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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 11月15日 バレンシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第14戦バレンシアGP
■開催日:2020年11月13日(金)フリー走行、14日(土)予選、 15日(日)決勝
■開催地:バレンシア/スペイン

CIRCUIT DATA

■開設:1999年
■コース長:4.005km
■サーキットレコードラップ:1分31秒116(2019年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分29秒401(2016年:J・ロレンソ)
■2019年の優勝者:M・マルケス

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、2度目のリカルド・トルモへ

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは先週に続き、リカルド・トルモ・サーキットでの戦いに臨む。

前回、厳しい展開を強いられたビニャーレスは、第13戦終了時点でトップから41ポイント差のランキング4位。「Nothing-to-lose(失うものは何もない)」という考え方のもと、残り2戦で獲得可能な最大50ポイントを狙っていく。ここバレンシアでは2011年に125㏄クラスで、2013年にMoto3でそれぞれ優勝を果たしており、今年は通算3度目となる表彰台獲得を目指す。MotoGPでは2016年の5位が最高位。

一方のロッシは前戦、3戦ぶりに復帰したがマシンの不具合によるリタイアと残念な結果となった。アラゴンでの2戦に加え先週もウイーク初日を欠席しているため、まずは全セッションに出場して多くの周回数を重ね血腫に向けた準備を整えることが必要となる。これまでの成績は輝かしいもので、最高峰クラスでは2003年と2004年に優勝、2002年、2009年、2014年に2位、2005年、2008年、2010年に3位と合計8回、表彰台に上っている。

全長4.0kmのリカルド・トルモ・サーキットは1999年に建設され、すぐにMotoGPカレンダーに追加された。しばしば「チャレンジング」と形容される難しいコースで、合計14(左:9/右:5)のコーナーと876mのロングストレートが設けられ、反時計回りで競われる。その難しさにもかかわらず多くのファンに愛されており、近年はシーズン最終戦の舞台として定着していた。今年は2001年以来、初めて最終戦ではなくなったが、タイトル争いは継続中であり、この一戦も決して見逃せないイベントとなる。

リカルド・トルモ2戦目に臨むクアルタラロとモルビデリ、タイトル争いに集中

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、リカルド・トルモ・サーキットで2戦目に臨む。ふたりはライダータイトルをかけた戦いを継続しながら、同時に、ここでインディペンデントチームおよびインディペンデントライダーのタイトルの確定を目指している。

先週の第13戦で転倒により大きく後退し、重要なポイントを失ったクアルタラロ。今週はこうした状況から抜け出し、安定したコンディションのもとで存分に実力を発揮したいところ。昨年はポールポジションから2位獲得と活躍したこの場所で、今年はインディペンデントライダーのタイトルを決定するとともに、MotoGPチャンピオン獲得のチャンスを次回ポルトガルGPにつなげることが目標となる。

チームメイトのモルビデリもまた、前回は実力を発揮しきれず悔しい結果に終わっている。これによりチャンピオンシップポイントではトップとの差が45ポイントに拡大したものの、2位との差を縮小しており、インディペンデントライダーのランキングではクアルタラロとわずか8ポイント差でトップを競い合っている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

M・ビニャーレス選手談

「チャンピオン争いはもはや厳しい状況となってしまったので、それについて考え過ぎるのはやめようと思います。代わりにマシンの改善・向上を図り、2度目のバレンシアを楽しんで走れるようにしたいのです。私たちに失うものはありません。だからただベストリザルトを目指して最大限、力を尽くすのみです」

V・ロッシ選手談

「先週よりはずっと落ち着いた状況で、ウィークを迎えています。今回は出場できることがわかっているので、私もチームもストレスが軽くなっているのです。今は、先週の作業の成果をさらに進化させることに集中。前回はグリップに苦戦したので、その部分の改善が重要な課題です。決勝を最後まで走れなかったことはとても残念でしたが、今週は頑張ります」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「先週のことは、ライダーたちにとってもチームにとっても受け入れがたいものでした。でも今週もう一度、私たちのポテンシャルを披露するチャンスが巡って来るのです。前回は様々なことが一度に起こり、複雑で困難な状況でした。今回はより静かで単純明快な展開になることを望むばかりです。レースだけに集中し、目の前の仕事にしっかり取り組み、2020シーズンが終わるまで100%の努力を続けていきます」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・クアルタラロ選手談

「先週はいろいろな困難がありました。だから今回は、そうした問題を解決してマシンのフィーリングとペースを向上させるために、いくつかのことを試す予定です。ランキング2位につけておりチャンピオン争いは依然として継続中ですが、今は残りの2戦を楽しんで走ることに集中したいと思います。ずっと晴れてくれることを願っていますが、そうでないとしても、少なくとも安定したコンディションを期待します。もちろん、ポルティマオでチェッカーフラッグを受ける瞬間まで決してあきらめることはありません」

F・モルビデリ選手談

「先週の問題はタイヤのフィーリングでした。データを分析し、より良く機能してくれる方法と正しい使い方を探し、またなぜそうした問題が起きたのかを検討しなければなりません。ランキングトップとの差は広がってしまいましたが、2位には近づくことができました。そしておそらくこれが、残り2戦の目標になるでしょう。私自身とチームのために、すべてを賭けて目標達成を目指します。しかし私はもちろん、できるだけ上のポジションを獲得するべく最後まで戦い続けます」

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