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全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.09 10月28日 鈴鹿

RACE DATA

■大会名称:2012全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦鈴鹿大会(最終戦)
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2012年10月28日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821Km)
■レース距離:第1レース15周、第2レース12周
■観客:8,000人
■天候:雨 ■コース:ウエット
■FL(第1レース):中須賀克行(Yamaha/2分19秒191)
■FL(第2レース):秋吉 耕佑(Honda/2分18秒226)

REPORT

中須賀&YZF-R1、全日本タイトルを奪還!

最終戦は雨中のレースとなったが、第2レースで3位表彰台を獲得した中須賀克行がチャンピオンを決めた。2008年、2009年に続く自身3度目の全日本チャンピオンに輝いた。

10月27日(土)の公式予選では、前日までにマシンの方向性を大きく振ったことに加え、MotoGPマシンYZR-M1からの乗り換えに手間取った中須賀は、思うようにタイムを上げられずにいた。しかし最終的にはキッチリとマシンを合わせ、レース1、レース2ともに3番グリッドからのスタートとなった。

ポイントリーダーで迎えたレース1。中須賀は、好スタートを切ったポールシッター秋吉耕佑(ホンダ)と中盤以降でマッチレースを展開。だがレース終盤ではバックマーカーが現れ、その処理タイミングから中須賀は再び秋吉に離され単独2番手を走行。チャンピオンシップの争いは、ライバルの山口辰也(ホンダ)、柳川明(カワサキ)が4~5番手を走っていたことから、中須賀が2番手のポジションをキープしてゴールすれば、その段階でチャンピオン獲得となる計算だった。しかし最終ラップの第1コーナー進入で中須賀はスリップダウン。レース終盤は雨が激しく降っており、ハイドロプレーニング現象によりタイヤはグリップを失っていたのだ。これで中須賀は21位での完走となったがノーポイント。ランキング2位の柳川とは7ポイント差、山口とは19ポイント差となった。

続くレース2は、雨のために15周から12周に変更して行われた。ホールショットを奪った高橋巧(ホンダ)を、第2コーナーでパスした秋吉がその後独走して2連勝。中須賀は、レース序盤で高橋、山口、柳川とともに激しい2位争いを展開。ところが7周目に高橋と山口のマシンにトラブルが発生し、山口はダンロップコーナー付近でストップ。高橋はピットまで戻り再スタートするが、大きく後退。これで2位争いは中須賀と柳川の一騎打ちとなるが、10周目のヘアピン立ち上がりを過ぎて、中須賀は柳川の先行を許してしまう。その後の中須賀は単独3番手走行となり、そのままチェッカー。これで全日本チャンピオンの座を取り戻した。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda Honda 35'51.970
2 高橋 巧 MuSASHi RT ハルク・プロ Honda 36'01.414
3 山口 辰也 TOHO Racing with MORIWAKI Honda 36'12.269
4 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 36'23.121
5 芹沢 太麻樹 エヴァRT初号機トリックスターFRTR Kawasaki 36'44.164
6 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 36'56.687
7 安田 毅史 鈴鹿レーシングチーム Honda 37'17.626
8 武田 雄一 Team KAGAYAMA Suzuki 37'27.658
9 徳留 和樹 鈴鹿レーシングチーム Honda 37'28.611
10 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING・YAMAHA Yamaha 37'33.167
11 大内田 実 DOGFISHオーテックスズカ Honda 38'17.601
12 須貝 義行 チームスガイレーシングジャパン Ducati 35'53.301(-1Lap)
13 中村 知雅 チーム トモマサ Honda 35'59.218 (-1Lap)
14 大貫 貴彦 ロケットケロタン+ネオラグーナ Honda 36'20.644 (-1Lap)
15 吉田 光弘 Honda緑陽会熊本レーシング Honda 36'31.950 (-1Lap)
16 戸田 隆 ファーストスター>RIBE BMW 36'46.568 (-1Lap)
17 澤村 元章 磐田レーシングファミリー Yamaha 36'51.381 (-1Lap)
18 西中 綱 Honda DREAM RT和歌山 Honda 37'12.981 (-1Lap)
19 須磨 貞仁 CONFIA H.M.F Suzuki 38'01.102(-1Lap)
20 井上 健志 炎R Honda 38'24.224 (-1Lap)
21 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム Yamaha 33'26.849(-1Lap)

