MotoGP/Moto2
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Rd.12 8月25日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:第12戦イギリスGP
■開催日:2019年8月24日(土)予選総合結果
■開催地:シルバーストーン/イギリス(5.902km)
■コースコンディション: ドライ
■気温:28度 ■路面温度:42度
■PP:M・マルケス(1分58秒168/ホンダ)
REPORT
ロッシとビニャーレスが2位と6位
Monster Energy Yamaha MotoGPのV・ロッシとM・ビニャーレスはウイーク2日目に見事な走り。フリープラクティス第3セッションの終盤でともにQ2進出を決定し、予選セッションでは1分59秒台の壁を破って、それぞれ2番手と6番手を獲得した。
ロッシは早々にピットを離れてタイムアタックを開始。最初のアタックで暫定5番手につけたが、次のラップはラインを越えたためキャンセルとされて11番手に後退した。
残り6分でピットに戻るとリアタイヤを交換。すぐさまコースに復帰し、理論上はあと2回のアタックが可能だったが、前方が開けるのを待って最後のチャンスに賭けることにした。この時点で未だ12番手。プレッシャーがかかるなかで輝きを見せたロッシは、1分58秒596を記録して一気に2番手に浮上。トップとの差は0.428秒だった。
一方のビニャーレスは、ほとんどのライダーを見送ったあと十分に準備を整えてからコースイン。最初のトライでいきなり3番手につけたが、すぐさまピットに戻ってきた。
コースに復帰した時点で5番手。そこからフロントローを目指してペースを上げてゆくと、3つのセクションでベストラップをたたき出して1分58秒762を記録。最後のアタックではタイム更新ならず、トップから0.594秒差の6番手となった。
クアルタラロとモルビデリ、予選で好調
PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは、それぞれ4番手と8番手を獲得して好調をアピール。
クアルタラロは1台目のマシンに小さな技術的問題が発生したためスペアマシンに乗り換えてアタックを続行。多くの時間帯でトップをキープしていたが、最後の瞬間に4番手に後退してフロントローを逃すこととなった。プラクティス・セッションでは速さと安定性を維持しており、明日は優勝争いの候補のひとりとして決勝に臨む。
チームメイトのモルビデリも好調をキープ。1ラップのアタックでも決勝ペースでもスピードを見せつけて上位との差を縮めている。午前中に行われたフリープラクティス・セッションでは決勝用セッティングで好感触をつかんでおり、明日はクアルタラロ同様、トップ争いを狙う。
決勝は現地時間13:00にスタート。全20ラップで競われる。
MotoGP RACE RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | M・マルケス | Repsol Honda Team | Honda | 1'58.168 |
2 | V・ロッシ | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 1'58.596 |
3 | J・ミラー | Alma Pramac Racing | Ducati | 1'58.602 |
4 | F・クアルタラロ | Petronas Yamaha SRT | Yamaha | 1'58.612 |
5 | A・リンス | Team SUZUKI ECSTAR | Suzuki | 1'58.670 |
6 | M・ビニャーレス | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 1'58.762 |
7 | A・ドビツィオーゾ | Mission Winnow Ducati | Ducati | 1'58.762 |
8 | F・モルビデリ | Petronas Yamaha SRT | Yamaha | 1'59.096 |
9 | C・クラッチロー | LCR Honda | Honda | 1'59.243 |
10 | 中上貴晶 | LCR Honda | Honda | 1'59.427 |
11 | D・ペトルッチ | Mission Winnow Ducati | Ducati | 1'59.487 |
12 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing Team Gresini | Aprilia | 1'59.620 |
13 | P・エスパルガロ | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | 1'59.549 |
14 | J・ザルコ | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | 1'59.648 |
15 | M・オリベイラ | Red Bull KTM Tech 3 | KTM | 1'59.758 |
