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レース情報



アジアロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどアジアロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.01 3月3-4日 タイ

RACE DATA

■大会名称:2018アジアロードレース選手権第1戦タイ
■カテゴリ:SS600・AP250
■会場:タイ・チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554km)

【レース1】
■開催日:2018年3月3日(土)
■コースコンディション:ドライ
SS600クラス
■周回数:18周
■PP: Md Zaqhwan Zaidi (1'38.469/Honda)
■FL: Thitipong Warokorn (1'39.283/Kawasaki)

AP250クラス
■周回数:10周
■PP: Anupab Sarmoon (1'53.064/Yamaha)
■FL: Mario Suryo Aji (1'53.603/Honda)

【レース2】
■開催日:2018年3月4日(日)
■コースコンディション:ドライ

SS600クラス
■周回数:18周
■PP: Md Zaqhwan Zaidi (1'38.469/Honda)
■FL: Md Zaqhwan Zaidi (1'39.213/Honda)

AP250クラス
■周回数:10周
■PP: Anupab Sarmoon (1'53.064/Yamaha)
■FL: Peerapong Boonlert (1'53.868/Yamaha)

REPORT

SS600:#13 Westが2位/優勝、レース2では #24 Kraisartが2位、#76 Itoが4位

Race 1

例年より約1ヶ月早く開幕を迎えたアジアロードレース選手権。その開幕戦は今シーズン、MotoGPも開催されるタイ・ブリラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットが舞台となった。
今シーズンから「ASEAN」という名称を加え再スタートを切ったYAMAHA RACING TEAM ASEAN。チームは育成や開発を軸に活動、ライダーの#76 Yuki Itoと#64 Keminth Kuboはこの方針に則り、ヤマハ、そしてASEANの代表として、「タイトル獲得」「経験」「成長」をキーワードに、時に若手の手本として、時に良きライバルとしてシーズンを戦っていく。

この開幕戦は、直前までのテストに続き、新型YZF-R6への適応と課題の洗い出しを行いながらウィークを過ごした。こうした状況から、予選では#64 Kuboが7番手、#76 Itoは10番手。さらに迎えたレース1では、開始からわずか3周目、エースの#76 Itoが、マイナートラブルによりコースアウト。ほぼ最後尾からの追い上げとなってしまう。それでも、すぐに息を吹き返した#76 Itoは、ここから39秒台のハイペースで挽回し、12位でチェッカーを受けた。
一方の#64 Kuboは、昨年からの成長を証明した。1周目を12番手と出遅れながらも着実にポジションをアップ。中盤に入るとトップ集団の最後尾まで追い上げたのだ。後半に入り上位3台には離されるも、4位争いに加わり一時は6番手につける力走を見せたが、ここで力尽き終盤にポジションをダウン。それでもトップ10に入る9位でフィニッシュし、昨年からジャンプアップした姿を見せることとなった。

ARRCの有力チーム、Yamaha Thailand Racing Teamからは、ベテランの#24 Decha Kraisartと、怪我で欠場となったChalermpol Polamaiに変わってチームに加入した#56 Ratthapong Wilairotが参戦。ホームコースということもあり、予選は#56 Wilairotが3番手フロントロー、#24 Kraisartが5番手と好位置を確保しレースに臨んだ。
前半は#24 Kraisartがトップ争いを繰り広げたが、7周目に転倒リタイア。#56 Wilairotは、前半こそトップグループ後方だったが、後半に入ると徐々に本領を発揮。4位争いを繰り広げ、何度もライバルと順位を入れ替える激しいバトルを演じ、ヤマハライダーとしての初レースを6位入賞で終えた。
また、Hong Leong Yamaha Malaysiaの#32 Md Ramdan Rosliが14位、#127Kasma Daniel Kasmayudinが15位。プライベートチームからYZF-R6で参戦する#13 Anthony Westが2位表彰台を獲得した。

