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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月31日 アルゼンチン

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦アルゼンチンGP
■開催日:2019年3月29日(金)フリー走行、30日(土)予選、31日(日)決勝
■開催地:テルマス・デ・リオ・オンド/アルゼンチン

CIRCUIT DATA

■コース長:4.806km
■サーキットレコードラップ:1分39秒019(2015:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分37秒683(2014:M・マルケス)
■2018年の優勝者:C・クラッチロー(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、アルゼンチンGPに戦略あり

Monster Energy Yamaha MotoGPのV・ロッシとM・ビニャーレスは今週末、Termas de Río Hondo Circuitで第2戦アルゼンチンGPを迎える。

開幕戦のカタールGPでは、グリッド14番手からのスタートにもかかわらずウイナーにわずか0.6秒差まで迫る大健闘を見せたロッシ。このときの激しいバトルでレースへの情熱がより一層、燃えあがっており、今回もまたトップ争いへのチャレンジを目指している。

ロッシは中南米でも大人気。サーキットに詰めかける大勢のファンに2年ぶりの表彰台をプレゼントしたいところ。過去には2015年に優勝、2016年と2017年は2位を獲得しているが、昨年はハーフウエット、ハーフドライの難しいコンディションに苦戦した。

一方のビニャーレスはカタールでは思うような結果を残すことができなかったが、良い思い出のあるここアルゼンチンで好調を取り戻すべく士気を高めている。

2年前にはここでシーズン2勝目を達成。昨年は苦しみながらも5位に入って貴重なポイントを持ち帰っている。今年は再び表彰台の頂点に立つことが最大の目標だ。

Termas de Río Hondo Circuitは全長4.8km。MotoGPを開催するようになったのは2014年からだが、その2年前に改修工事が行われ、中南米で最も近代的で最も安全なサーキットに生まれ変わっている。高速コーナー(左コーナー5、右コーナー9)と1,076mのロングストレートを持つレイアウトがエキサイティングなオーバーテイクを可能にし、アルゼンチンのファンを魅了する。

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team、南アメリカでの戦いに向けて

カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕戦を終えたMotoGP World Championshipは今週末、地球の裏側へ移動して第2戦を迎える。舞台はアルゼンチンのTermas de Río Hondo Circuit。PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとF・クアルタラロは、初戦で発揮した好調ぶりをそのままに自信を持って臨む。

開幕戦では多くの時間帯でトップグループに加わる活躍を見せ、11位を獲得したモルビデリ。アルゼンチンのサーキットとの相性は良く、2017シーズンにはMoto2で優勝、MotoGPにステップアップした昨年は2ポイントを手中にしている。

一方のクアルタラロはMotoGPデビュー戦となった前回、Q2でスピードをアピールしてルーキーとしては2008年以来最高の5位を獲得する快挙。しかし決勝ではグリッド上でのアクシデントによりピット・スタートとなり、最後尾からの追撃を強いられることに。厳しい状況のなか懸命の走りで16位まで挽回したクアルタラロは、ポイント獲得こそならなかったもののファステストラップで速さをアピールした。ここアルゼンチンでは2015年にMoto3で6位に入っており、今回は最高峰クラスでポイント・ゲットを目指す。

MotoGP決勝は現地時間の午後3時にスタート予定。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談

「カタールの決勝はエンジョイできましたが、今はもう次のアルゼンチンだけに集中しています。気になっているのは第一にコース・コンディション、その次に天候。どちらもとても重要な要素なので、とにかく良い状況に恵まれるよう願うばかりです。昨年はハーフウエット、ハーフドライという非常に難しいコンディションのなかで、スリック・タイヤで水たまりの上を走らなければなりませんでした。このようなことは2度と繰り返したくありません。1年間の成長を確かめながら、ベストを尽くして表彰台を目指したいと思っています」

M・ビニャーレス選手談

「カタールではウイークを通じて良い仕事ができましたが、残念ながら結果につなげることができませんでした。チームのみんながとてもよく頑張ってくれているので、今度こそ恩返ししたいと思います。一戦一戦、一日一日、成長することが今シーズンの目標。ここアルゼンチンでもハードワークに取り組んで、決勝では最初から最後まで上位につけ、勝利をめざしていきます。可能性は十分あると思っています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「前回のカタールでは期待通りの成績をあげることができませんでした。私たちはこの経験から多くのことを学び、今まで以上にハードな仕事に取り組むようになりました。アルゼンチンまで道のりは長くてちょっと大変ですが、一旦、到着してしまえばいつもエンジョイできます。地元のファンがとても情熱的なので、彼らのためにも良いレースをしたいと思うのです。昨年の予想外のドラマについては、観客の皆さんは間違いなく楽しんでくれたと思いますが、私たちとしてはやはり、完全なウエットか完全なドライになるよう願っています。コースは私たちのマシンに合っていますし、ふたりのライダーも気に入っているようです。今回もまたエキサイティングなレースをお見せできるよう、そして好成績を獲得できるよう期待しています」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・モルビデリ選手談

「第1戦から第2戦のインターバルの間によく休養をとることができたので、体力は十分に回復しています。エネルギーを充填し、万全の状態でアルゼンチンGPを迎えることができそうです。大好きなコースですし、アルゼンチンのファンの熱い応援も楽しみ。以前に圧倒的勝利をおさめたことのある場所なので、とても良い印象を持っています。前回のカタールでは、テストのときもレースウイーク中もベース・セッティングがしっかり出来ていましたが、それが今回も同様に機能してくれるかどうかが気になるところ。MotoGPでは様々な要素が揃わなければ好成績をあげることはできないので、失敗から学び、真のポテンシャルを発揮し、前回以上の順位を獲得することが目標です」

F・クアルタラロ選手談

「ハード・トレーニングに励んだり、カタールのレースの分析をしたりして過ごしていました。これは第2戦に臨むために、とても重要なことだと思っています。MotoGPデビューでトップ10入りは期待していませんでしたし、ましてや、どのセッションでもトップ5など考えもしませんでした。ウイーク中はずっと好調で良いペースをキープできていたのです。しかしピットレーンからのスタートとなってしまったため、レース序盤からタイヤを消耗してしまいました。この経験をここアルゼンチンで生かさなければならないし、シーズンを通して改善し続けていかなければならない、とても重要なことだと考えています。Termas de Río Hondo Circuitは路面が少しバンピーですが、コース幅の広いコーナーが気に入っています。MotoGPではテストをしていないのでフリープラクティスが初走行になるわけですが、慎重さを維持しながらも、同時にできるだけ早くコースを覚えてキーポイントを見つけたいと思っています」

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