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全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.07 9月8日 近畿

RACE DATA

■大会名称:2013全日本モトクロス選手権第7戦近畿大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2013年9月8日(日)
■会場:名阪スポーツランド(奈良県)
■天候:雨のち曇り ■観客数:6,600人

REPORT

第6戦からおよそ2ヵ月のインターバルを経て、全日本モトクロス選手権が再開された。決勝は午前中は雨となり、北海道、藤沢に続きコースはマディコンディションとなったが、久々の全日本ということもあり6,600人ものファンが詰めかけた。IA1クラスは「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」の平田優が第2ヒートで2位を獲得して、総合成績でも2位とランキング3位をキープした一方、田中教世は決勝前に行われた公式練習中に転倒して怪我を負い、決勝は欠場となった。

またIA2クラスは、2014年型YZ250Fがデビュー、これを駆る安原志(名阪レーシング)が、第1ヒートで国際A級では初となる表彰台(2位)を獲得。さらにレディースクラスでは、安原さや(名阪レーシング)が2位を獲得し、各クラスでヤマハライダーが活躍した。

IA1:平田優が第2ヒートで2位表彰台を獲得!

マディコンディションでのレースとなった第1ヒート、好スタートを切ったのは星野優位(ホンダ)、これにYZ450Fを駆る尾崎友哉が2番手で続く。平田もスタートは好位置につけるが、第1コーナーでアウトに膨らみ4番手あたりで第2コーナーへ。しかし1周目に順位を落とし、8番手で2周目に入る。

序盤は、星野を先頭に熱田孝高(スズキ)、小方誠(ホンダ)、小島庸平(スズキ)がトップグループを形成。平田はその後方グループでレースを進めるが、徐々に順位を上げ、さらにトップグループから遅れ始めた熱田を捉えて4番手に順位を上げる。しかし、その直後に転倒、再び熱田にかわされ5番手となるが、すぐに再スタートを切った平田は、再びペースを取り戻して挽回を試みる。すると終盤に入り、小島が転倒して一つ順位を上げ4位でフィニッシュとなった。優勝はIA1クラス初優勝となった星野、2位は小方、3位は熱田。

天候も回復し、ほぼドライコンディションの中で行われた第2ヒートは、池谷優太(スズキ)のホールショットでスタート。平田も好位置につけ、池谷に続く2番手で1周目を終えると、すぐに池谷を捉えトップに立つ。この平田の動きに反応したのが成田亮(ホンダ)。平田のペースに食らいつき、3番手以下を引き離しながらマッチレースを展開する。

この中で平田は、成田のプレシャーをしのぎながら5周目までトップを守ったが、6周目に逆転を許す。その後は成田の背後につき再びトップを狙うが、徐々に離されてしまい後半は単独走行を続け、成田に続く2位でフィニッシュとなった。

なお、総合成績は小方が総合優勝、総合2位は平田となり、ランキングトップの小島が総合6位となったため、順位こそ変わらなかったが、小島から3位の平田までの差はわずか12ポイントと、4位成田までは30ポイントと、ランキング争いは近年まれに見る混戦となった。

IA2クラス:安原志が第1ヒートで2位となり、国際A級初表彰台をゲット!

第1ヒートは、能塚智寛(カワサキ)、佐々木雅哉(ホンダ)ら国際A級のルーキーが先行、2014 年型YZ250Fを駆る安原もスタートから好位置につけ6番手で1周目を終える。序盤は、レース前まで降り続いた雨の影響もあり多くがスリップダウン。上位陣も例外ではなく数名が脱落したが、安原は安定した走りで着実に順位を上げ、4周目に4番手とすると、5周目にはさらに一つ順位を上げて3番手に浮上する。その後は単独で周回を重ねていたが、マシントラブルでペースを落としたトップの竹中純矢(カワサキ)を捉えて2番手に上がり、そのままフィニッシュ。多くのファンが見守る地元の名阪で、国際A級では自身初となる表彰台を獲得し、第4・5戦と優勝・表彰台を獲得した渡辺祐介(チーム ピットイン)に続き、また一人若きヤマハライダーが、トップライダーの仲間入りを果たした。