Race 2

YAMAHA RACING TEAM ASEANが、レース1から前進を果たしたレースとなった。

10番グリッドからスタートした#76 Itoは、オープニングラップでポジションをあげ7番手へ。プレシーズンテストから課題を洗い出しながら仕上げてきたマシンとライダーが噛み合いはじめたことで、トップグループの1人としてレースを進めることとなった。
特に中盤には、5番手まで順位をあげるシーンもあった。それでも「未完成」の部分が時折顔を覗かせ、ミスによる後退や背後に迫りながらもかわすことができない我慢のレースが続いた。こうして、最後までトップグループに残った#76 Itoは、最終ラップの最終コーナーで、上位2人のクラッシュによりポジションをアップ。表彰台は逃したが4位とし、トップを狙える力をライバルに見せつけ開幕戦を終えた。

#64 Kuboは1周目の第4コーナーでミスがあり1周目を13番手。その後はミスを抑え、崩れることなく安定したペースを刻み10番まで挽回すると、最終ラップに上位陣の転倒と、ライバルをかわして順位をアップ。目標の5位以内には届かなかったが7位を獲得して両レースでのシングルフィニッシュを決め、その成長を改めて示すこととなった。

一方のトップ争いはR6が主役となり、#13 Westが終始安定した走りで優勝。#24 Kraisartと#56 Wilairotは、#13 Westとともにライバルとバトルを繰り広げ、一時はトップ3を独占した。ところが、ライバルも攻勢に転じ、#56 Wilairotは、攻防の中で順位を入れ変え、最終ラップの最終コーナーでライバルと接触して転倒。これでポジションを上げた#24 Kraisartが2位表彰台を獲得、#56 Wilairotは再スタートし14位となった。

AP250:大混戦の開幕、レース1で#500 Sarmoonが優勝、レース2では#250 Suciptoが2位表彰台

Race 1

2016シーズンにこのクラスでチャンピオンを獲得して、CEVインターナショナル選手権への参戦を開始したApiwat Wongthananon。昨年、AP250に加えスーパーバイク世界選手権300(WSSP300)にワイルドカード参戦して優勝を飾り、今年からそのWSSP300へのフル参戦を開始するGalang Hendra Pratamaという、若きタレントを排出してきたAP250。
今年もまた、昨シーズン、R25ライダー最高のランキング3位を獲得した#500 Anupab Sarmoon(Yamaha Thailand Racing Team)を筆頭に、ヤマハの各拠点から世界進出を目指すライダーがエントリーした。

この中でも多くの経験を持つ#500 Sarmoonが、初日の公式練習から実力を発揮。公式練習3回のセッションではいずれもトップ3内に入り、予選ではポールポジションを獲得。そしてレース1では、10台を超える大混戦の中、R25ライダーの先頭に立ってライバルと熱いバトルを繰り広げた。これに触発されるように、#500 Sarmoonのチームメイトである#45 Peerapong Boonlert、#90 Kanatat Jaiman。Yamaha Racing Indonesiaから初のフル参戦となる#179 Richard Taroreh、#901 M.Faeroziら7人のR25ライダーがトップグループに残りライバルとトップ争いを展開した。
レースは最終ラップまで混戦が続いたが、最終コーナーを制した#500 Sarmoonがトップでチェッカーを受けて優勝。これに続き#45 Boonlertが4位、インドネシアの#250 Rafid Topan Sucipto(Yamaha Yamalube KYT TJM WR Super Battery)が5位と、レース2につながる好成績を残すこととなった。

Race 2

レース2はライバルが巻き返しを図ってきた。12台に絞られたトップグループでは、序盤こそヤマハR25ライダーがトップ争いを繰り広げたが、中盤に入るとトップ5をライバルが独占。6台のR25は6番手以下に抑えられる状況となったのだ。それでも終盤に入るとR25ライダーが、ライバル集団の中に染み込むように攻勢に転じていった。
特にインドネシア、タイのライダーがチャレンジを繰り返し、トップ5に割って入り、時にトップを奪うなど、再び攻防を振り出しに戻した。そして最終コーナーでは、#250 Suciptoが上位に食い込んで2位表彰台を獲得。さらに今年からフル参戦の#90 Jaimanが3位、#45 Peerapong Boonlertが4位、#500 Sarmoonが5位と超混戦のレースで結果を残し、新たなタレントの登場を証明した。

UB150:レース1でヤマハが表彰台を独占!

