本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報



ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 8月23日 スティリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦スティリアGP
■開催日:2020年8月23日(日)決勝結果
■開催地:シュピールベルク/オーストリア(4.318km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:35度
■PP:P・エスパルガロ(1分23秒580/KTM)
■FL:P・エスパルガロ(1分23秒877/KTM)

REPORT

2週連続開催となったシュピールベルクサーキットでのレースは、今回も赤旗中断による2レースとなった。Monster Energy Yamaha MotoGPのV・ロッシは、2回に分けられた決勝で9位とし貴重な7ポイントを獲得。M・ビニャーレスはブレーキングでトラブルが発生しリタイアとなった。PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリはそれぞれ13位と15位を獲得した。

赤旗再レースでロッシが9位を獲得

ロッシは両レースとも好スタート。序盤で大幅に順位を挽回したことで9位獲得という結果を得ることができた。一方のM・ビニャーレスは、ブレーキに技術的な問題が発生しリタイア。幸い怪我はなかったが、第2レース出場は認められなかった。

14番グリッドから好スタートを切ったロッシは1周目で5台パスして9番手。しかし勢いは続かず、11番手まで後退したところで、チームメイトにアクシデントが発生してレースは中断となった。

14時35分に再びピットレーンが開放され、ロッシは12周で行われることとなった2度目のレースを11番手からスタートしすぐさま9番手へ浮上。次のラップでもう1台パスして8番手につけ、4台による4位争いの後方から挽回のチャンスをうかがっていた。しかし集団のペースについていくことができず、残り7ラップではA・リンス(スズキ)に先行されて再び9番手。このあともあきらめずについて行き、終盤ではB・ビンダー(KTM)を追い詰めたが届かず9位でチェッカーを受けた。トップとの差は4.517秒だった。

一方のビニャーレスは5番グリッドからスタートし6番手で1ラップ目を終了。その後A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に先行を許したものの、ペースを維持してぴたりと後方につけ、6ラップ目には一旦前に出たが、ストレートで再び逆転されてしまう。

このあとブレーキングで問題が発生。少しずつ順位を下げたビニャーレスは残り12ラップ、第1コーナーへ進入しようというところでブレーキが機能不全となり、転倒してそのままリタイア。第2レースは出場することができなかった。

この結果、シリーズポイントではビニャーレスがトップから22ポイント差のランキング5位。ロッシは25ポイント差の7位となっている。ヤマハはコンストラクターズランキングのトップを維持、Monster Energy Yamaha MotoGPはチーム・ランキング2位をキープしている。

クアルタラロとモルビデリは13位と15位

灰色の雲が頭上を覆うものの、ドライコンディションを維持してスタートした決勝。クアルタラロとモルビデリはともに大きく出遅れて14番手と15番手から挽回を目指した。クアルタラロは徐々に調子を取り戻し10番手までポジションを上げたが、17ラップ目にビニャーレスが転倒してレースはレッドフラッグにより中断。モルビデリはこの時点で16番手となっていた。

12ラップで競われることとなった第2レースも、クアルタラロはスタートで出遅れ、モルビデリも前との距離を縮められないまま周回が続いていった。ふたりはコースコンディションに苦戦し、それぞれ13位と15位でレースを終えた。

シリーズポイントではクアルタラロがランキングトップをキープし、モルビデリは11位。PETRONAS Yamaha SRTもチームランキングのトップを守っている。

RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(9位)

「このコースで苦戦することは初めからわかっていました。とくに2週目の今回はライバルたちがより強くなっていて、前回よりもペースが上がっていたのです。ここがヤマハ向きのコースでないとは言え、ここまで差をつけられるとは思っていなかったので残念です。また、今回もまたレッドフラッグのレースになってしまいました。ビニャーレス選手は幸いにも、ぎりぎりのタイミングでマシンを飛び降りることができましたが、非常に恐ろしい瞬間でした。この2戦、ブレーキングでは限界のところで走らなければなりませんでしたが、とくにヤマハが苦労したようです。私も先週はそこに悩まされ、今週は話し合いながら、モディファイを加えて臨んでいました。最初のレースではブレーキの調子はあまり良くありませんでした、2度目のレースでは良くなって大きな問題は感じられませんでした。このあとは次のミサノに向けて準備を始めます。すぐそばに自宅があるので行き来も楽なんです。昨年は良いレースができたので、今年も上位を目指していきます」