佐藤亮(ホンダ)のホールショットで幕を開けた第2ヒートは、その佐藤が序盤から先行、これに竹中、富田俊樹(ホンダ)、山本鯨(ホンダ)がトップグループを形成し、これから少し離れて渡辺が8番手で続く。その後、渡辺は、佐藤、田中雅己(ホンダ)とともに5〜7番手を争いながらレースを進めるが、後半に転倒して単独7番手に。しかし、ラスト2周で田中、佐藤がアクシデントにより転倒、これで順位を上げ5位でレースを終えた。優勝は竹中、2位は富田、3位は岡野聖(スズキ)。なお、安原はスタートで遅れ、そこから挽回して一時は12番手としたが、ラストラップに転倒し17位でゴールした。

レディースクラス:安原さやが今季5度目の表彰台となる2位を獲得!

ホールショットを奪ったのは竹内優菜(ホンダ)、ヤマハでは本田七海(Team KOH-Z)が上位でスタートしたが、安原は中団に飲み込まれてしまう。1周目を終えてのトップは竹内、これに川村真理子(KTM)、延永若菜(ホンダ)が続き、本田が5番手、安原は9番手につけるが、序盤から上位陣が次々と転倒し、安原はすぐに6番手とすると、ここから安原が一気にスパートをかけ5周目には2番手とする。しかし、この時点でトップの竹内とは10秒以上の差があり、終盤まで追い上げを続けたが届かず竹内に続き2位でフィニッシュ、3位には畑尾樹璃(カワサキ)が入った。本田は5番手走行中に転倒があり、7位でチェッカーを受けた。

次回の第8戦関東大会は、10月5・6日の2日間、埼玉県のオフロードヴィレッジで開催される。

IA1 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 32'18.807
2 小方 誠 TEAM HRC Honda 32'22.028
3 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 32'41.932
4 平田 優 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 32'44.779
5 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 32'53.985
6 星野 裕 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 32'56.952
7 成田 亮 TEAM HRC Honda 32'58.337
8 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 33'01.382
9 増田 一将 Team CRF & Kazu Racing Project Honda 33'12.756
10 深谷 広一 TEAM MOTO SPORTS FUKAYA Honda 33'39.962
11 三原 拓也 K・R・T Kawasaki 33'53.583
12 池谷 優太 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 34'03.171
13 尾崎 友哉 RIDEZ Muc-Off YSP HO Yamaha 34'25.956
14 小林 雅裕 KUMAMOTO 緑陽会熊本レーシング Honda 33'50.046(-1Lap)
15 鈴木 正明 秀明道場 Suzuki 33'57.786(-1Lap)
16 鎌倉 大樹 レーシングチーム鷹 Yamaha 34'05.994(-1Lap)
17 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 33'03.470(-2Lap)
18 桒垣 竜斗 KTMうず潮レーシング福山 KTM 33'10.061(-2Laps)
19 佐々木 雅規 エナジーX Honda 33'16.456(-2Laps)
20 中村 泰介 RACING TEAM MIKURAwith ALL-ONE Yamaha 33'45.092(-3Laps)
21 岩本 徳雄 4649ike-JET Suzuki 32'28.239(-5Lap)

IA1 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 TEAM HRC Honda 33'11.438
2 平田 優 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 33'17.033
3 小方 誠 TEAM HRC Honda 33'19.641
4 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 33'31.077
5 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 34'06.208
6 増田 一将 Team CRF & Kazu Racing Project Honda 34'28.065
7 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 34'44.181
8 深谷 広一 TEAM MOTO SPORTS FUKAYA Honda 34'54.661
9 三原 拓也 K・R・T Kawasaki 33'35.594(-1Lap)
10 尾崎 友哉 RIDEZ Muc-Off YSP HO Yamaha 33'47.517(-1Lap)
11 池谷 優太 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 34'10.281(-1Lap)
12 鈴木 正明 秀明道場 Suzuki 34'36.572(-1Lap)
13 佐々木 雅規 エナジーX Honda 33'24.993(-2Laps)
14 中村 泰介 RACING TEAM MIKURAwith ALL-ONE Yamaha 34'41.942(-2Laps)
15 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 34'45.543(-2Lap)
16 桒垣 竜斗 KTMうず潮レーシング福山 KTM 33'24.046(-3Laps)
17 岩本 徳雄 4649ike-JET Suzuki 33'41.902(-3Lap)
18 小林 雅裕 KUMAMOTO 緑陽会熊本レーシング Honda 33'57.865(-3Lap)

