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全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.03 5月13日 広島

RACE DATA

■大会名称:2012年 全日本モトクロス選手権第3戦中国大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2012年5月13日(日)
■会場:広島県・世羅グリーンパーク弘楽園
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴  ■観客:7,150人

REPORT

全日本モトクロス選手権•第3戦が、世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)にて開催された。決勝日は、早朝こそ気温が低くかったものの、太陽が昇るにつれて暖かくなり絶好の観戦日和となった。
前大会、レース中に胸を強打するアクシデントがあったヤマハ•YSP・レーシング・チームの田中教世(IA1)は、インターバルの間に治療を行ってきたがまだ完全には回復しておらず、第1ヒート中に体調が悪化して11位でフィニッシュ。続く第2ヒートはその影響があり大事をとって欠場することとなった。
IA2では、第2戦で怪我から復帰したヤマハ•レーシング•ユースの安原志が、第1ヒートは9番手を走行中に転倒して24位、第2ヒートは転倒による怪我の影響で欠場した。そしてレディースでは、ヤマハ•レーシング•ユースの伊集院忍が8位、安原さやは2位として3戦連続で表彰台を獲得した。

IA1:田中教世は第1ヒート11位、第2ヒートは欠場
小島太久摩がヤマハトップの総合11位を獲得

前回の関東大会でハイサイドによる転倒を喫し胸を強打した田中は、この中国大会までのインターバルで治療に努めたものの、体調としては万全と言えない状態で決勝を迎えることとなった。その第1ヒート、田中は第1コーナーで中段に飲み込まれ、1周目を12番手で終える。その後は、これまでの2戦でも見せた序盤からの攻勢により順位を上げ7番手まで回復する。ところが、そのあたりから体調が悪化。ペースが上がらず一転して追い上げにあい順位を落としてしまう。しかし、田中はその後も諦めることなく最後まで走りきって11位でフィニッシュした。

なおトップ3は大混戦となり、優勝は逃げ切った成田亮(ホンダ)、2位争いは最終ラップまでもつれこみ、それまで2位をキープしていた平田優(ホンダ)を、フィニッシュライン直前でかわした新井宏彰(カワサキ)が制した。

第2ヒート、田中は第1ヒート中に悪化した体調が思わしくないため、大事をとって欠場。レースは、Team KOH-ZからYZ450Fを駆り参戦する小島太久摩が序盤10番手あたりから一時8番手まで順位を上げたが、中盤以降順位を落とし12位でチェッカーを受けヤマハトップのリザルトを獲得した。一方優勝争いは、成田、新井、増田一将(ホンダ)の三つ巴のバトルとなり、第1ヒートと同様、成田が後続の追撃を抑えて優勝、新井が2位、増田が3位となった。

IA2:安原志は怪我によりノーポイント
ヤマハトップは総合11位の原田翼

怪我からの復帰2戦目となる安原は第1ヒート、スタートで中段に飲み込まれたものの、第1コーナーをうまく回り上位グループにつけると、およそ10番手あたりで2周目に入る。しかし序盤の混戦で13番手まで後退してしまう。
レースが落ち着きはじめた5周目以降は、周りのライバルを上回るペースでポジションを上げて10番手まで挽回。その後上位のライダーのリタイアがあり9番手とすると、さらに前を行くライバルに果敢に接近、8番手を視野に捉えてレースを進める。ところが16周目、そのバトルで痛恨の転倒。再スタートを切ったものの、大きく順位を落とし24位でフィニッシュとなった。トップ3位は混戦となり、後半に抜け出した三原拓也(カワサキ)が優勝、2位星野優位(ホンダ)、3位は山本鯨(スズキ)。ヤマハではTEAM エム FACTORYからエントリーする原田翼の13位が最上位となった。

続く第2ヒート、安原は第1ヒートの転倒の際に胸部を強く打撲しており、病院での診断の結果を受けて欠場となった。レースは、1周目を終えて原田が6番手と好位置につけたが、序盤に順位を落としてしまう。しかし後半は安定した走りでポジションを守り第1ヒートと同様13位でフィニッシュ。総合成績でもヤマハ最上位となる11位となった。なお、優勝は第1ヒートと同じく三原、2位は山本、そして3位は星野となった。

レディース:安原が2位、伊集院が8位!

