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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 9月13日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦サンマリノGP
■開催日:2020年9月11日(金)フリー走行、12日(土)予選、13日(日)決勝
■開催地:ミサノ/イタリア

CIRCUIT DATA

■開設:1972年
■コース長:4.226km
■サーキットレコードラップ:1分31秒629(2018年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分32秒678(2018年:A・ドビツィオーゾ)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ミサノ・サーキットでホームレースに臨む

第7・8戦は今週末から2週連続で、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される。この2大会はMonster Energy Yamaha MotoGP TeamおよびV・ロッシにとってホームレースとなる。

チームメイトのM・ビニャーレスもこの2連戦での活躍を心に期す。チャンピオンシップでは第6戦終了時点でトップから22ポイント差のランキング5位につけており、さらなるランクアップが目標。2013年にMoto3で2位、2019年にMotoGPで3位を獲得するなど相性の良いコースで、今年も昨年に続いて表彰台獲得を目指す。

同サーキットにほど近いタブリアの町で育ったロッシにとって、サンマリノは特別な場所。多くの好成績を残しており、最高峰クラスでは2008年、2009年、2014年に優勝、2012年、2016年に2位、2010年に3位と合計6回、表彰台に上っている。今週末も3位以内に入れば、最高峰クラス自己通算200回目の表彰台が実現する。今回は今季初めてグランドスタンドに観客を迎えることとなり、地元のヒーローへの声援が期待される。ランキングは第6戦終了時点でトップから25ポイント差の7位。

1972年に建設されたミサノ・サーキットは、1980年代から90年代初頭にかけてイタリアGPの舞台となってきた。2007年にはMotoGPの安全規則に沿って大幅な改修工事が行われ、時計回りのコースとしてMotoGPに復帰。新たにシケインが加えられて右コーナーが6個所、左コーナーが10個所となり、よりレースの楽しさが増している。

サンマリノGPでは、イタリアに一部、本拠を置くオフィシャル・テクニカル・パートナー、Marelliのロゴがビニャーレスとロッシのフロントカウルに施される。

また、Monster Energy Yamaha MotoGP Teamは、第5回KiSS Misano (Keep it Shiny &Sustainable)プログラムをサポートする。今年はグランドスタンドの入場が少人数に制限され、同プログラムも例年よりも小規模なものへと変更されている。今年はおもにコース上の環境整備(新型コロナウイルスによる肺炎の拡大防止策として使用されるPPI製品を含む)、およびKiSS Misanoソーシャルメディアチャネルを通じて、モータースポーツにおける持続可能性とCovid-19防止策に関する意識向上を目指すコミュニケーション・プランが用意されている。

クアルタラロとモルビデリ、今季2度目のトリプル・ヘッダーに挑む

第6戦から2週間のインターバル後、PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで第7戦サンマリノGPに臨む。今回から同サーキットで2回、バルセロナで1回と3週連続のトリプル・ヘッダーがスタートする。

前回は悔しい結果に終わったクアルタラロだが、チャンピオンシップのランキングでは、ライダー、チームともにトップをキープして今大会を迎える。昨年は表彰台に上ったこのサーキットでさらなるポイント拡大を狙っている。
一方、ここから2戦連続のホームGPを迎えるモルビデリは、同サーキットを長年にわたり走り込んできたアドバンテージを生かしたいところ。また今回は少数ながらも地元ファンの声援を受けることもできることとなっている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談

「2週間の休暇の間に、ここミサノでのレースのために準備を進めてきました。心身ともに非常に好調なので、積極的に攻めていけると思います。今はチャンピオンシップのランキングを上げることに集中していて、最終的な目標を達成するために表彰台を狙っています。ここからの3連戦には自信がありますし、とても楽しみです。ここサンマリノも次のカタルニアも良い走りができるとわかっている場所なので、しっかりと最大限の力を発揮しなければなりません。とくにこの2戦はチームにとってのホームレースのようなものですから、何としても好成績を残したいと思います」

V・ロッシ選手談

「ミサノでの2連戦を迎えます。ここでのレースはいつも、私にとって特別なものです。家から10キロと近く楽に行き来できますし、家のすぐそばということが気持ちも楽にしてくれるのです。昨年はとても力強い走りができたので、今年もいい走りで好成績を狙っていきます。昨年は僅差で表彰台を逃しました。今年も上位でバトルすることが目標です」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「チームは2週間のインターバルを有意義に過ごし、またレースに戻る準備を整えてきました。ここはふたりのライダーのお気に入りのコースですし、マシンもこのレイアウトに合っています。ここをチームのホームGPととらえており、この2連戦をとても楽しみにしています。また、今回はグランドスタンドに観客を迎えることもできるようになり、例年のような素晴らしい雰囲気を、少し味わうことができるでしょう。この2連戦のほか、来週火曜日にもテストを予定しています。新しいアイテムを試す最初で最後のチャンスになるのでとても重要です」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談

「ミサノは好きなコースのひとつ。ここには低速コーナー、高速コーナー、左から右へのスイッチなど、あらゆる要素が揃っています。路面のアスファルトが新しくなったことがどのように影響してくるのか興味がありますし、去年からコンディションが変化したのかどうかが気になっています。また、この美しいサーキットには、グランプリコースのなかでも大好きなコーナー、Curvoneがあります。バックストレートでは6速に入ります。アクセルを戻して、ちょっとブレーキをかけたら、すぐさま全開にしていきます。この素晴らしいコーナーを、早く走りたくて待ちきれない気持ちです。昨年は最終ラップまで優勝争いを展開した場所なので、今週と来週、また同様の戦いを目指したいと思います。ヤマハのマシンと相性の良いコースで行われる、ここ数戦のうちに表彰台に復帰し、多くのポイントを獲得しなければなりません。ヘレスのときのようなフィーリングを取り戻すことが目標です」

F・モルビデリ選手談

「ミサノは私のホームコース。だからこそ、ここが大好きです! もともとは逆回りに走っていたところなのでレイアウトは難しく、とても特徴的なコースになっています。しかも曲がりくねっていて狭い。これらすべての要素が、ここを非常に魅力的なものにしているのです。ここでこれから2週間にわたってレースができると思うととてもうれしく、心から楽しみです。さらには、今回は今シーズン初めて、グランドスタンドに観客を迎えることができることになりました。これは通常へと戻っていくための最初の小さなステップ。とくに私たちイタリア人ライダーは、間近で地元ファンの声援を受けることができたら最高の気分です。素晴らしいショーをお見せし、好結果を勝ち取りたいと思います」

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