M・ビニャーレス選手(DNS)

「4ラップ目頃からブレーキがうまく効かない状態でした。それでもベストを尽くし、ドビツィオーゾ選手に仕掛けて前へ出ることができたのですが、ストレートで一気に抜き返されてしまいました。この3戦、とてもいい仕事をしていながら決勝では苦戦し、自分たちのミスによって上位を逃してしまったことは残念です。今日の転倒は驚くべき出来事で、あのような感覚は今まで一度も味わったことがありません。ブレーキが完全に効かなくなり、マシンから飛び降りなければならなかったのです。これがどのようにして起きたのかは理解しています。ブレーキがオーバーヒートしたのですが、このようなことは決して一般的なことではありません。幸い、私自身は無事で、そのことが最も大切。次のミサノにはまた100%の状態で臨みます。私たちは常にポジティブな気持ちを維持し、次のレースに集中していかなければならないのです。ミサノはヤマハと相性の良いコースで、昨年はいいレースができました。今年はもっと上を目指せると思います」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「非常に残念なことに、今回もまた良い結果を得ることはできませんでした。私たちにとって、このコースでのオーバーテイクが難しいことは明らかだったので、ライダーたちは何としてもスタートで前へ出なければならなかったのです。ロッシ選手はそれを両レースで成功させ、もともとの14番グリッドから9番手まで上がることができました。ビニャーレス選手はブレーキの問題を抱えていましたが、少しでもポイントを獲得するため走行継続を決めていました。しかし第1コーナー進入で完全にブレーキが効かなくなり、一瞬のうちに飛び降りる決断を下さなければならなかったのです。彼に怪我がなかったことに感謝しています。この問題については2週間のインターバルの間にしっかり調査を終えなければなりません。そのあとはミサノで2レース、カタルニアで1レースとトリプルヘッダーになりますが、両サーキットともヤマハに合ったコースなので、それを私たちのアドバンテージとして最大限に活用したいと思っています」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談(13位)

「予想以上に厳しい戦いになりました。私の前には大勢のライダーがいて、様々な場所で遅れてしまい、私たちのマシンは彼らと比べ厳しい状況であると感じました。このことは、同じようにストレートが多いバルセロナ、アラゴン、バレンシアでも問題になってくると思うので、何としても解決策を見つけ出さなければなりません。前に進むためにはどうしても必要な部分なのです。次のミサノはヤマハと相性がいいので楽しみにしています。逆に今日は、残念ながら楽しめませんでした。それでも依然としてランキングトップを維持できていることは良かったです。次回からまた表彰台を目指し、ヘレスのときのようなフィーリングを取り戻したいと思います。それが次回ミサノの目標です」

F・モルビデリ選手談(15位)

「とても厳しく、奇妙な週末でした。単独走行で自由にラインを使えるときには非常に速いのですが、決勝で他のマシンと競り合うと、彼らのペースに飲まれてアタックすることができなくなってしまいます。そのため今日は、何とか最後まで走り切り、1ポイントを獲得するだけで精一杯でした。それでも先週のことを考えれば、貴重な1ポイントです。このあとは一旦、家に帰って少しの間、休養してから次のミサノに向かいます。コースレイアウトがこことはまったく違っていて、とてもツイスティーなところはヤマハのマシンに合っています。次こそは、いいレースができると思います」

R・ラザリ、チーム代表談

「ブルノから始まった今回のトリプルヘッダーは、私たちにとって非常に厳しいものとなりました。ブルノでは表彰台を獲得することができましたが、シュピールベルクサーキットでの2レースは大いに苦戦しました。ブレーキ、パフォーマンス、コースコンディションなど様々な問題がありましたが、レースのすべてを否定するものではありません。苦しいなかでもチャンピオンシップのランキングトップをキープし、ライダーもチームも次のミサノに向けてポジティブな気持ちを維持していることは良かった点です。今後もチーム一丸で頑張ります」

ページ
先頭へ