16 | T・ラバト | Reale Avintia Racing | Ducati | 1'59.916 |
17 | A・イアンノーネ | Aprilia Racing Team Gresini | Aprilia | 2'00.240 |
18 | F・バニャイア | Alma Pramac Racing | Ducati | 2'00.362 |
19 | S・ギュントーリ | Team SUZUKI ECSTAR | Suzuki | 2'00.660 |
20 | H・シャーリン | Red Bull KTM Tech 3 | KTM | 2'00.700 |
21 | J・ロレンソ | Repsol Honda Team | Honda | 2'01.562 |
22 | K・アブラハム | Reale Avintia Racing | Ducati | 2'04.845 |
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(予選2番手/1分58秒596)
「フロントローからのスタートが非常に重要なので、とてもハッピーです! 作業が順調に進み、マシンのフィーリングが良くなり、ペースも上々でした。何度か前に阻まれて待たなければならない時間がありましたが、そのようなときには"後ろからスタートするわけにはいかない、1ラップにすべてを賭けなければならない"と自分自身に言い聞かせていました。そしてそれを自らエンジョイし、最高のラップを走ることができました。シーズン後半戦に備えてマシンについていくつか変更し、フィーリングが良くなっています。そしてレースのたびに競争力も上がってきているのです。ペースが良く、マシンのフィーリングも上々なので、あとはタイヤ・チョイスだけ。明日の好天を期待します」
M・ビニャーレス選手談(予選6番手/1分58秒762)
「今週はずっと順調に来ています。決勝に向けて十分に準備を整えているので、明日は1ラップ目から全力で攻めていきます。決勝の終盤で好タイムを出せるところが私たちの最大の強みになると思うので、最後に最大限のプッシュを試みるつもりです。序盤については、まだ改善の余地が残っているところなので、そこでもやはり同レベルで攻めていかなければなりません。優勝を目指すなら、午前中のウォームアップ・セッションでもう一歩、前へ進む必要があると考えています。表彰台は多くのライダーに開かれているので、なんとしてもそこに上るべく、序盤から上位を狙っていきます」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「非常に好調でした。昨日からさらに一歩、前進し、バレンティーノもマーベリックも予選では順調にハード・プッシュができました。決勝グリッドは2列目までが不可欠と考えていたので、そこを目標にしていましたが、1ラップの速さでは大勢が同レベルで競り合うこととなり簡単ではありませんでした。バレンティーノは午前中のフリープラクティスですでに高いポテンシャルを発揮。コースが混んでいたため1回しかチャンスはありませんでしたが、それをしっかり生かして1分58秒台を記録し、2位を獲得してくれました。マーベリックのほうは最終ラップでの更新はなりませんでしたが、その前のラップの記録で2列目を確保。これでチームとしての目標は達成です。もちろん、彼自身は1列目を狙っていたわけですが、決勝用セッティングでのペースやリズムを見れば
必ずやトップ争いに加わってくるものと確信しています。チームは今晩も作業を続けてセッティングをさらに煮詰めていき、タイムをさらに縮めていきます。そのうえで明日の午前中にタイヤ・チョイスを行います。路面が新しくなって初めてのレースで、最後まで競争力を維持して走り切るためには、タイヤが非常に重要な鍵になるからです」
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談(予選4番手/1分58秒612)
「1ラップ目の初めから、計器にエラーのサインが出ていました。そのため残念ながら、ピットに戻ってスペアマシンに交換しなければならなかったのです。しかもフロント・タイヤを交換する時間がなかったので、私のファースト・オプションではないソフト・コンパウンドを使用しました。それでも何とか、このような好タイムを記録することができて良かったです。フロントロウに並ぶことはできませんでしたが、今週はずっと好調だったので明日の決勝を楽しみにしています。大勢がハイペースを発揮してくると思いますが、その集団についていってタイヤの消耗を抑えながら展開を見守るつもりです」
F・モルビデリ選手談(予選8番手/1分59秒096)
「今日はタイムを更新することができましたが、他のみんなも同様だったので順位は以前と変わりませんでした! それでもトップとのギャップはかなり縮まってきています。そしてフリープラクティス第4セッションでは非常にフィーリングが良く、ペースも上々でした。やるべきことはまだいくつかありますが、プラクティスの状況を見れば、それほど大きく離されているわけではないと感じています。多くのライダーが同じようなレベルにいるので、決勝は大きな集団ができる大混戦になるでしょう。そのなかでの戦いをエンジョイできると思います」