MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 9月25日 アラゴン
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦アラゴンGP
■開催日:2016年9月23日(金)1日目フリー走行、24日(土)予選、25日(日)決勝
■開催地:スペイン/アラゴン
CIRCUIT DATA
■開設:2009年
■コース長:5.077km
■サーキットレコードラップ:1分48秒120(2015年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分46秒635(2015年:M・マルケス)
■2015年の優勝者:J・ロレンソ
REPORT
Movistar Yamaha MotoGP、ミサノでの勢いをそのままにアラゴンへ
2週間前、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで行われた第13戦サンマリノGPでダブル表彰台を獲得したMovistar Yamaha MotoGPは、今週末の第14戦アラゴンGPに向けて準備を整えている。舞台となるモーターランド・アラゴン(スペイン)はロレンソの母国GPであり、チームの冠スポンサー・Movistarが、3年連続で冠スポンサーを務める重要なイベントでもある。
サンマリノGPで2位を獲得したロッシは、アラゴンでも好成績を目指している。ここでは2013年と2015年にいずれも3位表彰台を獲得。着実にポイント差を縮め、第13戦終了時点でランキングトップにあと43ポイントに迫っている。
ロレンソも、前回の勢いをそのままにホームレースに臨む。前回は3位を獲得し、ランキング3位をキープ。ここモーターランド・アラゴンとの相性は抜群で、2014年と2015年は連続優勝、2012年と2013年は連続2位、2011年は3位を獲得している。
モーターランド・アラゴンは2010年にモトGPカレンダーに加えられ、その年にIRTAベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。スペイン北部のアルカニス近郊に位置し、バルセロナからは車で数時間の距離。毎年、大勢の観客が押し寄せるサーキット(全長5.1km)は、10の左コーナー、7つの右コーナー、968mのロングストレートで構成されている。また激しい高低差もあるため、精確なマシン・セッティングが要求される。
COMMENT
V・ロッシ選手談
「ミサノではもちろん優勝を逃してしまったけれど、とてもいいレースだったと思っている。これからもあのミサノ同様、常にベスト・リザルトを目指して全員が全力を尽くしていくよ。ただ、いいレースをすることだけを考えているんだ。アラゴンは高速コーナーとハード・ブレーキングが混在しているので、完璧なマシン・セッティングが求められる。コースは大好きなので、いつものように初日から懸命に取り組んでいくよ」
J・ロレンソ選手談
「いくつかアンラッキーなレースが続いていたが、ミサノではようやく表彰台に戻ることができた。ウイークを通じて全力を尽くしたつもりだけれど、ダニ(ペドロサ)とバレンティーノのほうがもっと上を行っていたんだ。それでも表彰台を獲得し、セッティングに関しても今後の方向性が見つかった。アラゴンのコースは、ヤマハのマシンに完全にぴったりくるというわけではないが、何度か優勝もしているので可能性は十分にある。とくに今シーズンは、タイヤが変わったことでいろいろな変化が起きているからね。ホーム・グランプリでのレースを楽しみに、もう一度、優勝を狙いたい」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「ポジティブな気持ちでアラゴンへ向かうことができる。前回のチームとバレンティーノのホーム・グランプリに続き、今回はホルヘと、我々の冠スポンサー・Movistarにとってのホーム・グランプリだ。今回もまた非常に重要なイベントとなるので、楽しみにしている。ふたりともアラゴンのコースを気に入っており、チームの意気込みも今まで以上に上がっている。自信を持ってレースに挑む」