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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 8月25日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:第12戦イギリスGP
■開催日:2019年8月23日(金)フリー走行総合結果
■開催地:シルバーストーン/イギリス(5.902km)
■コースコンディション: ドライ
■気温:25度 ■路面温度:44度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、シルバーストーンのフリープラクティスを順調にスタート

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、第12戦GoPro British Grand Prixのフリープラクティスで好調をアピール。新しく舗装された路面にも良い感触をつかみ、それぞれ総合3番手と4番手を獲得している。

新しい路面がYZR-M1をどのようにとらえてくれるのかを確かめようと、好奇心旺盛にフリープラクティス第1セッションをスタートしたビニャーレス。早々に暫定4番手につけるとマシン・セッティングに取り組み、様々な変更を行いながらさらにペースを上げていった。セッション中盤の第7コーナーで転倒があり時間を費やしたが、コース復帰後にまたタイムを更新し、最終的にはトップから0.740秒差の2分00秒692で3番手につけた。

天気予報によれば明日も同様にドライ・コンディションになることもあり、第2セッションでは前後タイヤにミディアム・コンパウンドを装着してロング・ランを実施。終盤にはソフト・コンパウンドに履き替えてアタックを行い、1分59秒台に入れてスピードをアピールした。トップとの差を0.540秒に短縮する1分59秒765で3番手となり、総合3番手を獲得している。

一方のロッシは、フリープラクティス第1セッションで少しずつペースを上げながら多くの時間帯でトップ10をキープ。改修工事を受けて以前よりもスムースになった路面に好感触をつかむと、終盤のタイムアタックでは2分01秒298へ更新し、トップから1.346秒差の7番手で終えた。

第2セッションでは序盤で前後ともハード・コンパウンドを装着して多くの周回を重ね、終盤にはフロントをソフト・コンパウンドに履き替えてタイムアタック。1分59秒937の好タイムは一旦、レース主催者によってキャンセルされたが、写真判定の結果で再び採用され、トップから0.712秒差の4番手が決定した。

クアルタラロとモルビデリ、シルバーストーンで絶好スタート

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロはフリープラクティス初日に総合トップを獲得。チームメイトのF・モルビデリも総合7番手と健闘している。

クアルタラロはフリープラクティス第2セッションの終盤、ラップレコードに迫る好タイムを記録してトップに浮上。しかしそのあとラインを越えていないかどうかの判定が行われ、数分間、待たされたあとトップが決定した。絶好調のクアルタラロは明日の予選セッションを楽しみにしている。

一方のモルビデリは、おもに決勝に向けた準備に時間を割き、前回のオーストリアで経験したリアタイヤの問題に取り組みながら大きく前進した。ここまでの成果に満足しており、明日もさらなるステップアップを目指す。

フリープラクティス第3セッションは現地時間9:55にスタートし、14:00から予選セッションが行われる。決勝は日曜日の13:00にスタートし、20ラップで競われる。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合3番手/1分59秒765)

「新しい路面は以前よりもずっと良くなっていて、スピードがかなり上がっています。ところどころにあった傷もほとんどなくなっていて、最終セクションにわずかに残っているだけで、それ以外は非常に良い状態です。第1セッションではフロント・タイヤにちょっと問題があって転倒してしまいましたが、すぐに原因がわかったので今はもう解決されています。明日の予選ではフロントロウ獲得を狙っていきます」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合4番手/1分59秒937)

「第1セッション、第2セッションともにペースが良く、マシンのフィーリングも上々でした。ウイーク初日として順調なスタートができたと思います。終盤では好タイムも出て、そのときは白線ぎりぎりで限界まで攻めていましたが、マシンからはラインに乗った感触も伝わっていました。レース・ディレクションは映像を見直した結果、ラップタイムを返してくれたので安心しました。初日に4番手を獲得できたのは良かったと思いますし、ここまでとても順調です。コースの状態も素晴らしく、工事のおかげで路面は傷が少なくなってグリップが上がっています。明日もこの調子で行きます」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「絶好のスタートを切ることができました。前回とは状況がかなり異なっていますが、私たちとしては、前回の勢いをそのままキープしてこの大会に臨みたいと考えていたのです。このコースのレイアウトはヤマハのマシンに合っていますし、新しい路面がグリップを与えてくれているので、大きなチャンスがあると期待しています。路面がスムースになっていて、バレンティーノとマーベリックは最初のセッションから好感触をつかんでいました。第4セクションにはまだ少しの傷が残っているようですが、コース全体では格段に少なくなっています。マーベリックは小さな転倒がありましたが、身体へのダメージはなく、すぐまたコースに復帰することができました。午後からの第2セッションではふたりとも好タイムを記録。レース・ディレクションは初め、バレンティーノのベスト・タイムをキャンセルしましたが、その後、修正されています。その結果、チームで3番手と4番手を獲得することができ、また明日に向けて改善点のヒントもつかむことができたので満足しています」

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合トップ/1分59秒225)

「ラップタイムが素晴らしく、とても満足しています。あのラップにすべてを賭けていたので、ベストタイムを返してもらうことができてうれしいですし、バレンティーノについても同様の判定となり良かったです。タイムアタックのときには、いつも前に誰かいたので、予選セッションになったらもっとタイムが上がるのではないかと考えています。おそらく1分58秒台も可能だと思います。新しい路面は非常にフラットでスムース。グリップも上々です」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合7番手/2分00秒183)

「リアタイヤから伝わる感覚を増やしていくことに力を注ぎました。ウイークの初日としては非常に順調だと思っていますが、まだ気になるところも残っていて、さらに改良できる余地があるので明日もその作業を続けていくつもりです。新しい路面はスムースで走りやすく、バンプもなくなったのでエンジョイできます。ユーズド・タイヤでもニュー・タイヤでもスピードは上々ですが、さらに上げていきたいと思っています」

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