(4.005km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度 ■路面温度:21度

REPORT

M・ビニャーレスが総合10番手、ヤマハトップは総合8番手のF・モルビデリ

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、ドライ・コンディションとなったリカルド・トルモ・サーキットでセッティング作業に集中。ラップタイムではそれぞれ総合10番手と18番手でウイーク初日を終えた。

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとF・クアルタラロは、リカルド・トルモ・サーキットで2戦目となる第14戦のウイーク初日を、それぞれ総合8番手と16番手だった。

Monster Energy Yamaha MotoGP、ドライ・セットアップに集中

日曜日の決勝での上位争いを確実にするために、フリープラクティス第1セッションと第2セッションでマシン・セットアップに集中してきたビニャーレス。セッションの残り5分でタイムアタックを行い、第1セッションではトップから0.346秒差の1分30秒968、第2セッションでは0.440秒差の1分31秒062を記録した。両セッションの総合順位で目標のトップ10入りを達成している。

チームメイトのロッシも両セッションでセッティングに取り組みながら、グリップ・レベルの低い路面に合わせて調整を続けていった。第2セッションの全24ラップ中19ラップ目で1分31秒371のベストタイムを記録したが、19台がコンマ8秒差にひしめくなかで総合18番手に留まり、この時点での暫定Q2進出はならなかった。

PETRONAS Yamaha SRTはモルビデリ8番手、クアルタラロ16番手

先週とは打って変わり完璧なコース・コンディションに恵まれたこの日、モルビデリは午前中のフリープラクティス第1セッションで早々にトップに立つ好調ぶりを見せ、最終的に1分30秒944のベストタイムで0.115秒差の2番手。午後からの第2セッションでも序盤でトップに浮上したが、その後は決勝用セッティングに集中したためラップタイムの更新はならず1分31秒125に留まった。この結果、総合順位では午前中のタイムで8番手となっている。

一方のクアルタラロは第1セッションの始めの15分間はトップ10につけていたが、終盤で全体のペースが上がると16番手に後退。第2セッションではさまざまなセッティング・オプションを試しながらマシンのベスト・フィーリングを追求し、第1セッションの1分31秒617から1分31秒326へ更新したものの順位を上げるには至らなかった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合10番手/1分30秒968)

「ウイーク初日としては、とても充実していたと思います。多くのことを試すことができたからです。いつもと同様、そのなかにはポジティブな結果もネガティブな結果も含まれますが、低いグリップ・レベルを想定しながらハード・コンパウンドのタイヤに取り組み、好フィーリングを得られたことにはとても満足しています。しかしながら、とくに第2セッションではソフト・タイヤで十分な手応えを得られず、ラップタイムを更新することができませんでした。明日の予選は激しい競り合いになると思いますが、全体的にはフィーリングが良く、リズムも悪くなかったので、ソフト・コンパウンドをうまく機能させさえすれば高いポテンシャルを発揮できると思います」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合18番手/1分31秒371)

「順位が低く厳しい状況ですが、大勢が非常に接近していて、皆がほぼ同じ位置にいるのです。マシンのフィーリングは十分ではなくて、とくにコーナー進入での激しい挙動に手間取っています。そのため思うようにペースを上げられなかったことは残念ですが、まだ初日なので、明日のフリープラクティスのなかで何か別のものを試してみたいと思っています。そしてもちろん、午前中の第3セッションでトップ10入りを目指していきます」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「2週連続のリカルド・トルモ・サーキット。このコースの特徴が、概してヤマハ向きでないことはすでに承知のことです。前回はドライ・コンディションがほとんどなかったので、今回はチャンスがある限り最大限に活用し、できるだけ多くのセッティングとタイヤ・オプションを試したいと思っています。今回も厳しいチャレンジになることは必至という状況ですが、マーベリック(ビニャーレス)は全体的に気持ちよく乗れていたようです。最後に試したソフト・タイヤで思うようなフィーリングを得られなかったため、ここでのタイムは本来のポテンシャルを十分に反映したものにはなりませんでした。バレンティーノ(ロッシ)のほうは、まだセッティングに満足できていません。コーナー進入でマシンの挙動が激しくなりラップタイムに影響してしまうのです。明日までに解決策を見出すために、チームで全力を尽くします。明日の目標はいつもと同様です。フリープラクティス第3セッションで両ライダーが揃ってトップ10に入れるようチーム一丸となってサポートし、できるだけ良いスタート・ポジションを獲得したいと思います」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・モルビデリ選手談(フリー走行総合8番手/1分30秒944)

「とても良い仕事ができたと思います。午前、午後ともにペースが良く、いろいろなセッティングを試しながら、両セッションで気持ちよく走ることができました。そして特別にタイムアタックを行わなくてもトップ10に入れたことに手応えを感じています。順調にウイークをスタートすることができたので、この勢いを明日以降も維持できるよう期待しています。明日の目標は予選でグリッド2列目までを獲得すること。そして決勝では初めからアタックし、そのあと安定したリズムをつかみたいと思います」

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合16番手/1分31秒326)

「マシンに関して非常に多くのことを試しましたが、セッティングをどう変更しても、フィーリングはほとんど変わりませんでした。これはつまり、今日の時点で必要だった進化が得られなかったということですから、明日のフリープラクティス第3セッションでまた別のことにトライしなければなりません。とても苦しい状況ですが、私たちは決してあきらめません。フリープラクティス第3セッションで何かを試し、タイムアタックを試みれば、次にやるべきことが見えてくるでしょう。決してあきらめず、明日と明後日、自分たちの最大限の力を投入してがんばります」

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