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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月14日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アメリカズGP
■開催日:2019年4月12日(金)フリー走行総合結果
■開催地:オースティン/テキサス州(5.513km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度 ■路面温度:42度

REPORT

Monster Yamaha MotoGP、COTAのウイーク初日にスピードをアピール

Monster Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、好天に恵まれたドライ・コンディションを存分に生かし、それぞれ総合1番手と3番手と好位置につけた。

ビニャーレスはフリープラクティス第1セッションからハイペースを披露して2番手獲得。第2セッションではさらに強さを増し、終盤で2分03秒857に更新した。前回のアルゼンチンGPの転倒の影響があり、素早いマシンの向き換え時には膝に痛みを感じていたが、日曜日の決勝に備えてハードプッシュを試み、後続に0.044秒をつけトップに立った。

チームメイトのロッシも第1セッションから好調ぶりを見せて5番手。第2セッションではマシン・バランスの調整にほとんどの時間を割いたあと、最後の最後にタイムアタックを行った。明日のフリープラクティス第3セッションで雨が降る可能性もあるなかで、トップ10入りを確定しておきたいロッシにはプレッシャーもあったが、YZR-M1の前後にソフト・コンパウンドを装着し、落ち着いて走り切って2分 04秒003を記録。トップのビニャーレスに0.146秒差まで近づいて3番手を獲得した。

PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリとクアルタラロもトップ10で初日を終了

PETRONAS Yamaha SRTのF・モルビデリとF・クアルタラロは前回アルゼンチンGPに引き続き、ウイーク初日から好調な走り。翌日は雨が予想されるなかで、順調にトップ10入りを決めた。

フリープラクティス第1セッションでは、Moto3で表彰台獲得の経験を持つクアルタラロが早々にコースの特徴をつかんで2分06秒332で7番手。チームメイトのモルビデリは2分06秒729で11番手となった。

午後からはコンディションが良くなったこともあり、ふたりそろってタイムを更新。翌土曜日に雨が予想されていることから、実質的にはこの第2セッションがQ2進出のための最後のチャンスと考えられるなかで、PETRONASのふたりは順調に目標を達成した。モルビデリは15ラップ目に2分04秒548を記録して8番手、クアルタラロは16ラップ目に2分04秒589を記録して9番手で続いている。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合1番手/2分3秒857)

「前回のアルゼンチンでは何らかの判断ミスがあったので、今日はベース・セッティングに集中することが重要だと考えていました。そしてその結果、とても良い仕事ができました。とくに序盤で積極的にトライして手ごたえを感じることができましたが、さらに改善できると思っています。最初の数ラップでより精確な走りをするためには、もっとグリップが必要です。とくにリアはベストの状態には到達していません。とは言え、今日はトップを獲得することがとても重要でした。明日は雨が降りそうですが、明後日の決勝は前列からスタートしなければならないからです。ここは路面が非常にバンピーで、プッシュすると大きく横方向へスライドしてしまいます。その意味では、激しいハイサイドに見舞われなかったことが幸運なくらいです。予選はもちろん、速さを期待しています。バレンシアではウエット・コンディションで首位を獲得。転倒してしまったことは確かですが、速さも持っていたことも事実です。今、フィーリングは上々です。フィーリングが良いときは、コンディションがどうなろうと関係ないものです」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合3番手/2分04秒003)

「悪くはありませんでした。とくに3番手という成績はとても良いと思います。1ラップが非常にうまくいって好タイムを記録することができたわけですが、今日のうちにトップ10に入っておくことはとても重要です。ペースについては問題もあって、決勝用タイヤでは十分に速さを追求することができませんでした。この点についてはマシン・バランスを改善していかなければなりませんが、初日としてはまずまずの結果でしょう。天気予報によれば明日は雨ですが、予想がはずれてくれることを期待しています。もしも雨なら、全員がまたゼロから始めることになるので、コンディションをしっかり把握し、ウエット用のベスト・セッティングを追求します。それでも日曜日はドライ・レースに
なるよう願っています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ふたりとも、第1セッションも第2セッションも、非常に好調な一日でした。マシン・セッティングについては、前回アルゼンチンで使用したものからスタートしてふたりとも好感触。そのため午後からのセッションでは慌てることなく、さらなる改善を少しずつ追求していくことができました。マーベリックとバレンティーノにはそれぞれの要求があり課題も残っていますが、ウイーク初日の成果には満足しています。とくに明日の天気の行方を考えたときには、ふたりがともにトップ10に入ったことが重要です。私たちチームはこれから、明日のフリープラクティス第3セッションに向けてマシンの調整に取り組みます。ドライ・コンディションを期待したいところですが、ウエットになったとしても、マシンを適応させていくために、またそこからスタートするだけです」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合8番手/2分04秒548)

「小さな問題がいくつかあって、思うように作業が進まず苦戦してしまいました。そのなかでも最後にクイック・ラップを決め、トップ10に入れたことはとても良かったと思います。このコースをまだ十分に理解しきれていないので、もっと多くの周回を連続して走り込む必要があるでしょう。課題を克服するため、明日以降も懸命に作業に取り組みます。とくに難しかったのが、コース上のたくさんのバンプです。終盤になってようやく良いラインが見えてきたので、明日もこの調子でハードワークを続けていきたいと思っています。今日の結果がQ2進出のために十分かどうかは明日の展開次第というところでしょうか」

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合9番手/2分04秒589)

「正式にQ2進出が決定したわけではありませんが、今日のなかで最も重要だったのが、トップ10に入ることでした。タイムアタックのなかで2ラップにわたってミスをしてしまったにもかかわらず、このような結果を残すことができてとても良かったと思います。COTAは体力的に非常に厳しく、ライダーのタフさや体調が試される難しいコースです。おそらくGPサーキットのなかでも最もきついコースのひとつだと思いますが、私はここまでとても順調に乗れています。難しいコースで行われる決勝が楽しみです」

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