IA1 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 小島 庸平 Suzuki 278
2 小方 誠 Honda 272
3 平田 優 Yamaha 266
4 成田 亮 Honda 248
5 熱田 孝高 Suzuki 238
6 田中 教世 Yamaha 187
13 尾崎 友哉 Yamaha 105
19 鎌倉 大樹 Yamaha 42
21 中村 泰介 Yamaha 27

COMMENT

平田優選手談(4位/2位:総合2位)

「インターバルの期間は、自宅から近いこともあり、名阪に通い詰めて準備をしてきました。また、チームも今シーズン何度もあったマディでのレースを踏まえ、マシンのポテンシャルアップを図ってきただけに、大きな手応えとともにレースに臨みました。第1ヒートは、スタートは良かったものの、第1コーナーでイン側にスキを作ってしまい後退。追い上げのレースとなりましたが、すぐに切り替え、とにかく前へという気持ちでレースを進めました。フィーリングもタイムも良く、4番手まで上がった後、もう一歩とプッシュした結果、転倒してしまいましたが、悪いながらも4位で終えることができました。第2ヒートはトップに立った直後から成田選手にプレッシャーをかけられたのですが、特に意識せずに自分の走りに集中しました。かわされた後は、ラインを見るなど逆転を狙ったのですが、攻略できず、成田選手が一枚上手だったのだと思います。この結果でランキングはさらに接戦になりましたが、他のライダーを僕がコントロールすることは不可能なので、自分を信じて残り2戦全力で戦うだけです。そして最後にチームとファンの皆さんと一緒に笑いたいと思います」

大西康監督談(YSP京都西)

「田中選手の怪我による欠場は残念でしたが、平田選手が田中選手の分も奮闘してくれました。30分+1周という時間、そして厳しいコンディションの中、レベルの拮抗したライバルたちとの激しいバトルは本当にすばらしいの一言。追い上げのレースとなった第1ヒートは、転倒がありましたが、最後までねばりの走りを見せてくれ、第2ヒートも最終的に2位という結果でしたが、ディフェンディングチャンピオンの成田選手とのバトルは見応えがあり、ファンの皆さんも存分に楽しむことができたと思います。ランキング争いも僅差となり、残り2戦も激しい戦いになると思いますが、一発の速さと安定感をともに備えた平田選手に期待するとともに、ぜひ、チャンピオンにチャレンジする平田選手に大きな声援をお願いします」

IA2:安原志選手談(2位/17位:総合7位)

「名阪は地元であり、また2014年型YZ250Fのデビューだったこともあり、しっかり乗り込んできました。第1ヒートは6番手というまずまずのスタートを切れたので、冷静に30 分の中で一人ずつ抜いていくプランを立てました。優勝には届かなかったものの、自己ベストの2位でゴール。率直にうれしいという気持ちもありましたが、一方では上位陣の転倒で順位を上げるなど運もあったことを考えると、まだ満足してはいけないと自分に言い聞かせました。第2ヒートはスタートで出遅れ、その後もラインが悪く、ペースを上げることができないまま、だらだらとレースを進めてしまいました。それでも自分では前をめざしていたので、ラストラップまで攻めていたのですが、そこで転倒してしまいました。ただ、今日の結果はとても大きな自信になったので、次回は両ヒートで順位を揃えることを第一としながら、表彰台の真ん中を貪欲に狙っていきます」

レディース:安原さや選手談(2位)

「前回の藤沢で優勝し、チャンピオン争いを優位に進めたいと考えていたのですが、それがかなわず、今回の名阪は優勝で挽回したいと思っていただけに2位とはいえ残念です。レース自体はスタートで遅れながらも比較的早く順位を上げることができたのですが、2番手に上がってからはバックマーカーに手こずってしまう場面があり、追いつくことができませんでした。これでまたチャンピオン獲得に向けたプランが崩れてしまったので、次の関東を絶対にとらなければならなくなりました。オフロードヴィレッジは、得意ではありませんが、相性は良いコースなので、なんとしても勝ちたいと思います」

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