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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 5月3日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦スペインGP
■開催日:2009年5月1日(金)1日目フリー走行、2日(土)予選、3日(日)決勝
■開催地:スペイン/ヘレスサーキット

CIRCUIT DATA

■開設:1985年
■コース長:4.423km
■サーキットレコードラップ:1分40秒116(2008年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分38秒189(2008年:J・ロレンソ)

REPORT

欧州ラウンドに突入

MotoGPは今週末、シーズン初のヨーロッパラウンドとなるスペインGPを迎える。第1戦と第2戦と雨に見舞われたあとだけに、南スペイン、アンダルシア地方の春が、穏やかな気候となることを誰もが期待している。フィアット・ヤマハ・チームは、先週の日本GPでJ・ロレンソとV・ロッシが1-2フィニッシュを飾っており、今回も同様の大活躍を目指したいところだ。

スペインに多くのファンを持つロッシは、ここヘレスで、全クラス通算で6回の優勝を飾っている。そのうち2005年と2006年の2回は、ヤマハのマシンで達成したものだ。昨年は2位となり、同時にブリヂストン・タイヤで初の表彰台獲得となった。2007年、2008年と連続2位のあとの今シーズン、ロッシは優勝を目指し、シリーズポイントでもチームメイトのロレンソを抜いてトップに立つことを目標としている。ロレンソとのポイント差はわずか1ポイント。

一方、先週の日本GPでMotoGP2度目の優勝を飾り絶好調のロレンソにとって、ここヘレスはホーム・サーキット。昨年は2度目のポールポジションを獲得し、決勝では3位に入っている。今回は開幕以来の好調をそのままキープし、地の利を生かしてホームGPでの初優勝を狙う。ロレンソはここヘレスで、2002年にはグランプリ史上最年少で予選を通過、2006年と2007年は250ccクラスで優勝し、そのままチャンピオンに輝いている。

COMMENT

V・ロッシ-"ステップアップ"

「ヘレスはスペインのモーターサイクルレースのメッカで、例年、シーズン中最高の観客数を記録している。12万もの熱狂的ファンが自然に恵まれた競技場を埋め尽くし、まるでカーニバルのような独特の雰囲気を作り出すんだ。

コースの特徴は、何よりも正確なライン取りが要求されること。ハードブレーキングのコーナーが少なく、またスロットルをフルオープンできるような場所もほとんどない。4.423kmのコースには、素早い切りかえしが必要なコーナーがたくさんあるので、マシン全体のセッティングに注意を払うことと、フルバンクでのグリップ性の向上が求められることになる。

第1戦、第2戦で表彰台を獲得し、シーズンのスタートは絶好調。これで安定性を証明することができたと思う。でもこれからさらにステップアップしていかなければならない。日本GPはいいレースだったけれど、いくつか問題もあったので、これは解決していかなければならないんだ。ヘレスは冬の間に2回、テストをしているのでデータはたくさんある。これを生かして短時間でセッティングを煮詰めていきたい。またこれまでの2戦が天候に恵まれず苦しかったので、今度こそ良い天気のもとで走りたいよ!

例年ここヘレスでは調子がいいし、多くのファンが熱狂的にサポートしてくれることも励みになる。彼らはこの3日間、盛大なパーティーを開いて僕らを迎えてくれるんだ。いつも素晴らしい雰囲気のなかで走ることができるので、僕はヘレスが大好き。だからパーティーの主役のひとりになれるように頑張りたい。今回もエキサイティングなレースを期待しているよ」

D・ブリビオ、チーム監督-"少しでも早く優勝を!"

「開幕から2戦を終え、好調のうちにヨーロッパに戻ってくることができて今はとてもうれしい気分だ。そしてこれからも、この好調をキープしたままヨーロッパラウンドを戦っていきたいと思っている。ヘレスはヨーロッパラウンドの幕開けという意味で重要な意味を持つ。ここでこれまでの調子と安定性を続けることが今後の展開の鍵となるだろう。一番の目標はやはり、毎回表彰台にあがること。でももちろん、少しでも早いうちに優勝を果たしたいと思っている」

J・ロレンソ-"特別なサーキット"

「チャンピオンシップをリードしてホーム・グランプリを迎えることができたので、モチベーションは絶好調! これはもう期待以上の出来だよ! 日本GPはとてもフィーリングが良くて、すべてのコーナーで走りをエンジョイできた。でも油断は禁物。今シーズンから使用しているブリヂストン・タイヤについてまだ完全に理解できているわけではないのだから、常に学ぶ姿勢を忘れてはいけないと思っている。

ヘレスは世界中でも最も特別なサーキットのひとつ。MotoGPライダーとして、このように大勢のファンに囲まれて走ることは夢のようなことだ。テストもとても好調だった。ずっと3位以内をキープできたので、今回も初日からペースを上げていきたい。昨年のヘレス同様、そして今シーズンのこれまでの2回同様、今回もまた表彰台を狙っていきたい。自信はあるよ!」

D・ロマニョーリ、チーム監督-"モチベーションは高く!"

「かなりエキサイティングなレースになるだろう! 前回の優勝でホルヘはモチベーションをさらに高めていて自信に充ち溢れている。今の彼なら、毎回表彰台に上ることも可能で、とくにヘレスでは、その意気込みが最高潮に達するだろう。そういう時こそ、地に足をつけて集中力を高めていかなければならない。なぜならライバルたちはみな非常に手強いから。マシンはベース・セッティングがしっかりとでき上がっているので、どのコースへ行っても好調に走ってくれるはず。今後もこの方向性を維持していくだけだ。ヘレスは素晴らしいショーになるだろう!」

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