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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 9月13日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦サンマリノGP
■開催日:2020年9月11日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ミサノ/イタリア
■コースコンディション:ドライ
■気温:28度 ■路面温度:43度(FP2)

REPORT

クアルタラロ、ビニャーレス、モルビデリが1-2-3、ロッシも6番手と好調!

晴天に恵まれたミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでのウイーク初日、Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、それぞれ総合2番手と6番手を獲得。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは、F・クアルタラロが総合トップ、チームメイトのF・モルビデリも総合3番手と、それぞれ好調にウイークをスタートした。

Monster Energy Yamaha MotoGP、初日に好調をアピール

ビニャーレスはFP1、0.550秒のアドバンテージを持ってトップタイムを記録。これで自信をつけると、午後からのFP2ではタイムアタックを行わずに決勝用セッティングに集中した。全25ラップを走行し、ラップタイムではトップから0.553秒差の1分32秒742で6番手に留まったが、第1セッションで記録した1分32秒198で総合2番手を獲得した。トップとの差はわずか0.009秒。

チームメイトのロッシは、FP1で新しく舗装された路面に好感触を持ち、FP2ではさらにセッティングを煮詰めていった。グランドスタンドからの声援にも後押しされ、全21ラップ中20ラップ目で1分32秒732のベストタイムを記録して6番手を獲得。トップとの差は0.543秒だった。

PETRONAS Yamaha SRTのクアルタラロとモルビデリがトップと3番手を獲得

クアルタラロは新しい路面の特徴を素早く適応。FP1中盤でトップに浮上し、ここからさらにタイムを縮めて1分32秒748を記録したあと一旦2番手に後退した。FP2も終始、上位を維持し、最終ラップで1分32秒189のベストタイムを記録してトップに立ち、総合トップを獲得した。

一方のモルビデリは、自らのホームGPで地元ファンの声援を受けながら好調をアピール。FP1はコンスタントに全21ラップを走行して1分33秒694の12番手に留まったが、FP2では1分32秒367に短縮し、終盤までトップをキープした。最終ラップでクアルタラロに逆転されて2番手となり、総合順位では3番手を獲得している。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合2番手/1分32秒198)

「フィーリングは最高でした! FP1では自分でも驚くほどの好タイムが出たので、FP2は決勝のペースアップに集中。リズムも非常に好調で、ロングランの終盤にも好タイムを記録できました。最初のアタックはフロントにユーズドタイヤを使用し、リアにはフィーリングを確認するために新品のソフトコンパウンドを履いてみたのですが、素晴らしい結果が出たのでとても満足しています。大勢が接近することが予想される決勝に向けて、しっかり準備することが大切。その意味でも今日はとても順調でしたし、まだ余裕を残していた感じがしています。決勝では序盤からプッシュし、そのあともすべてのコーナー、すべてのラップを全力で走ります」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合6番手/1分32秒732)

「ウイーク初日としてとても順調でした。私たちのマシンは、このコースでより強さを発揮できているようです。とくにFP2は悪くなかったと思います。この調子なら決勝も好成績を目指していけそうなので、全力で臨みます。マシンのフィーリングはとても良く、セッション終盤はタイムアタックでも手ごたえを感じることができました。初日のFP2で5番手の獲得は悪くない結果です。明日の午前中に行われるFP3でトップ10に入ることが次の目標になります。ミサノは常に難しいコースで、今回、新たに施されたアスファルトはグリップが良く、バンプも少なくなっていますが、やや気になる部分もありました。以前よりもバンプの数は少なくなりましたが、より大きくなっているのです。ここからわずか10kmのところに住み、ここで育った私にとって、ミサノはいつでも特別な場所。今回は少ないながらも観客を迎えることができ、雰囲気ががらりと変わりましたし、今後、少しでも早く通常の状態に戻っていくための大切な一歩を踏み出すことになりました」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「新型コロナウイルスの感染拡大の影響、健康と安全への考慮もあり、私たちはこれまで、ここミサノでのテストに参加することができませんでした。しかし今日の結果を見ると、まったく問題はなさそうです。このコースはヤマハのマシンの特徴により合っていることがわかっていますし、路面が新しくなってグリップが向上したこともアドバンテージになります。しかし今シーズンはライバルたちも非常に強くなっているので、いいレースをするためにはウイークを通じて全力で挑み続けなければなりません。ビニャーレス選手のペースは絶好調。午前中でとくに速かったのですが、午後もロングランの最後に好タイムが出ていたことが私たちの励みとなっています。ロッシ選手もFP2で大きく前進して上位に近づき、揃ってトップ10に入ることができました。これも今日のチームの仕事の成果と満足しています。明日はさらに前進できると確信しています」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合トップ/1分32秒189)

「オーストリアでは苦戦させられましたが、今回はとてもフィーリングが良く好調です。コースとの相性の良さが助けになっている部分もありますが、マシンもライダーも格段に進化しています。前回までの苦しいレースが教訓となり、ここでは素早く適応する方法を学んで強さを発揮できるようになっていると思います。今日のFPは非常に順調で、とくにFP2ではセッティング変更もうまくいって素晴らしいペースで走ることができました。新しい路面はグリップが良くなっていますが、バンプもあるので面白い展開になりそう。明日は1ラップのペースをさらに上げることが目標です」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合3番手/1分32秒367)

「ホームGPの初日は絶好調。地元ファンに会えたこともとてもうれしいです。FP1の序盤からフィーリングもペースも良く、好タイムを記録することができたので満足。でもまだ金曜日で、実質的には何の結果も残していないわけですから、ここで安心せずに集中を続けなければなりません。そして日曜日までこの状態を維持できたときに、より一層の幸せを感じることができるでしょう。前回のスティーリアはいくつかの理由で非常に苦労しましたが、2週間のオフを過ごして気持ちを切り替えることができました。明日はさらにセッティングの改良を進め、ラップタイムを更新してグリッド1列目か2列目を獲得したいと思っています」

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