午後1番で行われたレディースの決勝、そのスタートでホールショットを奪った邵洋子(スズキ)が序盤から単独走行でトップをキープ。安原さやは第1コーナを上位で通過するも、1周目を終えて7番手。一方の伊集院忍は10番手で2周目に入る。
序盤での順位の回復を目指していた伊集院だったが、その2 周目に転倒を喫して15番手まで後退。しかしすぐに11番手まで挽回すると、その後は前のライダーに大きな差をつけられていたが、マシンをプッシュし周を重ねるごとにその差を縮め一人、また一人とかわして8番手とする。さらに疲れの生じるレース終盤になってもプッシュを続け、7番手のテールを捉えるが、一歩及ばす8位でフィニッシュした。
開幕から2戦連続で表彰台を獲得している安原は4周目までに3番手にすると、さらに5周目に2番手に浮上し、トップの邵の追撃を開始。安原は邵との差を着実に縮め、ラスト3周のところで3秒差に迫る。しかし、安原は次々と現れるバックマーカーの影響などがあり差を詰め切れず2位でチェッカー。それでも開幕から3戦連続での表彰台登壇となりチャンピオンへ向けて着実に歩みを進めている。

次回の第4戦SUGO大会は、スポーツランドSUGO(宮城県)で2週間後の5月26・27日に開催される。

IA1 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 TEAM HRC Honda 32'04.246 (19Laps)
2 新井 宏彰 K.R.T. Kawasaki 32'05.042
3 平田 優 TEAM HRC Honda 32'05.129
4 増田 一将 kazu Racing Project×West wood Honda 32'12.520
5 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 32'21.506
6 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 32'24.600
7 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 32'27.143
8 島崎 大祐 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 32'27.222
9 稲垣 佳樹 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 32'29.273
10 深谷 広一 TEAM MOTO. SPORTS. FUKAYA Honda 32'44.116
11 田中 教世 YAMAHA YSP Racing TEAM Yamaha 32'48.988
12 小方 誠 TEAM HRC Honda 32'49.868
13 小島太久摩 TEAM KOH-Z Yamaha 33'01.247
14 中村友則 グリーンクラブジュニアライダース Honda 33'17.275
15 高須 康市 Team SSC Suzuki 33'36.312
16 増田 篤 Team SSC Suzuki 33'47.912
17 須田 純 グリーンクラブJUDGE MENT Kawasaki 33'50.164
18 芹沢 翔悟 TEAM HAMMER Honda 32'11.591(-1Lap)
19 尾崎 友哉 RIDEZ Muo-Off Racing with YSP浜北 Yamaha 32'15.102(-1Lap)
20 井上眞一 K.R.T. Kawasaki 32'22.857(-1Lap)
28 中村 泰介 Yamaha 32'08.514(-2Lap)
DNF 斉木 達也 RT鷹 Yamaha

IA1 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 TEAM HRC Honda 32'24.670 (19Laps)
2 新井 宏彰 K.R.T. Kawasaki 32'25.198
3 増田 一将 kazu Racing Project×West wood Honda 32'25.685
4 深谷 広一 TEAM MOTO. SPORTS. FUKAYA Honda 32'42.758
5 平田 優 TEAM HRC Honda 32'47.327
6 島崎 大祐 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 32'49.194
7 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 32'53.776
8 星野 裕 グリーンクラグ&パーク神戸RT Kawasaki 32'54.589
9 小方 誠 TEAM HRC Honda 32'55.583
10 中村友則 グリーンクラブジュニアライダース Honda 33'22.883
11 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 33'38.351
12 小島太久摩 TEAM KOH-Z Yamaha 33'41.104
13 納屋 望 Team DUNLOP MX Honda 33'42.498
14 増田 篤 Team SSC Suzuki 33'48.278
15 高須 康市 Team SSC Suzuki 33'50.606
16 尾崎 友哉 RIDEZ Muo-Off Racing with YSP浜北 Yamaha 34'00.131
17 須田 純 グリーンクラブJUDGE MENT Kawasaki 32'30.688(-1Lap)
18 鈴木 正明 秀明道場 Yamaha 32'30.688
19 沼田 誠司 グリーンクラグ JUDGE MENT Kawasaki 33'09.247(-1Lap)
20 谷本 功志 Honda 33'09.977(-1Lap)
25 中村 泰介 Yamaha 33'11.573(-2Lap)
DNF 谷 和也 サンビシwithイナベMSL Yamaha

