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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月14日 オーストリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦オーストリアGP
■開催日:2016年8月13日(土)予選結果
■開催地:レッドブル・リンク/オーストリア(4.326km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:37度
■PP:A・イアンノーネ(1分23秒142)

REPORT

ロッシが2番手・フロントロー、ロレンソは4番手・セカンドロー
Movistar Yamaha MotoGP、決勝に向け準備万端!

Movistar Yamaha MotoGPの2人はV・ロッシが2番手、J・ロレンソは、セッション終盤までトップをキープしたあと4番手となった。
ロッシはほとんどのライダーを先に行かせて後方からスタート。すぐさまペースを上げ、最初のアタックで1分24秒648を記録して4番手とすると、2回目、3回目と順調にタイムを更新し、残り6分、7番手走行中にピットに戻り、新品タイヤに交換すると、最後のアタックに臨んだ。
コースに戻ったロッシは、一気に1分23秒台となる1分23秒843を記録したが、この時点で6番手。その後も懸命にアタックを続け、次のラップで一気に3番手に浮上した。セッション終了わずか数秒前でラインを通過したロッシは、最後の1ラップに全力勝負を賭けると、1分23秒289まで短縮してついにトップに浮上。A・イアンノーネ(ドゥカティ)に先行されるも、わずか0.147秒差の僅差で2番手となり明日はフロントローから、優勝を狙う。
一方のロレンソは、ロッシよりさらに遅れてQ2をスタート。フロントにソフト、リアにミディアムを選択し、わずか2ラップ目で、1分23秒639を記録。これで一気に2番手に浮上したロレンソは、7分半を残して早めのピットイン。1分後にはコースに戻り、ポールポジションを目指してアタックを開始した。この時点で3番手だったロレンソは、再びタイムを縮め1分23秒361へ更新してトップを奪ったが、最終的にはトップと0.063秒差で4番手となった。

スミスが14番手、エスパルガロが15番手で決勝へ

Monster Yamaha Tech 3のB・スミスが予選を経て好調を取り戻した。フリープラクティス初日は第1セッションで22ラップを走行し17番手と厳しい状況でスタートしたが、セッティング変更が功を奏し、2日目の今日はフリープラクティス第4セッションで順調な走りを見せた。ベストラップはQP2進出のラインに届かなかったものの、昨日までのタイムを1.815秒も短縮。Q1を経て最終的には14番手、グリッド5列目を獲得した。
一方、チームメイトのP・エスパルガロは、セッティングに手間取りながらも、スミスのひとつ後ろとなる15番手を獲得した。午前中のフリープラクティス第3セッションでは合計21ラップを走行し、最終ラップでベストラップを更新したがQ2進出はかなわなかった。Q1では合計7ラップ中、6ラップ目で自己ベストを更新した。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(予選2番手/1分23秒289)

「特にマシンがよく走る、最終セクターとT3で懸命にプッシュした。午前中に行ったフリープラクティス第3セッションは厳しい状況だったけれど、チームと協力して作業に取り組んだ結果、大きく前進することができた。フリープラクティス第4セッションでは一気に3番手へポジションをあげることができた。さらに予選前にちょっとした変更を行ってフィーリングが良くなったので、さらにプッシュできるようになり、フロントローを獲得できたんだ。最大のライバルとなるドゥカティ勢の間に割って入ることが目標だったし、ラップタイムも良かったのでハッピーだよ!」

J・ロレンソ選手談(予選4番手/1分23秒361)

「たった1日で状況が変わってしまうなんて、まったく信じられないよ! 今日はコンディションが僕らを後押ししてくれた。ライバルたちはあまりラップタイムを更新することができなかったが、僕らは大きく前進。ラップタイムを1秒以上も短縮することができたので、ポールポジションを目指して戦うことができるようになった。フロントロー、ポールポジションには届かなかったが、昨日の時点での予想よりはずっと良いラップタイムを残せてとても満足しているし、セカンドローに並ぶことができたのだから良かったよ」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「前回のマシンテストと昨日のフリープラクティスは、いずれも非常に厳しい状況だった。今日は、チームのハードワークが実を結び、セッションのたびにセッティングを向上して、ライダーたちは自信を持って走れるようになった。バレンティーノは見事なパフォーマンスで、終盤には何度も好タイムを記録し2番手を獲得。ホルヘも、ほんのわずかの差でフロントローを逃したが、非常に調子が良かった。さらにもう一歩前進するのは決して簡単ではないが、我々としてはその余地はまだ残っていると考えている。これら最終調整を行い、明日のウォームアップ、そしてレースに備える」

Monster Yamaha Tech 3
B・スミス選手談(予選14番手/1分24秒126)

「ウイークのスタートはあまり調子が良くなかったけれど、周回数を重ねることに集中した。今日は昨日よりもラップタイムが2秒近く上がり、大幅な前進ができた。フリープラクティス第4セッションでリズムが良くなってきたのは、とてもうれしいよ。ここまで厳しい状況を共有してきたチームには感謝の気持ちでいっぱいで、この後もまた、彼らとともに最大限の努力をしていきたい。決勝用セッティングではいいペースで走れているので、トップ10は狙えるはず。まずスタートに集中し、その後の展開に備える」

P・エスパルガロ選手談(予選15番手/1分24秒265)

「今日は作戦通りには運ばなかったが、いくらか前進することはできた。このコースはハード・ブレーキングのポイントが難しくて、なかなか思うようにマシンをセットアップできない。フリープラクティスではいろいろな解決策を試してきたけれど、未だに正しい方向性を見つけることができず、第1・2セクションでどうしても遅れてしまう。他のライダーについて行くことも試したが、それも簡単ではなく、15番手に留まることになってしまった。グリッドは後方となったが、決勝では良い戦いができるよう、明日のウォームアップを利用してセッティングをつめたい」

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