全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.08 10月7日 岡山
RACE DATA
■大会名称:2012全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦岡山大会
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2012年10月7日(日)
■開催地:岡山国際サーキット(3.703km)
■観客:5,500人 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:中須賀克行(Yamaha/1分29秒111)
■FL:秋吉 耕佑(Honda/ 1分28秒872)
REPORT
中須賀克行、今季4勝目を飾る
YZF-R1を駆る中須賀克行が今季4勝目を飾った。前大会でポールポジションを獲得して優勝している中須賀は、今回の岡山国際でもポールポジションからスタート、終盤では後続を引き離して独走して優勝。4戦連続ポールの2連勝で今季4勝目を飾った。
土曜日のノックアウト予選では、Q1、Q2、Q3と全セッションでトップタイムをマーク。これで筑波、SUGO、オートポリスに続き4戦連続でのポールポジション獲得となった。日曜日の決勝では、好スタートでホールショットを奪う。2番手には秋吉耕佑(ホンダ)が続き、中須賀と秋吉が接戦を演じながら後続を引き離していく展開。5周目ころまでは、両者ともに1分29秒台のラップが続いたが、徐々に秋吉のラップタイムが落ち始め中須賀との差が広がっていく。8周目にはトップ中須賀と秋吉との差は約1秒となり、以後も速いペースを維持する中須賀が独走体制を築く。17周目終了時点で、トップ中須賀と2番手・秋吉とのタイム差は7秒7。中須賀がゴールラインを通過すると、最終コーナーに秋吉が現れるというほどのタイム差となった。そして最終的に8秒2差で中須賀はウイリーでゴールした。なお、柳川明(カワサキ)は3位となり、ランキングポイントでは、トップの中須賀と2番手の柳川との差は28ポイントに広がった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | ヤマハYSPレーシングチーム | Yamaha | 30'04.975 |
2 | 秋吉 耕佑 | F.C.C.TSR Honda | Honda | 30'13.201 |
3 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 30'19.133 |
4 | 山口 辰也 | TOHORacingwithMORIWAKI | Honda | 30'32.946 |
5 | 今野 由寛 | MotoMap SUPPLY | Suzuki | 30'51.482 |
6 | 清水 郁巳 | ホンダドリームRT高崎 B'WISE RT | Honda | 30'56.843 |
7 | 武田 雄一 | Team KAGAYAMA | Suzuki | 31'04.640 |
8 | 吉田 光弘 | Honda緑陽会熊本レーシング | Honda | 31'06.021 |
9 | 東村 伊佐三 | RS-ITOH&ASIA | Kawasaki | 31'06.197 |
10 | 須貝 義行 | チームスガイレーシングジャパン | Ducati | 31'10.765 |
11 | 須磨 貞仁 | CONFIA HMF | Suzuki | 31'15.465 |
12 | 片平 亮輔 | 8810RwithMCR | Honda | 31'15.686 |
13 | 原田 洋孝 | RSガレージハラダ姫路 | Kawasaki | 31'38.848 |
14 | 戸田 隆 | ファーストスター>RIBE | BMW | 31'42.191 |
15 | 田村 武士 | テイクアップOIRF | Suzuki | 30'14.296 (-1 Lap) |
16 | 村上 雅彦 | チームムラカミ&ウッドストック | Kawasaki | 30'14.490(-1 Lap) |
17 | 西中 綱 | HondaDREAMRT和歌山 | Honda | 30'17.129 (-1 Lap) |
18 | 高田 速人 | TEAM Tras&8810R | BMW | 30'33.877(-1 Lap) |
19 | 岸本 悟 | 39くまHKF&ウッドストック | Suzuki | 30'44.744 (-1 Lap) |
20 | 藤本 悦生 | TeamFuji☆LunRei | Suzuki | 30'47.610(-1 Lap) |
21 | 吉田 和憲 | 救急救命戦隊!icu RT | Yamaha | 30'58.619(-1 Lap) |
22 | 今津 比呂志 | プラスワン MCRT | Kawasaki | 31'04.433(-1 Lap) |
23 | 藤枝 稔 | バナナハンズレーシング | Yamaha | 31'07.878(- 1 Lap) |
24 | 和多瀬 邦治 | スピードハート&オーテック鈴鹿 | Honda | 31'40.943(-1 Lap) |
藤田 拓哉 | DOG FIGHT RACING・YAMAHA | Yamaha | 30'26.645 (-9 Laps) |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | Yamaha | 144 |
2 | 柳川 明 | Kawasaki | 116 |
3 | 山口 辰也 | Honda | 102 |
4 | 加賀山 就臣 | Suzuki | 85 |
5 | 須貝 義行 | Ducati | 75 |
6 | 今野 由寛 | Suzuki | 68 |
12 | 藤田 拓哉 | Yamaha | 42 |
COMMENT
中須賀克行選手談(優勝)
「レースウイークに入ってから、シフトがニュートラルに入ってしまうというトラブルが続いていたので、レースでは、意識してシフト操作するようにしていました。それでもレース中盤で一度、その症状が出てしまい、そのときに後方を確認したのですが、この段階で秋吉選手が離れていたので安心しました。チャンピオン獲得に向けて、手応えはありますが、やはり最後まで勝利にこだわっていきたい。最終戦の鈴鹿のフルコースでは優勝経験がないので、今年はぜひとも優勝してチャンピオンを決めたいです」
櫛田好信監督談(YSP大阪箕面)
「中須賀選手とは以前から何度かお会いしていますが、今回サーキットでお会いしたとき、とてもいい表情をしていたので、やってくれると感じていました。レースが始まってしばらくは秋吉選手との接戦となり、少しハラハラしましたが、終わってみれば完璧なレースでしたし、チャンピオン獲得に向けて大きな1勝でした。ここまで来たら、最後までビシッと決めていただきたい。中須賀選手のことですから、決めてくれると思っています。チームのみなさんも、本当にご苦労さまでした」