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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月31日 アルゼンチン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦アルゼンチンGP
■開催日:2019年3月30日(土)予選結果
■開催地:テルマス・デ・リオ・オンド/アルゼンチン(4.806km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:39度
■PP:M・マルケス(1分38秒304/ホンダ)

REPORT

ビニャーレスが2番手でフロントローを獲得、ロッシは4番手セカンドロー

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、ウイーク2日目の今日も好調を維持。YZR-M1に好フィーリングをつかみ、それぞれ予選2番手と4番手を獲得した。

午前中に行われたフリープラクティス第3セッションでハイペースを見せたふたりは、そろってQ2に進出。ビニャーレスは前回のカタールと同様の作戦で、ほとんどのライダーがピットを離れたあとスペースを確保してからスタートした。最初のラップで8番手につけると、2ラップ目には5番手に上がってチームメイトのロッシに迫る。その後、残りおよそ7分でピットに戻ってニュータイヤに交換し、最後のアタックを開始した。そして1分38秒458を記録すると一時、トップに立ったものの、他のライダーが0.154秒上回り2番手へ後退。ビニャーレスにはもう1ラップのチャンスが残っていたが更新はならず、フロントロー真ん中からのスタートが決定した。

一方のロッシは早々にコースに入って積極的にペースアップ。最初のラップは10番手に留まったが、2ラップ目では区間タイムを短縮して4番手に浮上した。タイヤ交換を済ませた時点で残り時間は4分半。フロントローを目指してペースを上げるなかで一時は3番手に浮上したが、セッション終盤で逆転されて4番手となった。トップとの差は0.241秒だった。

PETRONAS Yamaha SRTは6番手と7番手

F・モルビデリがQ2で6番手として自己ベストのグリッドポジションを獲得すると、チームメイトのF・クアルタラロも7番手で続き好調を維持している。

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのモルビデリとクアルタラロは、フリープラクティスで好位置につけてQ2へ進出。モルビデリはフリープラクティス第3セッションで前日のベストタイムをコンマ5秒以上も短縮し、1分38秒982の6番手。一方のクアルタラロはタイム更新はならなかったものの、1分39秒202でQ2の権利を確保した。

午後から行われたフリープラクティス第4セッションでは、両ライダーとも1分38秒台を記録。Q2ではモルビデリが最終ラップにベストタイムを更新し、1分38秒886の6位番手でセカンドロー。クアルタラロはモルビデリに100分の1秒差と迫る7番手で続いた。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

M・ビニャーレス選手談(予選2番手/1分38秒458)

「昨日の時点で、今日のこの結果を聞かされたとしたら"そんなはずはないよ!"と答えていたと思います。昨日は調子が悪く苦戦していましたからね。でも確かにハードワークしましたし、そのなかでセッションごとに着実に前進していました。今もまだ、もっと改善できると思っているので、この後もチームのみんなと作業を続けます。そして彼らの努力を実らせなければならないと考えています。そのためには好スタートを切り、序盤でトップに立ち、アグレッシブに攻めていくことが必要です。タイムが接近しているので難しいレースになりますがベストを尽くすのみ。決勝がどのくらいのペースで展開されるのかわかりませんが、どんな状況でもがんばるだけです」

V・ロッシ選手談(予選4番手/1分38秒545)

「金曜日、土曜日とここまでとても順調です。ラップタイムもよく、ポールポジションから大きく離されているわけではないので、4番手からのスタートには満足しています。またマシンのフィーリングも上々で、決勝用タイヤでもいいペースが出ています。それでもタイムが接近していて5~6台がライバルになるので、タフな戦いになることは間違いありません。重要なことは、今晩も作業を続けて細かいところをさらに磨くこと。そのうえで明日の天気の行方を見守ることです。もしも雨が降れば、すべてが振出しに戻ってしまうことになります。このところのウエットレースで私自身はそれほど悪くなかったと思いますが、このコースでどうなるかは誰にもわかりません。決勝がウエットになるとするなら、ウォームアップもウエットで走っておきたいと願うばかりです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「予定通りに作業を進め、また一歩、前進できました。ビニャーレス選手もバロッシ選手もQ2で力強い走りを見せてくれました。マシンのフィーリングがよく、その結果としてグリッド1列目と2列目を獲得できたことは大きな成果です。しかし不確実なことがいくつか残っています。天候がレースを左右することになるので、明日の午前中に行われるウォームアップが非常に大切になってきます。全体で最終調整を行うほか、タイヤチョイスは最後の重要課題です。難しいレースが予想されるなかでタイヤの耐久性が不可欠な要素となりますが、どのような状況になっても、今日の好調を見れば不安はありません」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談(予選6番手/1分38秒886)

「今日の結果にはとても満足しています。非常に順調な予選でした。今日はおもにマシンのリア周りに作業を集中。ウイークを通じても全体的にうまくいっていると思っています。Q2ではアタックラップでミスをしてしまいましたが、それでも十分に速いタイムが出ていました。あとは決勝用のタイヤチョイスが課題になります。明日はおそらく、いくつかの集団ができる展開になると思っていて、私はそのなかのトップ集団に加わることが目標です。カタールのときと同様、面白いレースになると思いますが、何よりも私自身が、チェッカーフラッグを見るまでエンジョイできるような走りをすることが重要です」

F・クアルタラロ選手談(予選7番手/1分38秒897)

「今日もとてもよい仕事ができました。カタールでは事前に3日間のテストがあったので基本的なセッティングができた上でウイークを迎えることができましたが、ここではすべてが新しく、フリープラクティス第1セッションで初めてセッティングをスタートしたのです。ここまでの順調ぶりから、カタールでの好パフォーマンスが偶然でなかったことを確信でき、またハードワークによって好成績をつかめることがわかったことは、とてもよかったと思っています。明日の決勝では天候の変化が鍵を握ることになりそうですが、私たちとしてはやはりドライを期待します。ここまでよい仕事ができ、設定していたいくつかの目標を順調に達成してきているので、明日もよいレースができるようがんばります。とくにフリープラクティス第4セッションではセッティングもペースもすばらしかったので、決勝は期待できそうです」

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