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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 10月11日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦フランスGP
■開催日:2020年10月9日(金)フリー走行、10日(土)予選、11日(日)決勝
■開催地:ル・マン/フランス

CIRCUIT DATA

■開設:1965年
■コース長:4.185km
■サーキットレコードラップ:1分31秒185(2018年:J・ザルコ)
■サーキットベストラップ:1分32秒309(2017年:M・ビニャーレス)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、フランスへ

ポルトガルGP開催地でのオフィシャルテストを終えたMonster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシが、第10戦フランスGP出場のためル・マンへと向かった。

第9戦終了時点でランキング3位につけ、トップを18ポイント差で追っているビニャーレス。機敏性が特徴のYZR-M1がル・マンのコースによく合っていることから、ポジティブな気持ちでウイークを迎える。2016年に3位表彰台、翌2017年には熾烈なバトルの末に優勝を果たしたこのコースで、今年、再び表彰台に上ることが目標となる。

チームメイトのロッシは、このところ何度もトップ争いに絡みながら、ミサノとカタルニアは2戦連続で転倒リタイア。この結果、シリーズポイントではトップから50ポイント差のランキング10位タイに後退している。しかしタイトル獲得の可能性が消えたわけではない。シーズンはまだ6戦を残しており、僅差で競り合う大勢のライダーが総ポイント数150をかけて戦うことになる。ここル・マンでは何度も好成績をあげてきたロッシ。最高峰クラスでは優勝3回(2002年、2005年、2008年)、2位6回(2003年、2010年、2012年、2014年、2015年、2016年)、3位4回(2000年、2001年、2011年、2018年)と合計13回の表彰台を獲得している。

1965年に建設されたブガッティサーキットは、ル・マンの町から数キロのところに位置。1960年代終盤に初めてグランプリを開催し、1995年に改修工事が行われるまで継続された。安全性を考慮してコースが改良されたあと、2000年から再びグランプリ開催地のひとつとなっている。全長4.2kmの中に5つの左コーナーと9つの右コーナーが設けられたコースは、ブレーキング、ハードな加速、リアエンドのトラクションに重点が置かれ、見ごたえあるバトルが展開される。2017年にはビニャーレスとロッシがヤマハのグランプリ500勝目をかけて一騎打ちを繰り広げている。

PETRONAS Yamaha SRT、クアルタラロのホームGPへ

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、フランスはル・マンで第10戦に臨む。今大会はクアルタラロにとってのホームGPで、グランドスタンドには地元ファンを迎えることとなっている。

第9戦の優勝で自信を取り戻し、チャンピオンシップでもトップに返り咲いたクアルタラロ。昨年の同大会では、ファステストラップを記録する速さを見せながら表彰台を逃しており、今年こそはフランス人ライダーとして初となるル・マンの最高峰クラス表彰台を目指す。

一方のモルビデリも、バルセロナ・カタルニア・サーキットではMotoGPで初めてのポールポジションを獲得するなど上り調子が続く。ここル・マンでは、2014年にトップ10フィニッシュ、2017年にはMoto2で優勝を果たしており、今年も好成績を狙っていく。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

M・ビニャーレス選手談

「カタルニアでの出来事はもう過ぎ去ったこと。今は目の前の仕事に集中しており、非常にポジティブな気持ちです。このコースはヤマハのマシンとの相性が良く、私たちの仕事が順調なら、必ずいい走りができる場所です。私自身もこのコースが大好きで、何度か好成績もあげているので、今年もきっとうまくいくと信じています。でもその一方で、ここは天気に翻弄されることも多く、また例年よりもかなり遅い時期の開催になったことも影響してくるでしょう。どんな展開が待っているのか楽しみです」

V・ロッシ選手談

「前回のカタルニアの結果は本当に残念です。それでも表彰台を競り合うだけの速さを持っていることは確かですし、今回は新しいことも試してみるつもりです。ル・マンは大好きなコースで、いつもいい戦いができます。目標はカタルニアと同様にハードワークを維持して、もう一度トップ争いを展開すること。表彰台を目指してベストを尽くします。決勝に向けて十分な準備をするために、晴天でないとしても、安定した天候が続くことを期待します」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「またトリプルヘッダーがはじまります。その初戦はル・マン。今回は私たちのポテンシャルを証明する絶好のチャンスになると考えています。このコースではいつも良い走りができており、何度も表彰台を獲得しています。今回も好成績を目指し、金曜日のFP1から日曜日の決勝まで、天候にかかわらず好調を維持したいと思っています。今シーズンはここまで、日曜日にたくさんの雨が降ることはありませんでした。今回が最初のウエットレースになるかもしれないので、しっかり準備しなければなりません。私たちは好成績の獲得に士気を高めており、ビニャーレス選手とロッシ選手も同様です。ふたり揃って上位争いができるようすることがチームの目標です」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・クアルタラロ選手談

「今年はレース数が減少した中で、ホームGPがあって本当に良かったです。ル・マンは大好きなコースですし、チャンピオンシップリーダーとして母国へ戻るのは特別な気持ち。勝利をかけて戦い、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思っています。昨年はかなりハイペースなレースになり、私はそのなかで8位に終わりましたが、今年はこのところの勢いを維持してもっと上を狙っていきます。観客の入場も許可されたので、すでに寒くなってしまったこのコースに温かさを運んでくれることを期待します」

F・モルビデリ選手談

「ル・マンは素晴らしいコースで、大好きです。これまでに何度か好レースの思い出があり、好成績も残しています。2014年には初めてのトップ10フィニッシュが実現し、2017年にはここで優勝を果たしました。今は心身ともにフィーリングが良く、ここからの数戦を万全の状態で迎えることができそうです。私にとってMotoGP最高のシーズンとなっている2020年の後半戦が、いよいよはじまります。短い休暇のあと、今季3回目となるトリプルヘッダー。ル・マンとアラゴンに向けて準備は整っています」

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