Race 1

レースは中盤までに8台のトップグループに絞られると、抜きつ抜かれつの混戦のまま最終ラップの最終コーナーに突入。この進入でトップに立っていたのが、チャンピオン候補の一人であるYamaha Racing Indonesiaの#60 Wahyu Aji Trilaksanaだったが、最終コーナーで多重クラッシュが発生。ヤマハライダーもライバルも含め多くが転倒したが、この中で転倒を回避した#98 Md Izzat Zaidi(RCB Yamaha Y Y Pang Racing)が優勝、#36 Md Affendi Rosli(Team One For All)が2位。そして、転倒しながらも素早く再スタートを切った#60 Trilaksanaが3位を獲得し、ヤマハが表彰台を独占する幸先の良いスタートを切った。

Race 2

レース1と同様、序盤から激しいトップ争いが繰り広げられた。#60 Trilaksanaは、トップ集団の後方に位置付け、様子を伺うようなレースを展開。そして終盤に入ると一気に攻勢に転じてトップに浮上。最終周の最終コーナーもトップで迎えたが、今度はライバルを抑えながらも慎重なコーナリングで今季1勝目を挙げた。
ところが最終コーナー直前のストレートでの走りにペナルティーが課せられ、フィニッシュタイムに20秒プラスとなって#60 Trilaksanaは9位に。これによって#199 Syahrul Amin(Yamaha Yamalube SND Factory)の2位がヤマハ最高位となった。

次回、第2戦はARRCでは初開催となるオーストラリア大会が4月20日から3日間で開催される。

SS600 RESULT Race.1

SS600 RESULT Race.2

SS600 RIDERS RANKING

AP250 RESULT Race.1

AP250 RESULT Race.2

AP250 RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA RACING TEAM

#76 Yuki Ito(SS600:12/4位)

「ブレーキのトラブルで3周目にオーバーラン。これで21番手まで後退し上位は難しいことはわかったのですが、レース2につながるデータをチームに残すためにも集中して走りました。このウィークは、新型のマシンを投入したばかりということもあり、チームも僕も手探りの中で進めてきたし、マイナートラブルが出るなど苦労した部分もありましたが、オーバーラン後は安定した走りができ、それがタイムにも現れ、結果は12位と決して納得できるものではありませんが、次につながるものとなりました。そのレース2は、レース1の経験を生かして現状でのベストを尽くせたし、想定以上のリザルトだったので納得しています。正直に言えば追いつけはするものの、まだ抜き切れる状況ではないというのが現状ですが、新型のさらなる可能性を感じたし、今後のテストでマシンへの理解を深めて、第2戦では表彰台、優勝を狙います」

#64 Keminth Kubo(SS600:9/7位)

「公式練習ではとてもいい結果を得ることができました。予選は、トップライダーたちがタイムを出してきたので7番手となりましたが、僕の中では想定どうりの結果だったので、前向きにレースに臨むことができました。レース1のスタートは、ミスで後退しましたが、その後も集中しペースをキープして挽回できたのですが、直前に変更したセッティングの影響でタイヤが消耗し残り2周はコントロールが難しくなって順位を落としました。レース2は7位。トップ5を目標としていたので、満足な結果ではありません。これには原因があり、例えば新型におけるクラッチの使い方を習得できていないためコーナーで膨らんでしまうなどのミスで順位を落としました。それでもタイヤマネジメントを意識したことで、後半にはタイムも安定し、最終ラップではKoyama選手(ホンダ)をかわすことができて、よい形で終わることができました。次回までには、乗り方などもう少し改善しトップ5を狙っていきます」

Yuji Saiki監督

「今年、R6が新型になり、様々な性能アップが図られました。しかし、走行・セッティング機会が少ないため、詰め切れていないこと、マイナートラブルもあったわけですが、公式練習でクボ選手がトップタイムをマークし、レース1で伊藤選手が39秒台の安定した走りを見せてくれたように、マシンのポテンシャルにも自信も持ち、ようやくスタートラインにたったという印象です。一方でチーム体制も変わり、進め方も擦り合わせが終わって物事が機能をはじめ、作業自体も軌道に乗ってきました。レース1は、Ito選手はトラブルが原因でコースアウトがあり残念な結果になりましたが、前述の通り見事な追い上げでトップを争えるライダーとマシン