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda Honda 27'52.107
2 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 28'13.899
3 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム Yamaha 28'18.749
4 芹沢 太麻樹 エヴァRT初号機トリックスターFRTR Kawasaki 28'35.293
5 安田 毅史 Honda鈴鹿レーシングチーム Honda 28'50.174
6 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING・YAMAHA Yamaha 28'50.352
7 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 28'52.633
8 須貝 義行 チームスガイレーシングジャパン Ducati 29'06.569
9 徳留 和樹 Honda鈴鹿レーシングチーム Honda 29'07.184
10 出口 修 エヴァRT弐号機トリックスターFRTR Kawasaki 29'09.663
11 武田 雄一 Team KAGAYAMA Suzuki 29'16.954
12 東村 伊佐三 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 29'23.632
13 清水 郁巳 ホンダドリームRT高崎 B'WISE RT Honda 29'46.064
14 片平 亮輔 8810RwithMCR Honda 29'51.844
15 吉田 光弘 Honda緑陽会熊本レーシング Honda 29'58.842
16 戸田 隆 ファーストスター>RIBE BMW 30'00.308
17 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda 30'07.904
18 大内田 実 DOGFISHオーテックスズカ Honda 30'08.024
19 中村 知雅 チーム トモマサ Honda 27'56.973(-1Lap)
20 原田 洋孝 RSガレージハラダ姫路 Kawasaki 27'57.419(-1Lap)
21 澤村 元章 磐田レーシングファミリー Yamaha 28'00.000(-1Lap)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 中須賀克行 Yamaha 167
2 柳川 明 Kawasaki 162
3 山口 辰也 Honda 125
4 秋吉 耕佑 Honda 114
5 今野 由寛 Suzuki 103
6 須貝 義行 Ducati 103
9 藤田 拓哉 Yamaha 74

COMMENT

中須賀克行選手談(21位/3位)

「レース1では、自分でもまさかの転倒でした。最終コーナーを立ち上がってストレートを走っているときに、タイヤが浮いている感じがしたので、慎重に第1コーナーにアプローチしたのですが、転倒してしまいました。ただ原因が自分のミスではないので、気持ちを新たにレース2に臨むことができました。

そのレース2では、ラスト5周くらいで身体が硬くなり、なかなか思うように走ることができませんでしたが無事に完走し、チャンピオンを取り戻せたことは本当に誇りに思っています。ヤマハ、YSP、ブリヂストンをはじめとしたレース活動を支えてくださったみなさん、チームスタッフ、家族、ファンのみなさんに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

今年は、タイヤをブリヂストンに変更して、シーズンオフのテストではそのセットアップに集中しましたが、なかなかフロント回りのセッティングが決まらずに不安を残したままの開幕になりました。しかし開幕戦のもてぎ、第3戦筑波で優勝でき、さらにその後もレースやテストを重ねるたびに順応できるようになりました。タイヤをブリヂストンに変えて、ヤマハにとっても、僕自身にとっても勝負の一年になりましたが、結果を残すことができて、本当にホッとしています。ただ、どうしても鈴鹿では今一歩セッティングが詰め切れなかったので、来年こそはここ鈴鹿のフルコースで、キッチリと優勝したいと思います」

原川佳久監督談(YSP静岡東)

「中須賀選手は、レース1の最終ラップの第1コーナーで転倒し、本当にハラハラドキドキしてしまいました。その分レース2では応援しているみんなで熱くなることができたし、感動的なチャンピオン獲得に向けてのプロローグになりました。本当にチャンピオンを取り戻せてよかったです。

レース1を終えて、サイン会があったのですが、レース2に向けておそらく緊張もしていただろうし、集中もしたかったと思いますが、常に笑顔でファンに接している姿を見て、中須賀選手は本当に人とのつながりを大切にするライダーだと知りました。またもこのサイン会で、中須賀選手に熱い応援をいただきましたが、そうしたファンの一人ひとりの気持ちが、チャンピオン獲得につながったと思っています。中須賀選手をはじめ、チームスタッフのみなさん本当におめでとうございます」

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