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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 10月18日 アラゴン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第11戦アラゴンGP
■開催日:2020年10月16日(金)フリー走行、17日(土)予選、18日(日)決勝
■開催地:アラゴン/スペイン

CIRCUIT DATA

■開設:2009年
■コース長:5.077km
■サーキットレコードラップ:1分48秒120(2015年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分46秒635(2015年:M・マルケス)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGPはアラゴンへ、ロッシは欠場

Monster Energy Yamaha MotoGPの M・ビニャーレスは、スペインのモーターランド・アラゴンへ移動して第11戦に臨む。一方ロッシは、15日に体調を崩しPCR検査を行った結果、新型コロナウイルスの陽性が確認されたため、アラゴンGPを欠場することとなった。

ビニャーレスは第10戦終了時点でトップから19ポイント差のランキング4位。モーターランド・アラゴンは特別な場所で、大のお気に入りのホームコースであると同時に、何度も好レースを展開した思い出の地でもある。2011年には125㏄クラスで3位、2013年にはMoto3で2位、2014年にはMoto2で優勝を飾り、合計3回表彰台に上っている。

チームメイトのロッシは10月11日(日)、ル・マンサーキットを離れイタリアの自宅に戻った後、13日(火)に義務付けられているPCR検査を受け、翌日には陰性と確認されたため自宅でトレーニングを行った。しかし、15日(木)の起床後、微熱があったため、すぐに2回の検査を実施。クイックPCR検査では陰性だったが、15日(木)16時(現地時間)に到着した標準的なPCR検査では陽性と確認され、アラゴンGの欠場を決定した。

ロッシは10月11日(日)の夜から10月15日(木)まで自宅に滞在しており、Monster Energy Yamaha MotoGPのメンバーをはじめ、VR46 Academyのライダー、VR46スタッフ、アラゴンGPに参加している人物とは一切接触していない。ロッシの状態は地元の医療スタッフが見守っており、今後は日々状況を確認していく。

モーターランド・アラゴンはアルカニスの町にほど近く、バルセロナからは車で2~3時間の距離。全長5.1kmのコースに合計17(左10/右7)のコーナーと968メートルのロングストレートが設けられている。MotoGP初開催ではライダーとファンの好みを反映し、IRTAのベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

クアルタラロとモルビデリ、モーターランド・アラゴン2連戦へ

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、スペインはモーターランド・アラゴンで行われる第11戦に臨む。クアルタラロはライダーランキング、PETRONAS Yamaha SRTはチームランキングで依然、トップをキープ。前回はそのアドバンテージを拡大している。

一方、前回ル・マンでリタイアに終わり、挽回を狙うモルビデリ。ここアラゴンではMoto2で2016年に3位、2017年に優勝と合計2回の表彰台を獲得している。昨年はオープニングラップで他車の転倒に巻き込まれて早々にリタイアしているが、ここまで好調の今シーズンは、通算3度目となる表彰台が目標となる。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

M・ビニャーレス選手談

「アラゴンGPがとても楽しみです。大好きなコースのひとつで、いつもいい走りができる場所なので、今年もすべてを賭けて挑みます。ホームグランプリのようなこのサーキットで、シーズン最高のパフォーマンスを目指します。昨年は表彰台まであと少しと迫ることができました。今年もいい走りができると思います」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ル・マンから直接、アラゴンへ移動してきました。ここはビニャーレス選手のホームレースで、彼がとても気に入っているエキサイティングなサーキットです。しかしこれまでの経験上、ヤマハのマシンとの相性はあまり良くないことがわかっているので、この2連戦は難しいチャレンジになるでしょう。それでも私たちは全力でトップ争いを目指していきますし、同時に、チャンピオンシップのランキングも常に意識しています。残り5戦となり、2020シーズンのなかでも最も重要な時期を迎えています。いつものように全力で臨むだけです。

V・ロッシ選手談

「朝起きたら体調が悪く、微熱があったので、すぐに2回の検査をしてもらいました。クイックPCR検査の結果は、火曜日に受けた検査と同じように陰性でした。しかし、15日の午後16時に結果が送られてきた2回目の結果が残念ながら陽性でした。アラゴンでのレースを欠場しなければならないのはとても残念です。次のアラゴンも難しいと予想しています。ルールを守って最善を尽くし、火曜日に受けたテストは陰性でしたし、ル・マン到着後から自己隔離していたので、悲しくもあり、怒りもあります。とにかく、これが現状であり受け入れ、医師たちに従い、早く体調が良くなることを願うばかりです」

L・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)

「これはロッシ選手にとって、Monster Energy Yamaha MotoGPと世界中のMotoGPファンにとっても非常に残念なことです。何よりも第一に、ロッシ選手が今後数日の間に病状が悪化せず、可能な限り短い期間で完全に回復することを願っていますが、やはりどんなに気をつけていてもリスクが常にあることを思い出させてくれます。イタリアの保健当局に確認したところ、月曜日までロッシ選手と接触していたチームメンバーは感染のリスクから除外されているとのことですが、今後も感染の可能性を最小限に抑えるために、より一層の注意を払っていきます」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・クアルタラロ選手談

「非常に良い状態でアラゴンに入ることができます。マシンに変更の必要はありません。私たちにとっては厳しいコースですが、それ以上に強いモチベーションを持っています。今シーズンはチャンピオンシップをかけて戦っていて、先週はあの難しいコンディションのなかでリードを広げることができました。だから今回も、きっといい走りができると信じています。まずコースに戻り、それから良い戦いにするための方法を考えること、そしてもちろん、現地のコンディションを知ることが重要です」

F・モルビデリ選手談

「今週末のスペインではハイペースを期待できます! モーターランド・アラゴンが大好きだからです。2017年にはMoto2で優勝しているので、今年もいい仕事ができると確信しています。前回のフランスで良い結果を得られなかったことは残念ですが、スピードは素晴らしかったので、これを次のアラゴンにつなげていきたいと思います。マシンについては大幅な変更は必要ないと思います。もちろんコンディションにもよりますが、きっと良い週末になるでしょう」

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