のパッケージであることを証明しました。クボ選手は、レース戦略とそれに合わせてウィークを組み立てることで転倒もなく、確実なステップアップを刻みました。レース1は、直前のセッティング変更で少し終盤にペースを落としましたが、積み上げの集大成となる走りを見せました。

レース2に関しては、Ito選手が4位、Kubo選手が7位と昨日からポジションをアップしてくれました。実は、マシンにもう一つ未解決事項が残った状態でレース2には臨んでいたし、グリッドのポジションやマシンの状況を鑑みれば、十分な結果だと感じています。課題に関しては今後のテストで解決できる目処が立っているので、次戦はさらに良い状態で臨めるはず。ともに高いポテンシャルのライダーであり、次回は優勝争いを演じられると思います」

Yamaha Thailand Racing Team

#24 Decha Kraisart(SS600レース2:2位)

「レース1はトップに離されて焦り、プッシュしすぎて転倒してしまいました。そのためレース2は、シリーズチャンピオンのためにも、完走することを最優先にしながら、トップグループについていくことを目指して臨みました。走行中はミスがあり順位が前後したのですが、最後の最後で2位になれました。タイトルを目指す僕としては優勝がベストでしたが、レース1やウォームアップで転倒あった中で、この成績はとてもよかったです。次回は初のサーキットで、簡単ではないと思いますが、チームを信じているので必ずいい成績が残せると思います」

#500 Anupab Sarmoon(AP250レース1:優勝)

「優勝は2016年の最終戦以来で、今年最初の母国レースで勝てたので本当にうれしく思います。昨年はライバルの新型車に苦しめられるレースが多かったのですが、それを踏まえマシンも開発してくれ、自分も改善に務めてきました。さらにスタッフの力、チームワークなども含め今回は大きな自信を持っていました。一点、予想よりも大きなトップ集団になったことで、予想外のアクシデントなどの心配がありましたが、落ち着き集中することで自分らくし最後まで走り切ることができたのが勝因だと思います。まずは今年の目標であるチャンピオンに向け、最高のスタートとなりました」

#90 Kanatat Jaiman(AP250レース2:3位)

「まず、Yamaha Thailand Racing Teamに入ることができてとてもうれしかったのですが、さすがにこの開幕戦は緊張したし、AP250のライダーは非常にレベルが高く、レース1は自分らしい走りができませんでした。それでもレース1でライバルたちの走りを学び、それをもとに修正を加え、また走行中にも頭をフル回転させて自分の走りを調整していきました。その結果、レース2で3位を獲得できたのだと思います。次のオーストラリアは初めてのコースになります。コースを覚え、走りを磨き再び表彰台に立てるようがんばります」

Theerapong Opaskornkul, Senior General Manager of Sales & Marketing Support

「SS600は、大事なこの開幕戦のレース1でDecha選手が転倒、我々にh大きな衝撃でしたが、本人はすぐに気持ちを切り替えてレース2sで2位表彰台を獲得してくれました。Ratthapongは、チームに加入して初のレースで、マシンに慣れることからスタートしたわけですが、日々改善を遂げてすでにトップ争いができるまでになりました。実際に表彰台獲得も可能でしたし、今後の活躍が期待できます。

AP250は10台を超える混戦となり、3人のライダーにとってはとても難しいレースになったと思います。その中でレース1は、Anupab選手が冷静に、自分の持っている力を発揮して優勝したし、Peerapong選手もKanatat選手も戦えることを確認できたレースになりました。レース2は後半までライバルに上位を独占されるレースでした。その中でAnupab選手はアグレッシブに戦うこともできましたが、タイトル獲得を優先して抑えた部分もありました。この難しいレースで初のフル参戦となるKanatat選手が3位を獲得。力のあるライダーではあるのですが、目標だったトップ5にきっちりと入ってくれ、今後が期待されるレースとなりました」

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