全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.02 4月15日 鈴鹿
RACE DATA
■大会名称:2012全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦鈴鹿
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2012年4月15日(日)
■開催地:鈴鹿サーキット(5.821km)
■天候:薄曇り ■コース:ドライ
■周回数:15周
■PP:加賀山就臣 (スズキ/2分07秒255)
■FL:高橋 巧 (2分07秒044)
REPORT
中須賀克行が2位入賞を果たす
ヤマハYSPレーシングチームからヤマハYZF-R1を駆り参戦した中須賀克行が、2位入賞を果たした。
4月14日(土)のノックアウト方式の予選は、1台のマシンのオイル漏れの影響でコース修復に時間を擁し、30分間のタイムアタック方式でグリッドが決定。中須賀は加賀山就臣(スズキ)、高橋巧(ホンダ)に次ぐ3番グリッドからレースを迎えた。
決勝は、絶好のコンディションとなり、好スタートを切った中須賀は、1周目を加賀山に次ぐ2番手で終了。3周目のS字コーナーで、中須賀は高橋にパスされて3番手に下がる。6周目には、200Rでマシンが振られてしまい、2番手の加賀山に約1秒の差をつけられてしまった。だが、8周目からリズムを取り戻すと、13周目に加賀山をパスしてスパート。徐々にトップ高橋とのタイム差を縮めるが、結果、1秒623差で2位のチェッカーを受けた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 高橋 巧 | MuSASHi RT ハルクプロ | Honda | 31'59.184 |
2 | 中須賀 克行 | ヤマハYSPレーシングチーム | Yamaha | 32'00.807 |
3 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | Suzuki | 32'07.121 |
4 | 柳川 明 | TEAM GREEN | kawasaki | 32'22.215 |
5 | 山口 辰也 | TOHORacingwithMORIWAKI | Honda | 32'38.563 |
6 | 安田 毅史 | Honda鈴鹿レーシングチーム | Honda | 32'38.732 |
7 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキレーシングチーム | Suzuki | 32'39.001 |
8 | 出口 修 | エヴァRT弐号機トリックスターFRTR | Kawasaki | 32'41.439 |
9 | 辻村 猛 | テルル & イー・モバイル★KoharaRT | Honda | 32'55.351 |
10 | 酒井 大作 | Team Motorrad39 | BMW | 32'56.337 |
11 | 今野 由寛 | Moto Map SUPPLY | Suzuki | 32'57.704 |
12 | 須貝 義行 | チームスガイレーシングジャパン | Ducati | 32'58.686 |
13 | 徳留 和樹 | Honda鈴鹿レーシングチーム | Honda | 32'59.365 |
14 | 東村 伊佐三 | RS-ITOH&ASIA | Kawasaki | 33'03.904 |
15 | 藤田 拓哉 | DOG FIGHT RACING・YAMAHA | Yamaha | 33'25.616 |
16 | 片平 亮輔 | 8810RwithMCR | Honda | 33'25.990 |
17 | 須磨 貞仁 | CONFIA HMF | Suzuki | 33'38.758 |
18 | 久保山 正朗 | Honda浜友会浜松エスカルゴ | Honda | 33'39.421 |
19 | 鈴木 大五郎 | BKRS☆ファクトリーヒロ | Suzuki | 33'44.282 |
20 | 大内田 実 | DOGFISHオーテックスズカ | Honda | 33'53.829 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 高橋 巧 | Honda | 47 |
2 | 中須賀 克行 | Yamaha | 47 |
3 | 加賀山 就臣 | Suzuki | 38 |
4 | 柳川 明 | kawasaki | 38 |
5 | 山口 辰也 | Honda | 32 |
6 | 須貝 義行 | Ducati | 23 |
8 | 藤田 拓哉 | Yamaha | 16 |
22 | 澤村 元章 | Yamaha | 6 |
COMMENT
中須賀克行選手(2位)
「マシンのセットアップが難しく、2分7秒台前半での勝負ができない状態でした。周回を重ねるたびにリズムが出てきて、うまく乗れるようになりましたが、今度は200Rでマシンが振られてしまい、ペースを戻すのに時間がかかってしまいました。マシンの完成度を上げるにはもう少し時間がかかりそうですが、次の筑波は、チーム一丸となってマシンを仕上げ、頑張ります。応援ありがとうございました」
長野靖浩テクニカルディレクター
「今回は、ライダーの望むマシンを作ることができず、本当に迷惑をかけてしまいました。前回の優勝、今回の2位は、ライダーの力に助けられたものです。次の筑波までに、我々スタッフは、出来ることを精一杯やって、現在の問題点に立ち向かっていきます。今回は、YSP河内の板倉昌監督をはじめ、総勢81名の方に応援に駆けつけていただきましたが、応援してくださった全国のYSPのみなさん、ファンのみなさん、サポートしていただいた多くの方に感謝しています。ありがとうございました」
板倉昌監督談(YSP河内)
「81名の応援団を結成しましたが、その約半数がロードレース初体験ながら、みなさんロードレースは本当に楽しいと満足していただけました。今回は、バイクでツーリング気分で応援に来ましたが、優勝はできませんでしたが中須賀選手は2位に入る走りを見せてくれましたし、興奮しました。サーキットには、バイクを楽しむ原点があると感じました。鈴鹿8耐にも中須賀選手が出場するそうですし、全日本ロードレースの最終戦がここ鈴鹿なので、また応援に来られたらと思っています。中須賀選手をはじめスタッフのみなさん、これからも頑張ってください」