IA1 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 成田亮 Honda 150
2 新井宏彰 Kawasaki 121
3 平田優 Honda 110
4 増田一将 Honda 95
5 小島庸平 Suzuki 90
6 深谷広一 Honda 83
11 小島太久摩 Yamaha 58
14 田中教世 Yamaha 40
16 尾崎友哉 Yamaha 27
19 斉木達也 Yamaha 21
24 鈴木正明 Yamaha 5

COMMENT

IA1:田中教世選手談(11位/欠場:総合17位)

「第1ヒートの序盤で、呼吸に違和感があったため、そこからはペースを上げないように抑えて走ることになりました。途中でリタイアという選択もあったのですが、前回も十分に走れず多くのファンの皆さんに自分の走りを見せたかったし、ポイントを少しでも獲得したいという気持ちもあり、最後まで走り切りました。しかし第2ヒートは体調不良のままレースに出てさらに体調を悪化させる可能性も考えられたし、ベストなパフォーマンスを見せることができないということで、次回以降のレースを見据えて欠場を決めました。YSP応援団をはじめ多くのファンの皆さんの期待に応えることができずすみませんでした。次回のSUGOでは、少しでも良い走りを見てもらえるよう、しっかり治療に専念しますので、期待していてください」

菅信明監督談(YSP松山東社長)

「田中選手は、練習も開始しており走行に耐えられる体調に回復していたのですが、結果が示す通り、完全には治り切っていませんでした。しかし第1ヒートを走り切ったのは、YSP応援団を含めた多くのファンに走りを見せたい気持ちと、ランキングへの執念にほかありません。第2ヒートは大事をとって欠場となりましたが、田中選手のモトクロスに対する強い気持ちを感じてもらえたのではないでしょうか。次回のSUGOまであまり時間はありませんが、まずは体調の回復に努め本来の走りを取り戻して欲しいと思います。そして秋の中国大会では優勝を獲得する姿を見せてくれるはずなので、ぜひ期待していてください。
一方、安原選手も残念な結果になりました。若いということで怪我の回復も早いし、伸びしろも大きいだけに今回の結果を引きずることなく、ポジティブにレースに取り組んでほしいと思います。伊集院選手は転倒があり納得の結果ではなかったと思いますが、まだまだレースは残っているので、SUGOに向けて準備を進めてほしいと思います」

IA2:安原志選手談(24位/欠場)

「第2戦のスタートが良くなかったため、今回はスタートの修正をテーマにレースに臨みました。第1ヒートでは完璧とは言えないものの、前回よりも良いスタートを切ることができたのですが、序盤の混戦で体が思うように動かず、やるべきことを見失ってしまい順位を落としてしまいました。さらにその後、ライバルとの接触により転倒。再スタートしてフィニッシュしたものの、胸部の強い打撲で第2ヒートは欠場することとなりました。次回のSUGO大会には参戦できる予定なので、序盤のレース運びを改善して、上位を狙いたいと思います」

レディース:伊集院忍選手談(8位)

「事前テストでは自分で納得いく走りができていたのですが、2周目に単独で転倒。そこから焦りが生じてしまい、まったくイメージしていた走りができず、去年と似たようなレースをしてしまいました。後半に入り少しずつ良い方向に修正できたのですが、遅すぎました。次のレースは好きなイメージのあるSUGO、今度は表彰台を目指してがんばりますので、これからも応援よろしお願いします」

レディース:安原さや選手談(2位)

「スタート直後は出ることはできたのですが、第1コーナーでの詰めが甘く結果的に出遅れた形になり1周目を終えて7番手。そこからの追い上げにも時間がかかり、邵選手に逃げられました。それでも後半に3秒差まで詰めることができたのですが、バックマーカーをうまくかわすことができず詰め切ることができませんでした。ただ今年の自分のテーマはエンジョイ•モトクロスなので、悔しさはもちろんありますが、焦ることなくモトクロスを楽しみながらやっていきたいと考えています。SUGOは苦手なコースなので無理して優勝を狙っていくより、表彰台を狙うくらいのスタンスで臨みます」

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